【サンノゼ(米カリフォルニア州)2021年3月18日PR Newswire=共同通信JBN】
*IoT、モバイル、自動車SoC向けの半導体IPの有力プロバイダーであるArasan Chip Systemsは18日、MIPI C-PHY v2.0およびD-PHY 2.5仕様に準拠したMIPI C/D-PHY Combo IPコアの発売を発表
モバイルおよび自動車SoC向け半導体IPの大手プロバイダーであるArasan Chip Systemsは18日、最新のMIPI C-PHY(SM)v2.0およびMIPI D-PHY(SM)v2.5仕様に準拠するMIPI C-PHY(SM)/D-PHY(SM)Combo IPの発売を発表した。アップグレードされたMIPI C-PHY(SM)/D-PHY(SM)Combo IPは、ArasanのTotal IPTM for MIPI Imaging and Display Solutionsとして、Arasan独自のMIPI CSI-2(R)IPおよびMIPI DSI(R)IPにシームレスに統合される。この第2世代のArasanのMIPI C-PHY(SM)/D-PHY(SM)Combo IPは、FINFETテクノロジーの長所を活用して超低電力消費のために再設計された。
ArasanのMIPI C-PHY(SM)v2.0/D-PHY(SM)v2.5 Combo IPは、D-PHY(S M)モードで最大スループット24Gbpsのために6 Gsps per laneを、C-PHY(SM)モードで最大スループット41Gbpsのために6Gsps per trioを、それぞれ提供する。その他の主要な機能アップグレードは以下の通り。
*ArasanのMIPI CSI-2ないしはMIPI DSI-2(R)と使用すれば、MIPI C-PHY(SM)/D-PHY(SM)Combo IPはPRBSジェネレーターと内部ループバックを含む内蔵テスト能力を提供し、大量生産のためのコスト効率に優れたテストをサポートする。
*D-PHY(SM)向けの新しい省電力HS-Txハーフスイングモード
*スペクトラム拡散クロック搭載のオンボード・プログラマバブルPLL、デスクキューキャリブレーション搭載・非搭載、D-PHY(SM)のさまざまなオペレーティングスピードに対応したイコライゼーション、低減HS-TXスイングモードや未処理終端HS-RXモードなどのパワーマネジメント機能
*ロングチャンネルによってさまざまなアプリケーション向けのALPモードをサポートし、逆方向のMIPIリンクでの通信帯域を拡大するファーストレーンモードを実現する。ALPモードは、CSI-2(R)Unified Serial Linking機能に不可欠であり、インターフェースケーブルを削減し、より広い帯域幅を可能にする。
ArasanのMIPI C-PHY(SM)v2.0/D-PHY(SM)v2.5 Combo IPはライセンス利用ができる。利用、リードタイム、テストチップ(TSMC FINFET上の)の購入、当社のCSI-2ないしはDSI-2 IPコアでプログラムされたHDKについてはArasan販売代理店に問い合わせを。
▽Arasanについて
2005年からMIPI AssociationのメンバーであるArasan Chip Systemsは、モバイル・ストレージおよびモバイル・コネクティビティー・インターフェース向けIPの有力プロバイダーで、当社のMIPI IPを標準搭載した10億以上のチップを出荷している。Arasanの高品質、シリコン検証済みのTotal IP Solutionには、デジタルIP、AMS PHY IP、Verification IP、HDK、ソフトウエアが含まれる。ArasanはモバイルSoCをターゲットとする集中的な製品ポートフォリオを持っている。「モバイル」という用語は同社の20年の歴史の中で、90年代半ばのPDAに始まり、2000年代のスマートフォンとタブレット、さらに今日の自動車、ドローン、IoTに至るまで、動くもの全てを包含し、進化してきた。Arasanは「モバイル」SoCの中核となる規格ベースのIPによって、この「モバイル」の進化の最前線にいる。
Arasan IPを搭載した10億以上のチップが出荷されており、出荷先には半導体企業の上位10社全てが含まれている。
▽問い合わせ先
Dr. Sam Beal
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