ドバイ(アラブ首長国連邦)
2021年2月23日
/PRNewswire/ -- Expo 2020 Dubai(2020年ドバイ博覧会)の公式総合エネルギーパートナーであるENOC Groupは、Expo 2020会場で革新的に設計された未来のサービスステーションを初公開した。
この施設はExpo 2020の公式車両の補給ニーズをこの世界的イベントに先立って支えるほか、Expoが2022年3月31日に閉幕後の有形遺産となるスマート人間中心コミュニティーのDistrict 2020で一般市民向けに営業する。
ステーションは世界初のLEEDプラチナ認証を取得し、地域で初めて送電系統と接続した風力発電とアラブ首長国連邦(UAE)の国木ガフをイメージしたデザインの炭素繊維製の屋根が組み込まれている。
133層の屋根の骨組みの構築に4万3000平方メートル、37トンの炭素繊維が使われた。葉の形をしたエチレン・テトラフルオロエチレン製のクッションキャノピーは100%の紫外線遮断と防食で、3800以上のLEDモジュール照明を備えている。ステーションを支える9本の木のデザインは2万2500平方メートルの炭素繊維で作られている。283枚の太陽電池パネルは年間143メガワット時、25メートルの風力タービンは年間12.7メガワット時の電力を発電する。
ENOCのSaif Humaid Al Falasiグループ最高経営責任者(CEO)は「Reimagine Energy(エネルギー再創造)」というグループの目標を強調して「Expo 2020 Dubaiの公式総合エネルギーパートナーの役割は国際的舞台でわが産業と国家を紹介する機会を提供する。このステーションはイベントへの当社の参加を一層際立たせる。再生可能電力を利用する世界で類のないものが、燃料小売りの新時代を予告する」と語った。
ステーションは活性炭ろ過により雑排水を灌漑用に再利用し、空気中の水分子をスタッフ用の飲用水に変えるオゾン処理技術の飲用空気ユニットを備えている。機械学習、人工知能、データ解析が販売商品、給油場での行列の管理と待ち時間をカスタマイズし、カスタマージャーニーを向上させる。
車両マッピング画面の点灯が車両を給油場や入口、出口に案内する。1200万を超えるLEDチップがデジタルスクリーンで点灯する。安全強化のため、ステーションは先進的な燃料管理・測定システムを24時間の漏洩探知に利用している。
ENOCは建設工程で40万人時の作業を記録、休業災害はゼロで、健康、安全、環境のベストプラクティスを堅持するコミットメントを実証した。
Photo: https://mma.prnasia.com/media2/1442116/enoc_service_station_of_the_future.jpg?p=medium600
▽問い合わせ先
Srishti Soni
srishti.soni@bcw-global.com
+971 506473920