【新郷(中国)2021年2月5日PR Newswire=共同通信JBN】MMCF(人造セルロース繊維)のグローバルリーダーであるXinxiang Bailuは2021年2月4日、同社の炭素排出量のピークを国家目標の2030年より2年前倒しして2028年とすることを目指すと発表した。
中国中部に位置する同社はまた、炭素排出量を2035年までに40%削減し、2055年までにカーボンニュートラル(炭素中立)に達することを計画している。
Xinxiang BailuのDeshun SONGゼネラルマネジャーは「中国のカーボンニュートラル目標に対応する大手MMCFメーカーとして、われわれは世界の業界パートナーと協力し、共に気候変動に取り組んでいる」と語った。
今回の目標は、中国がグリーン成長を推進する中で発表された。中央政府は、2060年までにカーボンニュートラルを実現し、炭素排出量を2030年までにピークにすることは最近の第75回国連総会で発表された中国の2つの重要な目標であると強調している。
その目標を達成するために、Xinxiang Bailuは生産時の炭素排出量を削減する気候行動計画を実行する予定で、これはパリ協定およびCNTAC(China National Textile and Apparel Council、中国国家繊維・アパレル評議会)のClimate Stewardship 2030に沿ったものである。この計画にはまた、上場企業として定期的に炭素情報を開示し、2022年までにゼロカーボンMMCF製品を開発し、CNTAC LCA Working Groupの支援の下にサプライチェーンにおける顧客へのカーボンフットプリントを削減することが含まれている。
今回の発表について、環境保護団体2050のLaila PETRIE最高経営責任者(CEO)は、ますます多くの中国の繊維企業が気候対策に参加するのを見ることができて喜んでいると述べ、この新たな道筋に対してXinxiang Bailuに祝意を表した。同氏は、真の脱炭素化を達成する製造企業は世界の繊維バリューチェーンにおけるクライメートトランジション(気候移行)の効果的な推進力となろうと語った。
CV(Collaboration for Sustainable Development of Viscose、ビスコースの持続可能な開発のためのコラボレーション)のZHANG Zixin事務局長は「CVのメンバーがフォロワーではなくリーダーとなっていることを喜ばしく思う。Xinxiang Bailuの取り組みはCVメンバー、そしてセルロース業界全体にとっても模範的な役割を実証している」と述べた。
Xinxiang BailuのSONG氏も「Covid-19パンデミックからわれわれが学んだことは、共通の危機に直面した時、誰も単独で立ち向かうことはできないが、われわれの業界は気候のために単独で立ち向かうよりも、より集団的に行動することができるということだ」と語った。同社は、CNTAC SDGチーム、CV、および他の主要パートナーと協力し、Xinxiang Bailuの将来のカーボンニュートラルを保証する気候行動タスクフォースを創設する。
ソース:Xinxiang Bailu