Parallel WirelessがインドネシアでTIPのOpenRANコミュニティー・ラボを支援する初のベンダーに

ナシュア（米ニューハンプシャー州）, 2021年2月2日 ＊インドネシアでTelkomsel、Indosat Ooredoo、XL Axiata、SmartfrenのOpen RAN展開を支援する最も成熟した2G 3G 4G Open RAN

/PRNewswire/ -- 米国を拠点に、地方と都市のコネクティビティー向けで世界唯一の2G 3G 4G 5G O-RAN準拠のオープン仕様の無線アクセスネットワーク（Open RAN）マクロソリューションを提供している大手Open RAN企業Parallel Wireless, Inc.は3日、同社が、テレコム・インフラ・プロジェクト（Telecom Infra Project、TIP）がインドネシアで新たに立ち上げたコミュニティー・ラボでOpen RAN計画を支援する初のOpen RANソフトウエアベンダーになったと発表した。

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インドネシアでは携帯電話がインターネットへのアクセスに使用されるメインツールであるため、携帯電話の普及率は2005年の20％から現在は80％を超えている。加入者のデータ需要は急増しているが、増えたデータ消費に対する顧客の支払い能力は限られている。その結果、国内の移動体通信事業者（MNO）に対するGB当たりのコスト削減圧力は、かつてなく強まっている。

インドネシアのモバイル事業者は、ネットワークの信頼性と質の高いエクスペリエンスをはるかに低い展開コストで提供するため、ハードウエアをコモディティー化するOpen RAN、ベンダーロックインを回避するRANインターフェースの開放、ソフトウエアとハードウエアの適切な組み合わせ、ソフトウエア機能の導入といった新たなアーキテクチャーを模索している。

東南アジアで最もデジタル化の進んだ国の1つになるというインドネシア政府の目標に沿って、TIPのコミュニティー・ラボは、インドネシアのモバイル事業者が今後も、この地域の通信エコシステム、イノベーション、および業界の将来を形作り、現在の4G、将来の5Gにまたがる多様な顧客ベースをより適切にサポートしていけるよう、各事業者の購買力アップに活用できるOpenRANベースの技術の試験と使用を支援していく。

コミュニティー・ラボが描くOpen RAN展開の新たなエコシステムは、以下の通り。

＊域内でのOpen RAN展開のための試用・検証の取り組みはTIPが主導する。

＊ソリューションの展開準備のためのエンジニアリングリソースはテレコム大学（Telkom University）が提供する。

＊インドネシア通信・情報省は、より多くの人々をOpenRANにつなげる手段であるこの取り組みを支援する。

＊域内の4大モバイル事業者（Telkomsel、Indosat Ooredoo、XL Axiata、Smartfren）は、はるかに低いコストでカバーできるOpen RANソリューションのライブネットワークの本格展開計画を念頭に、ラボでParallel WirelessのOpen RANソリューションを試用する。

＊システム統合の専門知識はAMDOCSが提供する。

＊Parallel Wirelessには、全G対応（ALL G）Open RANソフトウエア・イノベーションと、過去6年以上にわたり6大陸でOpen RANを展開、最も成熟したOpenRAN無線・サーバーエコシステムを実現してきた専門知識がある。Parallel Wirelessの支援は、インドネシア国内のOpen RANエコシステム構築のための研修プログラム提供という形でも提供される。

TIPは、展開コストを削減し、ベンダーロックインを回避するために業界のイノベーションを推進しているOpen RANの主要推進団体である。

Parallel Wirelessの全G対応クラウドネイティブO-RANベース・ソリューションは、以下の点で世界中の通信事業者にとって非常に強力なパフォーマンス、サービス品質、コスト上のメリットがある。

＊最も成熟したOpen RAN RRUエコシステム。5Gにアップグレード可能なソフトウエアで、3GPPに準拠した様々なRANスプリットをサポートできる。

＊エンドカスタマーにスケーラブルな容量を提供するCOTSベースのvBBU。

＊最も成熟した2G 3G 4G Open RANソフトウエアプラットフォーム。RANをバーチャル化し、簡素化、自動化、完全バーチャル化を通じてコストを低減する。さらに、シームレスモビリティー、ローカルブレークアウト、低価格を実現、エンドカスタマーに最高の加入者体験を提供。

3日の発表は、OpenRAN技術を世界中で試用、展開していくTIPの継続的な取り組みの一環である。この世界的な取り組みには、PlugFests、リファレンスデザインの開発、4年以上にわたる試用と展開の実施が含まれる。

▽賛辞

TIPのAttilio Zaniエグゼクティブディレクターは「インドネシアのTIPコミュニティー・ラボは、TIPの協調的取り組みの好例だ。TIPは、Parallel Wirelessのような業界をリードする様々な企業や組織と政策立案者、大学を糾合し、全ての利害関係者にメリットのある、新しい細分化された相互運用可能な標準仕様ベースのソリューションの開発を加速している。東南アジア初のコミュニティー・ラボをParallel Wirelessにサポートしてもらえてうれしい」と語った。

Parallel WirelessのKeith Johnson最高執行責任者は「電気通信業界は、展開、保守コスト削減のため、オープンで柔軟なネットワークを求めている。TIPと協力し、オープンインターフェースとO-RAN標準仕様ベースの細分化されたRANソリューションのオープンエコシステムを実現し、インドネシアのTIPコミュニティー・ラボに、域内トップのモバイル事業者向けOpen RANを提供する初のOpen RANベンダーになれたのは光栄だ」と語った。

▽Parallel Wirelessについて

Parallel Wirelessは、ソフトウエアには世界が驚くようなチャンスをもたらす力があると信じている。当社は、ワイヤレスネットワークの構築、運用方法を根底から覆している。当社は、顧客の導入経済性を変えるため、ハードウエア、ソフトウエア、クラウドの連携の仕方を再検討している。当社の全G対応O-RANソフトウエアプラットフォームは、オープンで安全かつインテリジェントなRANアーキテクチャーを形成、全ての人が好きな時、場所、方法で接続できる無線コネクティビティーを提供する。当社は50を超えるグローバルMNOと関係があり、74を超える業界賞を受賞している。当社の事業の中心にいるのは、イノベーション、コラボレーション、開放性、顧客の成功を重視する再検討者（Reimaginers）チームである。詳細については、www.parallelwireless.com アクセスし、以下でParallel Wirelessのフォローを。

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▽テレコム・インフラ・プロジェクトについて

テレコム・インフラ・プロジェクト（Telecom Infra Project、TIP）は、世界のコネクティビティーを向上させるインフラ・ソリューションを推進している世界中の企業や組織の団体である。世界の人口の半分はまだインターネットに接続されておらず、インターネットに接続している人も、コネクティビティーが十分でないことが多い。これは、インターネットがもたらす多くの消費者メリット、商業的メリットへのアクセスを制限し、それが世界中のGDPの成長に影響を与えている。しかし、現在のソリューションには柔軟性がなく、テクノロジープロバイダーの選択肢が限られていることが事態をさらに悪くしており、事業者がネットワークを効率的に構築したりアップグレードするのは困難である。2016年に設立されたTIPは、サービスプロバイダーやテクノロジーパートナーから、システムインテグレーターやその他のコネクティビティー利害関係者まで、数百の企業を含む多様なメンバーが参加する団体である。われわれは協力して、現在、そして今後数十年にわたって、世界が必要とする質の高いコネクティビティーを提供するオープンで細分化された標準仕様ベースのソリューションを開発、試験、展開している。詳細については、www.telecominfraproject.com を参照。