【シンガポール2021年2月2日PR Newswire=共同通信JBN】海事デジタルソリューションの大手プロバイダーであるAlpha Ori Technologies(AOT)と中東の著名な海事サービスプロバイダーの1つであるBahri Ship Management(BSM)は、Bahriのフリートの40隻にSMARTShip(TM)プラットフォームを展開する契約を締結した。
Alpha OriのIoTプラットフォームであるSMARTShipは、インテリジェントなアラート、高度な分析および知見をリアルタイムで提供する最先端のコンピューティングおよびAI(人工知能)対応のアプリケーションとして知られている。このプラットフォームは、船舶のあらゆる機器-ナビゲーション(航法)、貨物、エンジンの制御システム-を接続することにより、「ライブ接続」エクスペリエンスを提供する。機器からAOTのクラウドに直接に30秒間隔で流れる3Kから5Kのデータポイントにより、SMARTShipは機械学習アルゴリズムを使用して船舶管理、燃料節約、予知保全にAIのパワーをもたらす。
SMARTShipのウェブおよびモバイルインターフェースにより、船舶オペレーター(運航者)は、カスタマイズ可能なリポーティング、地理的位置情報ベースの警報システム、用船契約ダッシュボード、遠隔モニタリングおよび点検などの多様な使いやすいアプリケーションを使用して、安全性および持続可能性の目標を達成することができる。
AOTのBala Sankaran共同最高経営責任者(Co-CEO)は「創立以来、Alpha Oriの取り組みは、安全で持続可能なソリューションを提供し、船舶の実績とコスト削減を最適化し、問題点を削減することにより海運業界のデジタルロードマップを強化することであった。SMARTShipにより、AOTは顧客との約束を実行しており、われわれはBahriが今回の提携から利益を得ることを確信している」と述べた。
業界の船主や船舶運航者に多様な利益をもたらすSMARTShipは、市場で広く認められている。Bahriとの契約は、同社のVLCC(大型原油タンカー)の1つに関する3カ月間にわたる裁判が無事完了(勝訴)した後に締結された。
▽Bahri Shippingについて
Bahri Ship Managementは中東における統合船舶管理ソリューションのパイオニアである。サウジアラビアの国営海運会社として位置付けられている同社は、大型原油タンカー(VLCC)の世界最大の所有者および運航者であり、中東で最大のケミカルタンカー所有者である(Middle East )
▽Alpha Oriについて
2017年に設立されたAOTの使命は、船舶とそれに関連する物流バリューチェーン全体を変革し、「デジタル」企業として運営することである。同社のAI対応アプリケーションを搭載したデジタルプラットフォームであるSMARTShip(TM)は、海運業界で大成功を収めている製品であり、燃料節約、予知保全、船体効率などを可能にすることで知られている。