【広州(中国)2021年1月28日PR Newswire=共同通信JBN】
*新バッテリー搭載の車種、Aion Vの生産を9月に開始
新エネルギーを採用した自動車は、世界中で低炭素の旅行において重要なソリューションである。しかし電気自動車の開発と幅広い使用は、バッテリー技術が原因で常に制限されてきた。近年、優れた電気伝導性を持つ新素材のグラフェンはバッテリー技術の重要なブレークスルーになっている。
GAC Groupはこのほど、バッテリー技術での大きな成果を発表した。グラフェンをベースにした超高速充電バッテリーが飛躍的な進歩を遂げ、そして今では実際に車を使用しての試験段階に入っている。このバッテリーを初めて搭載する車種であるAion Vは冬季試験を実施しており、今年の9月に大量生産に入る初期スケジュールが組まれている。
当初、グラフェンの価格はグラム当たり最大で数百ドルだったことから「黒い金」と呼ばれた。7月に開催された「2020 GAC Tech Day(2020年GACテックデー)」で、GAC Groupは独自の知的所有権を持ち、グラフェンの高コスト問題を解決する同社の3DG(3次元グラフェン)生産技術を実演した。このシンプルで安定的かつ効率的な生産方法は、従来の方法に比べてコストを僅か10分の1に抑える。
GAC Groupはグラフェンの低コストで大規模な生産を達成した後、それを下流部で使用する際のアプリケーションでも大きなブレークスルーを成し遂げた。その中で電気自動車産業を最も引き付けたのは、グラフェンをベースにした超高速充電バッテリー技術である。このグラフェンベース・バッテリーは600Aハイパワー充電器との組み合わせで6C高速充電容量を備え、8分で容量の80%を再充電できる。このバッテリーは最も厳格な安全性試験であるバッテリー出力電圧試験にも合格して最高基準の品質と信頼性を備えている。
このグラフェンベースのバッテリー技術は業界をリードするものだ。充電時間を大幅に短縮すると共にバッテリー寿命を大きく伸ばし、現在の純粋な電気自動車の「解決が困難な問題」を解決する。このバッテリー技術が実験室を出て、現実世界で生産できるようになったのは良い知らせである。グラフェンベースのバッテリーを搭載する初の車種、Aion Vが大量生産の試験段階に入った。
先端テクノロジー分野におけるGAC Groupの戦略的な計画と先を見越したアプローチは、その独自ブランドであるGAC MOTORの世界的な拡大と発展に強力なサポートになるだろう。同グループが持つ多数の革新的技術は、GAC MOTORが消費者のための高品質でハイテク、そして楽しいドライブ体験の創出を続けることに寄与するだろう。