【オタワ(カナダ・オンタリオ州)2021年1月27日PR Newswire=共同通信JBN】
*クロンダイクの金発見はファイブナイン純金でたたえられ、ウクライナ工芸のピサンキは卵型コインに輝く
カナダ造幣局(Royal Canadian Mint)は、カナダ史の重要な章を刻み、地元のイノベーションを照らし出す新しい金貨2種を発行した。造幣局の1オンス99.999% 純金地金コイン最新作は、有名なクロンダイクのゴールドラッシュ125周年にささげる新シリーズの皮切りであり、ウクライナのイースターエッグにヒントを得た最新コレクターコインは、永遠の春再来を祝福する綿密な彫刻デザインが施されている。
▽2021 $200 1 oz. 99.999% Pure Gold Coin - Klondike Gold Rush: Panning for Gold
1896年8月、Keish(愛称Skookum Jim Mason)とおいのKaa Goox(Dawson Charlie)、Shaaw Tlaa(Kate Carmack)と夫のGeorge Carmackはカナダ・ユーコン地方のラビット(ボナンザ)クリークで金塊を発見した。この驚くべき発見をきっかけに3年間、極北の荒野に富を求める採掘者が殺到した。それがもたらした採掘ブームによって、カナダは主要な金生産国として注目され、ユーコンの準州格上げに拍車を掛けた。さらにカナダ造幣局のオタワ施設と世界トップ級の金精製所の開設ももたらした。
ゴールドラッシュはまた、現地の環境とクロンダイク地区の先住民社会に壊滅的影響を及ぼした。彼らは強制退去させられ、伝統的な生活様式はむしばまれた。カナダが今なお取り組んでいる"遺産"である。
コインの裏面はベテランのコインデザイナー、Steve Hepburn氏の図柄である。選鉱鍋を持つ採鉱者の手のイラストは、最も永続的なゴールドラッシュのシンボルの1つである。鍋の中の砂利、貴重な金粒をえり分ける水のきらめきが極めて精密に彫られている。コインのセキュリティーマークに鍋から注がれる水も、この場面に命を吹き込んでいる。コインには造幣局の地金コイン全体に特徴的な放射状の線、発行年対応の数字「21」を示すメイプルリーフマークのマイクロ刻印も施されている。金貨はクレジットカード型パッケージで提供され、造幣局の主任検定分析官が署名した純度証明書などが収納されている。
▽2021 $250 Pure Gold Pysanka Coin
ウクライナ系カナダ人は300万人を超えており、「書く」を意味する動詞「pysaty」に由来する旧来の民俗伝統ピサンキ(pysanka)は、カナダ西部とオンタリオ、ケベックおよび沿海州の一部で今も盛んに行われている。それは、ろうけつ染め技法の複雑なデザイン、パターンで卵を飾る春の儀式である。可能なモチーフは何千もあるが、幾何学や植物のデザインがよく使われる。
この卵型コインは約2トロイオンスの99.99%純金でつくられ、カナダ人アーティストDave Melnychuk氏のピサンキ模様が用いられている。おんどりの中心モチーフはよく知られた多産と目覚めの象徴であり、尾を飾る美しいヒマワリの花弁8枚の数字は永遠と均衡の象徴である。おんどりは幸運と成長を表す日差しのエターナルバンド(bezkonechnyk)に囲まれ、複雑なピサンキ要素はそれぞれ精密に彫刻されている。表面はSusanna Blunt氏デザインのエリザベス女王の肖像である。
これらの新コインの画像は以下を参照。
▽カナダ造幣局について
カナダ造幣局(Royal Canadian Mint)はカナダで流通するコインの鋳造、流通に責任を持つ国営企業で、完全一体型貴金属のサービスを提供している。造幣局は世界最大で最も多様な造幣局の1つであり、幅広い特殊な高品質コイン鋳造商品とそれに関連するサービスを国際規模で提供している。造幣局とその商品、サービスの詳細はwww.mint.ca を参照。また、Twitter(Twitter )、Facebook(Facebook )、Instagram(Instagram )で造幣局のフォローを。
▽問い合わせ先: Alex Reeves, Senior Manager, Public Affairs, Telephone: +1 613-884-6370, reeves@mint.ca