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ハルビンは観光業成長のために氷と雪を活用

Information Office of the Municipal Government of Harbin
2021-01-18 14:19 1800

【ハルビン(中国)2021年1月18日PR Newswire=共同通信JBN】第33回Harbin Sun Island International Snow Sculpture Art Exposition(ハルビン太陽の島国際雪像美術展)がこのほど、中国北東部黒竜江省の首都ハルビンで開幕した。100近い氷の彫刻と、氷の滑り台のような様々な娯楽施設が訪問客に芸術と自然との忘れられない出会いを提供する。

 

過去数年間、氷の街とも呼ばれるハルビンは、開発のために独自の「氷結」資源を活用し、氷と雪の経済の活気ある成長を経験した。統計によると、最近3日間の新年休暇の間、市内11の主要な観光名所に53万人の観光客が訪れた。

黒竜江省は半年もの間が雪の季節である。その並外れた気候条件のおかげで、ハルビンは Harbin International Ice and Snow Festival(ハルビン国際氷雪祭り)やHarbin Sun Island International Snow Sculpture Art Expositionのような国際的に高く評価されている多くの氷雪イベントを主催している。またYabuli Skiing Town(ヤブリスキータウン)、China Snow Town(チャイナスノータウン)、Beiji(North Pole)Village(北極村)など一流のウィンターリゾートもある。Harbin International Ice and Snow Festivalは4つの世界主要氷雪イベントの1つとして浮上した。そしてHarbin Sun Island International Snow Sculpture Art Expositionは中国最大で、かつ最も多くの参加者が集う氷の彫刻博覧会だ。

国際的には、一人当たりGDPが8000米ドルを超えると、経済は氷雪産業の発展を支えることができると一般に信じられている。したがって、氷と雪のスポーツは「貴族のゲーム」と見なされている。中国はプロのウィンタースポーツでは先進国に遅れをとっているかもしれないが、ハルビンには氷と雪のスポーツのための強固なファン層が存在するのを長い間見てきた。ハルビンは、中国の氷のランタンアート、雪の彫刻、氷と雪の文化の土台として、1963年初めに中国で最初の氷のランタンの祭典を開催した。1985年には中国ではこの種のものとしては初めてとなるHarbin International Ice and Snow Festivalを主催した。

さらに、ハルビンでは専門的なウィンタースポーツイベントも多数開催されてきた。その中には、1996年の第3回冬季アジア大会、2009年冬季ユニバーシアード、FISスノーボードハーフパイプ・ワールドカップ、2016年スノーボード世界選手権、そして5つの全国冬季大会がある。

China Tourism Academy(中国観光アカデミー)が発表した中国の氷と雪の観光開発に関する2021年の報告書は、高品質の観光商品とサービスへの観光客の需要と有用性を考えると、2020-21年雪の季節に氷と雪の観光地に2億3000万人の観光客を呼び込み、計3900億元(600億米ドル)以上の観光収入を目の当たりにすると見積もっている。

氷と雪の観光開発の利点を考え、ハルビンは自らを冬期休暇の主要観光目的地にするという目標を設定した。ハルビン市のWang Zhaoli党書記は、ハルビンは今後5年間で、氷と雪の資源の可能性を活用し、協力を拡大し、より質の高い氷と雪の経済を強化していくと述べた。

ソース:Information Office of the Municipal Government of Harbin

ソース: Information Office of the Municipal Government of Harbin