【アマーシャム(英国)2021年1月14日PR Newswire=共同通信JBN】
グローバルなライフサイエンスリーダーCytiva(サイティバ)は、新たなKUBio(キュビオ)の引き渡しを成功裏に完了した。今回の引き渡し先は、中国の広州バイオパークにあるグローバルヘルスケア・ソリューションプロバイダーのロンザ(Lonza)である。この生産性の高いモジュール式バイオ医薬品製造施設は、革新的な医薬品を開発している中国企業ならびに、中国で製造する必要のある多国籍企業にプロセス開発や製造を提供する。
1万7000平米の敷地内には6500平米のラボスペースと1つのモジュール式施設KUBioがあり、mAbやその他の複合タンパク質など、中国内外、さらに世界の他の地域向けのバイオ医薬品市場ニーズに対応するため早急に必要とされる抗体開発サービスと製造の迅速な立ち上げを可能にする。
中国のバイオ医薬品部門の成長は、特にこの数年、世界の成長を上回っている。推定によれば、中国のバイオ医薬品市場は、2012年の100億米ドル弱から2020年の450億米ドル超まで急拡大した。(注1)
ロンザのStefan Stoffel最高執行責任者(COO)は「Cytivaチームは、この重要施設の提供で素晴らしい敏捷性とスピードを発揮してくれた。KUBioとFlexFactoryのシングルユースプラットフォームが稼働準備を完了し、ロンザは、現在の環境下で革新的な治療法に対する大きな需要に応えることが現在、そして将来的にできるようになった」と語った。
CytivaのOlivier Loeillot副社長は「mAbやその他の主要なバイオ医薬品のニーズの高まりと共に急成長している業界で、この施設はモジュール式製造とシングルユース技術の組み合わせの強みを発揮する。KUBioとFlexFactoryは、革新的な治療法を、必要とする患者に迅速に届けてくれる」と語った。
広州バイオパークの現場では、建設や建築資材の供給がCOVID-19のパンデミックによるロックダウンや移動制限の影響を受けることもあった。それでも、プロジェクト全体は想定した期間内に完了した。
これは、ロンザにとって中国国内初のバイオ医薬品製造施設である。ロンザは、CytivaのKUBioモジュール式施設とシングルユース機器を組み合わせ、細胞株培養、プロセス開発など自社のプラットフォームや開発専門知識と一体化させた医薬品等の製造管理および品質管理に関する基準(GMP)に準拠した同社の製造をサポートしていく。設計に柔軟性があるため、必要に応じた生産のスケールアップが効率的に行える。
広州バイオパークには、Cytivaが同様にソリューションを提供したBeiGeneとAkesobioの製造施設もある。Cytivaは、77のKUBioおよびFlexFactoryソリューションを世界中の顧客に提供してきた。
詳細については、以下を参照。
KUBioについて読む(About KUBio )
広州のロンザの施設建設の動画(Animation of Lonza site construction in Guangzhou )
CytivaがBeiGeneに提供したソリューションについて見る(About the solution Cytiva provided for BeiGene )
ロンザの過去の発表を読む(previous announcement with Lonza )
▽Cytivaについて
Cytiva(サイティバ)は、40カ国に7000人以上の従業員を擁し、治療法の進歩と加速に力を注いでいるグローバルなライフサイエンスリーダーである。Cytivaは、規模や領域が異なる顧客の信頼できるパートナーとして、研究・製造ワークフローにスピード、効率、機能をもたらし、患者向けの革新的医薬品の開発、製造、納入を可能にしている。
(注1)ソース:https://www.pharmamanufacturing.com/articles/2019/chinas-biopharma-growth/
Photo - https://mma.prnasia.com/media2/1420130/lonzagzexterior.jpg?p=medium600
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