【ロンドン2021年1月12日PR Newswire=共同通信JBN】
*MillbrookでのDense AirのHyper Denseネットワークのための主要なアップグレード計画
英国のデジタル・文化・メディア・スポーツ省(DCMS)の5Gテストベッドと試行プロジェクトAutoAirによって創設されたMillbrookのコネクテッド5Gテストベッド(https://www.millbrook.co.uk/services/connected-and-autonomous-vehicle-testing/5g-and-connectivity-testing/ )のニュートラルホストのオペレーターであるDense Airは、超高密度で高性能の4G/5Gネットワークの主要なアップグレードを発表した。このネットワークは欧州最初の、また最大のスタンドアローン5Gニュートラルホストネットワークの1つになる。コネクテッドおよび自律型車両(CAV)デベロッパーは、低遅延接続、ネットワークスライシングなど最新のテクノロジーと、主要な輸出市場で利用可能な、より高度なネットワーク内で車両試験を行う機会へのアクセスが可能となる。
Photo - https://mma.prnasia.com/media2/1418570/5g_autoair_network.jpg?p=medium600
これらの強化されたネットワークテクノロジーは、ベッドフォードシャーにあるMillbrookの700エーカーの独立したテスト施設に2021年早期に導入される。広範なテストトラック(https://www.millbrook.co.uk/services/proving-grounds/tracks-and-facilities/test-tracks-at-millbrook-proving-ground/ )と研究所に加え、MillbrookにはCAM Testbed UKの一環である英国政府管理のコネクテッドおよび自律型車両の都市テストベッドがある。
このAutoAirネットワークはAirspan Networksの製品スイートを幅広く活用し、商用グレードのOpen RAN、ディスアグリゲーション型RAN、およびクラウドネーティブ5GCベースの3GPP 5G SA(スタンドアローン)テクノロジーに移行されつつある。この展開は英国政府のサプライチェーン多様性イニシアチブをサポートし、オープンソースプラットフォーム内の無線アクセスユニットの供給を民主化しようとする新しいO-RAN標準に準拠している。
ネットワークは、先駆的な共有アクセスライセンスの下で4Gバンド40(2.3 GHz)、4Gバンド3(1.8 GHz)および5Gバンドn77(3.8 & 4.2 GHz)のスペクトルで動作する。これにより、プライベートネットワークはテストと開発のために独自の無線スペクトル割り当てを使用できるようになると同時に、モバイルネットワーク事業者からのパブリックアクセスもサポートする。n77バンドは日本で既に商用運用されているものと同じで、現在米国で連邦通信委員会(FCC)がオークションを実施している。これは、ユーザーが日本と米国に車両を輸出する前に、最新のネットワーク周波数を利用して英国内でCAVをテストできることを意味する。
スタンドアローン5Gによって、最新の3GPPリリースの全機能はMillbrook Proving Ground(Millbrook性能試験場)(https://www.millbrook.co.uk/services/proving-grounds/tracks-and-facilities/test-tracks-at-millbrook-proving-ground/ )を広くカバーする安全なプライベートオペレーティング環境で実現される。これにより、超高信頼低遅延(URLLC)、多数同時接続(mMTC)およびネットワークスライシング機能が英国で初めて実際の試験場に導入される。それぞれがテクノロジーランドスケープに重要な価値を与える。URLLCの使用により、3ミリ秒の低遅延が発生する可能性があり、mMTCは、1平方キロメートル当たりで以前より遥かに多数のデバイスを接続できる可能性がある。ネットワークスライシングは、本質的には、各ネットワークサービスにネットワークの専用部分を提供し、個別ローカライゼーション、エッジコンピューティング、クラウドアクセスを容易にする。これは高速道路に自分専用の車線があり、運転するものに応じて拡張したり収縮したりできるようなものだ!
Paul Senior最高経営責任者(CEO)は「Millbrookとの提携はますます強力になり、Airspan Networksの最新、最先端の3GPP 5G SAオープンRANテクノロジーへの主要なアップグレードを発表することは非常に喜ばしい。DCMSのAutoAir 5Gプロジェクトの主目標の1つは、われわれが構築するネットワークが持続可能であり、Millbrookと英国のCAVエコシステムに永続的なレガシーを提供するよう担保することだった。n77バンドを利用する3GPP 5Gスタンドアローンインフラストラクチャーの敷設は、予約可能かつアクセス可能な研究施設内で自動車と通信の双方のエコシステムを支援するユニークな試験と開発機会を創出する」と述べた。
MillbrookのConnor McCormack社長は「このアップグレードは機能面の極めて大きな前進であり、5Gテストベッドに最新テクノロジーをもたらしている。当社の安全な運用環境の中で顧客に広範なメリットをもたらし、当社のテストベッドを長期的な将来にわたり有効なものにする。AutoAirコンソーシアムの一部であることは誇りであり、この最先端技術の実装を楽しみにしている」と語った。
Airspan NetworksのEric Stonestrom最高経営責任者は「当社のDCMSが資金を拠出するAutoAirプロジェクトとの長期にわたる関係を継続することができてうれしい。AirspanのOpenRANGEエンドツーエンドSub-6 GHzソリューションを利用した5Gアップグレードは、オープンRANテクノロジーを活用し英国のイノベーションを強化していることの更なる証である」と述べた。
当社が人々を新時代に導く方法については、info@denseair.net からDense Airのチームに連絡するか、info@millbrook.co.uk からMillbrookに問い合わせを。
▽Dense Airについて
Dense Airの本社は英国にあり、アイルランド、ベルギー、ポルトガル、ニュージーランド、オーストラリアでスペクトル資産を持つ。Dense Airは、独自の「キャリアーの中のキャリアー」というニュートラルホスト・スモールセルサービスを提供し、既存のいかなる4Gまたは5Gモバイルキャリアーまたはサービスプロバイダーに対してもコスト効率の良い高密度化を提供する。Dense Air New Zealandは、本社を構えるオークランドで運用商用サービスを運営している。
▽Airspanについて
Airspanは米国に本拠を置き、複数の受賞歴のある4Gと5Gのエンドツーエンドの完全仮想化クラウドネイティブオープンRANハードウェアおよびソフトウェアのベンダーである。20年以上の経験と、世界中の最先端のTier 1ネットワーク、非公共ネットワーク、垂直アプリケーションに導入された100万個近くのセルを誇っている。Airspanの屋内および屋外、マクロおよび低出力基地局の広範な製品ポートフォリオとオープンvRANソフトウェアソリューションは、O-RAN および3GPP仕様に基づくmmWave、Sub 6GHz、Massive MIMO、オープンV-RANのアーキテクチャーなどの新技術、ならびにWi-Fi 6を利用するPTP/PTMPアプリケーション向けの業界をリードする固定無線アクセスとバックホールのポートフォリオを最大限に活用するための完璧なツールキットを創出する。
詳細な情報は、www.airspan.com を参照。
▽Millbrookについて
Millbrookは自動車、輸送、タイヤ、石油化学、防衛産業の顧客に車両試験と検証のサービスとシステムを提供している。Millbrookは独立した公平な立場で全ての業務を行っている。
英国、米国、フィンランド北部に全ての車両、タイヤ、および部品用の一連のテスト施設を有する。これらには、さまざまな屋内外のテストトラック、エンジンダイナモメータ、環境室、eモーターとeアクスルのテストセル、車載式排出ガス測定システム(PEMS)、構造テスト実験場、最新鋭のServoSledを備えた衝突安全実験場、内装システム実験場、バッテリー試験施設、高度な排出ガスシャシダイナモメータが含まれる。
Millbrookは、ダイナモメータテストシステムと関連するデータ取得および管理システムの設計、構築、設置、保守点検を行っている。
Millbrookの社員は、安全性、顧客サービス、卓越した技術に情熱を傾けており、明日の車両の開発と発売のすべての段階において理想的なパートナーである。
2020年12月、Millbrookとフランスの自動車試験グループUTAC CERAMは、車両試験、認証、自律型、コネクテッドおよび電気自動車向けの新技術において市場をリードするグループを形成するために事業を統合することで合意した。この統合は2021年第1四半期に完了する見通しで、通常の規制認可の対象である。