ドバイ(アラブ首長国連邦), 2020年12月11日 /PRNewswire/ -- 国連開発計画(UNDP)とMohammed bin Rashid Al Maktoum Knowledge Foundation(ムハンマド・ビン・ラシド・マクトム・ナレッジ財団、MBRF)はドバイで開催された会議で、Global Knowledge Index(GKI)の2020年の結果を公表、世界に発信した。
MBRFのJamal bin Huwaireb最高経営責任者(CEO)は「Global Knowledge Indexは多年にわたり、現代の人間生活の全側面に複雑に関係する広い概念としてのナレッジを各国が測定する効果的な手段を形成してきた」と述べ「特に、ナレッジ経済が混乱時に人々の暮らしを支えることができたCOVID-19大流行後にナレッジが果たす決定的な役割」を強調した。
UNDP Knowledge Project最高技術顧問のHany Torky博士は「このIndexは学際的な中核チームと諮問委員会が実施する参加型の手法を用いる。138カ国を対象に199の指標を利用する。96の指標は国際的ソースのオリジナル、103は専門家が開発したもので、同様の試みで十分に考慮されることの少ない要素や尺度を考慮に入れる」と説明した。
GKI 2020は多様な分野にわたって機会やリスクに関して政策立案者に注意喚起し、ナレッジを強いナレッジ経済確立の主要な要素として支援し、推進する前向きの戦略の形成を後押しすることを目指している。
GKI 2020では、スイスが4年連続の1位、米国とフィンランドが続いた。スウェーデンとオランダが世界の上位5カ国に入り、それぞれ4、5位だった。
アラブ首長国連邦(UAE)は20位以内を維持し、3段階上昇の15位で、全アラブ諸国のトップ。経済のレベルでは4年連続で世界の2位を確保した。
Indexの結果は、世界各国が研究・開発・革新にもっと投資しなければならないことを示している。この分野の世界平均はIndexを構成する各分野で最低である。Indexは大学以前の教育、技術・職業教育と訓練、高等教育、研究・開発・革新、情報・通信技術、経済、全般的な実現環境の7分野のナレッジを測定している。
UNDPとMBRFは今年版のGlobal Knowledge Indexをこの困難で例外的な時期に公表することに決めた。両機関はアラブ地域とその他の持続可能な開発の達成にナレッジの力を利用し、貢献する約束を継続する。
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