【モントリオール2020年12月9日PR Newswire＝共同通信JBN】Hydro-Quebecは約90MWの能力を持つ電解槽施設を建設すると発表した。環境に優しい水素を生産する世界最強の電解槽の1つとなる。この施設はRecyclage Carbone Varennes（RCV）プラントプロジェクトに環境に優しい水素と酸素を供給する。このプロジェクトはリサイクルできない廃棄物をバイオ燃料に変換し、埋め立てへの代替策を提供する
カナダ・ケベック州モントリオール近郊のバレンヌに建設される水電解プラントは、単一株主となるHydro-Quebecから約2億ドルの投資を要する。このプラントは年間約1万1100トンの水素と8万8000トンの酸素を生産する。生産される水素は、推定6億8000万ドルの工費で隣接地に建設されるRCVバイオ燃料プラントで気化触媒として使用される。
Hydro-QuebecのSophie Brochu社長兼最高経営責任者（CEO）は「合計3万6700MWに上る当社の60超の水力発電所群のおかげで、Hydro-Quebecが生み出す電力は99％以上クリーンである。これによりケベックは環境に優しい水素の生産で主導的な役割を果たす重要な位置に置かれている」と語った。
Hydro-Quebecは、ケベックで水素分野を開発するその他のプロジェクトにも関心を持っており、こうしたプロジェクトに寄与したいと考えている企業から意見を聞きたいと思っている。
▽Hydro-Quebecについて
Hydro-Quebecは電力を生産し、送り、分配している。カナダで最大の発電業者であり、世界で最大の水力発電業者の1つにランクされている。その単一の株主はケベック政府である。総体でInstitut de recherche d'Hydro-Quebec（IREQ、Hydro-Quebec研究所）と呼ばれる同社の研究施設は、エネルギー貯蔵を含むエネルギー関連分野の研究・開発を行っている。Hydro-Quebecは年間1億ドル以上を研究に投資している。詳細は www.hydroquebec.com を参照。
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ソース：Hydro-Quebec
