【シンガポール2020年11月30日PR Newswire】シンガポールを拠点とするフィンテック企業Lightnet Pte. Ltd.(Lightnet Group)は、Siam Commercial Bank(SCB)と提携したと発表した。この提携により、タイのすべての銀行口座と、タイ政府出資の銀行間即時資金送金を可能にした「PromptPay」の登録者全員が送金サービスを利用できるようになる。
左から右へ。Lightnet GroupのTridbodi Arunanondchai最高経営責任者(CEO)兼副会長、SCBのSrihanath Lamsam決済戦略・デジタル・ディスラプティブテクノロジー担当エグゼクティブバイスプレジデント、Lightnet GroupのSuvicha Sudchai最高製品責任者(CPO)
Lightnet GroupのSuvicha Sudchai最高製品責任者(CPO)は「SCBがLightnet Groupの決済パートナーとなることで、支払いの払い込みと清算を行い、電子決済処理を促進し、世界中のどこからでも低い手数料でタイへのスムーズなリアルタイム送金を実現する」と述べた。
この提携により、SCBにはLightnet Groupのチャンネルを介した追加の国際送金オプションが提供される。決済戦略・デジタル・ディスラプティブテクノロジー担当エグゼクティブバイスプレジデントのSrihanath Lamsam氏は「Siam Commercial Bankはタイのフィンテックスタートアップを長年支援してきた。当社のフィンテック投資部門であるDigital Ventures Co. Ltd.は、タイで最大のベンチャーキャピタルファンドであり、総資本基盤は1億米ドルだ。 フィンテックはSCBのデジタル変革において不可欠な役割を果たしており、Lightnet Groupと協力して、世界の送金業界に革命を起こすことを楽しみにしている」と述べた。
新しい提携について、Lightnet GroupのTridbodi Arunanondchai最高経営責任者(CEO)兼副会長は「SCBと協力し、もう1つの新たに信頼できるグローバル・フィンテックソリューションプロバイダーであるSENTBEとともに、国境を越えた送金を促進できることを非常に誇りに思う。SCBはタイで最も評価の高い銀行の一つであり、同行が展開している技術投資によって、当社のプラットフォームを最適化し、目標を達成することができる」と述べた。
Lightnet GroupによるSCBおよびSentbeとの提携は、金融の機動性と包括性を促進するという使命に沿って、Lightnet Groupの範囲をさらに拡大している。
▽Lightnet Groupについて
Lightnet Groupは、シンガポールに本社を置くフィンテック企業であり、金融の機動性と包括性を促進することを使命としている。Lightnet Groupは、包括的な国際送金エコシステムにより、銀行口座を持たない人々と中小企業の貿易金融を支援している。Lightnet Groupの国際送金エコシステムは、ブロックチェーンプロトコルとしてVelo Protocolを採用し、既存の金融システムをキャッシュ・エージェントとウォレットのネットワークに接続することにより、アジア太平洋地域の主要なクリアリングおよび決済ネットワークとしての地位を確立している。
▽SCBについて
SCBは1907年1月30日にタイで最初の銀行として、勅許により設立された。SCBは、2018年12月31日時点で、(総資産価値で)タイ最大の商業銀行である。ワチラロンコン(Vajiralongkorn)国王がSCB株式の23.35%を所有する単独の筆頭株主だ。SCBはタイ、カンボジア、ミャンマーで定評があり、110年以上の伝統を持ち、同行の深い専門知識でタイの金融サービスをリードしている。
▽SENTBEについて
2015年に設立されたSENTBEは、韓国初の外国為替サービスに特化したネオバンクだ。SENTBEは、低料金、高速なトランザクション速度、シンプルなユーザー体験で海外送金サービスに革命をもたらし、スムーズな国境を越えた金融サービスを生み出した。SENTBEは、韓国で海外送金および決済ゲートウエーのライセンスを取得していると共に、シンガポールで主要決済機関のライセンスを取得しており、100万件を超える送金決済を処理している。
ソース:Lightnet Pte. Ltd.