【サンティアゴ(チリ)2020年11月19日PR Newswire=共同通信JBN】
*米鉱業会社とチリの国立大学が環境的に持続可能な方法による純度30%の塩化リチウム生産で協力
SORCIA MINERALS LLC (SORCIA)とサンティアゴデチレ大学(USACH)は、新たな鉱物採取技術の実用化に向けて研究・開発・刷新(R+D+I)の協力協定を結んだ。塩湖に存在する水分を使わず、自然な状態の塩水を最大90%まで再注入して純度30%の塩化リチウムの持続可能な商業生産を可能にする。
協定によると、USACHは、Sorcia / IBATが設置したプラントで開発され、大学関連の塩湖で実施される塩化リチウム採取・生産工程を実証し、低濃度のものを含む全ての塩湖でのリチウム採取を可能にする。
協定では、John Burba博士ら国際的に著名なパネル参加者らによるUSACHでの一連の会議開催も計画されている。
Ensorcia GroupのDaniel T. Layton会長は「当社は産学連携の利点を全面的に確信している。USACH以上のパートナーは望めなかっただろう。同大学とともに大きな前進を達成できるだろう。リチウムの場合、チリは環境と塩湖周辺の先祖伝来の土地に住む先住民の権利と健康を尊重する新しい規範を発展させている。チリがリチウム産業の技術的最前線にあり続ける新たな手法を当社は提供する」と語った。
USACHのJorge Torres Ortega副学長は「交渉が7カ月続いたこの協定に非常に満足している。これにより、われわれはチリのリチウム産業のクリーン技術開発で世界的に貢献できる。USACHは特に自律運転、電気自動車技術、人工知能、電池の製造・再利用、太陽電池パネルの改良など最先端技術の開発で、Sorciaや第三者(できればチリの)と協力して国の発展の原動力となるだろう」と述べた。
持続可能で環境に配慮した工程の開発で、USACHが利用可能なさまざまな技術の研究を実施し、Sorcia / IBATとの協力を決めたことを受けて、同協定が締結された。