北京, 2020年11月10日 /PRNewswire/ -- 標的発見、少分子生成、臨床試験結果予測の深層生成強化学習のトップ企業であるインシリコ・メディシンは本日、ジョンソン・エンド・ジョンソンのヤンセン製薬企業の一つ、ヤンセンファーマスーティカN.V.(以下、ヤンセン)とのマルチターゲット創薬に関する契約を締結したことを発表します。本共同研究の開始には、ジョンソン・エンド・ジョンソンイノベーションLLCによる協力を得ました。
本契約の条件において、インシリコ・メディシンは、アップフロントおよびマイルストーン獲得のため、ヤンセンによって指定された複数のターゲットに対し定義されたプロパティを利用し、少分子ヒットを設計します。また、インシリコ・メディシンは、その発見プロセスおよび詳細なプラットフォーム能力を証明します。
2015年以降、インシリコ・メディシンは敵対的生成ネットワークおよび生成化学、生成生物学の強化学習における分野を先導し、実験的検証および概念実証研究を含め、当該分野での複数の研究出版および特許を公開しました。2020年には、Chemistry42 の生成化学オペレーティングシステムを発表し、大手製薬会社および創薬パートナーと初のオンサイト展開を実施しました。
「創薬分野で先駆的および最も革新的な企業であるヤンセンと共同研究ができることを大変うれしく思います。2019年以降インシリコ・メディシンは、エコシステムの環境下においてヤンセンおよび他企業の研究者間の関係を緊密にしたジョンソン・エンド・ジョンソンイノベーション – JLABSの専属企業となっています。我々は今回の共同研究をJLABSからの「卒業」と位置づけています」と、インシリコ・メディシンの創設者でありCEOのアレックス・ジャーヴォロンコフ博士は述べています。
インシリコ・メディシンについて
インシリコ・メディシンは、特定のプロパティおよび新しい分子構造を生み出すための生成モデル、強化学習(RL)、その他最新の機械学習技術を最大限に活用するソフトウェアを開発しています。また、合成生物学的データの生成、標的識別、臨床試験結果の予測のためのソフトウェア開発にも取り組んでいます。当社は、2つのビジネスモデルを統合し、AIを活用した創薬サービスおよびPharma.AIのプラットフォーム(www.insilico.com/platform/)を通じたソフトウェアの提供に加え、前臨床プログラムにおける独自のルートを開発しています。前臨床プログラムは、上述のプラットフォームを通じて発見された新たな創薬ターゲットおよび新分子を追い求めた結果です。2014年以降、インシリコ・メディシンは、5,200万ドル以上の資金を調達し、複数の業界賞を受賞しています。また、100以上の査読付き論文を発表、25以上の特許を申請しています。ウェブサイトはこちら:http://insilico.com/
▽問い合わせ先: ai@insilico.com
写真 - https://mma.prnasia.com/media2/1330157/insilico_medicine_and_janssen.jpg?p=medium600