ローザンヌ,スイス, 2020年10月28日 /PRNewswire/ -- 信号対雑音比でクラス最高のフォトダイオードで知られるスイスのテクノロジー企業ActLightは27日、自社が特許を取得している低電圧単一光子感度技術の継続的な開発が卓越した成果に至ったと発表した。
周囲の空間の深度マップを作成しARアプリを有効にするために、現在スマートフォンのLidarスキャナーで使用されている単一光子デバイスは、周囲の光に非常に敏感であり、明るい光の下では見えなくなる。この問題はいまや、ActLight Dynamic PhotoDiodeのチューナビリティによって解決された。
実際、単一光子感度により弱い光の下でも絶対深度を測定できるようになったことで、ActLightの技術は明るい光の下でも、フォトダイオードの感度を適切なレベルに調整して見えなくなることを防ぎ、深度測定の精度を維持する。チューニングは、フォトダイオードのバイアス電圧を調整することで実行される。
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Dynamic PhotoDiodeのもう1つの特徴は、低電圧動作モード(1Vから2V)であり、このチューナビリティと小型サイズと組み合わせることで、真の低電力Lidarシステムにふさわしいものとなる。
ActLightの共同創設者兼最高経営責任者(CEO)であるSerguei Okhonin氏は「スマートフォンでのLiDARの急速な導入により、光センサーのパフォーマンス向上に関して大きな需要が作り出され、この技術を市場に投入するために、LiDARサプライチェーンの主要なプレーヤーとその顧客と話し合っている。調整可能な感度と低電圧という点で、当社のDynamic PhotoDiodeは特徴的であり、深度計測を次のレベルに押し上げるのに有利な立場にある」と述べた。
▽ActLight SAについて
ActLight SAは、2011年創業のスイスに本社を置くスタートアップ企業だ。ニュータイプの光センサーであるDynamic PhotoDiode(ダイナミックフォトダイオード)を開発し、CMOSフォトニクス分野に重点的に取り組んでいる。工場を持たない企業であるActLightは、この分野の知的財産権(IP)に特化し、主にIPライセンス供与ビジネスモデルで経営している。
特許権を持つCMOSベースのフォトニクス技術は、Time-Of-Flight(TOF)ベースの深度センサー、バイタルサイン・モニタリング、3D / 2Dカメラなど、さまざまな光センサーアプリケーションの効率と精度を大幅に向上させることができる。ActLightは、スマートフォンやウエアラブルデバイス、ヘルスケア・医療技術、自動運転、ドローン、ロボットなどを中心に、インターネット・オブ・シングス(IoT)市場で事業展開している。
ActLightについての詳細な情報は、http://www.act-light.com を参照。
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▽問い合わせ先
Roberto Magnifico
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