【アマーシャム(英国)2020年10月27日PR Newswire=共同通信JBN】
*ポイント・オブ・ケア診断開発者が新たな検査の市場投入までの時間を短縮できるよう、新たな診断検査の開発およびサポートサービスをバーチャルあるいは新しいラボで提供するCytiva診断サービスを開始
*在庫の充実、工場への投資やパートナー組織数拡大などのサプライチェーン強化
Cytiva(サイティバ)は、診断開発者向けの新サービスを開始(new services )し、将来的な業界ニーズに対応するため新たなラボを設立する(future needs of the industry )。Cytiva診断サービス(Cytiva Diagnostic Services)は、ポイント・オブ・ケア免疫測定法開発向けのインフラ、専門知識、コンサルティングの提供を通じて、開発者がポイント・オブ・ケア診断検査をより迅速に市場投入できるようにする。数百万ドルの投資の一部は、ウェールズのカーディフの化学ラボの拡張とドイツ、中国のデザインラボ設立に使われる。
Cytivaは、COVID-19パンデミック下で診断開発者と協力し重要な役割を果たしてきた。Cytivaのコンポーネントまたはサービスを使用しPCR検査を受けた人は、計5000万人を超えた。ニトロセルロースメンブレンなどの診断コンポーネントは、現在利用可能な18の免疫測定法ベースのCOVID-19検査で使用されている。
ウェールズの分子診断コンポーネントラボへの投資は、分子診断会社のgenedrive(genedrive )などの企業との協業の増加を意味する。genedriveのDavid Budd最高経営責任者(CEO)は「当社のR&Dチームは、専門知識、経験、テクノロジーの組み合わせで効果的に協力し、Cytivaの「すぐ使える(Ready-to-Go)」製法をベースに革新的なPCRキットを提供した。こうした共同作業のスピードは、過去何年にもわたる協力があったからこそ実現できた」と語った。
新サービスは、CytivaとAvacta(Avacta )との共同作業と同じコラボレーション・アプローチを踏襲する。両社は、患者の唾液を使い数分で結果が分かる、COVID-19用の迅速抗原検査ストリップを共同開発中である。
AvactaのAlastair Smith CEOは「Cytivaはコロナウイルスの迅速抗原検査を開発する上で重要なパートナーであり、今後も彼らや製造パートナーと緊密に協力し、予想される需要に対応できる規模を大幅に拡大した製造プロセスに適したフォーマットの検査に仕上げていく」とコメントした。
新サービスには研修、検査を最適化する専門知識、受託開発が含まれ、ドイツのダッセルにあるCytivaの新しいラボでバーチャルまたは直接ホストすることができる。2021年には、中国で診断開発作業用の別のラボが計画されている。こうしたプロジェクトは、Cytivaが5年間で製造能力拡大のために行う5億米ドルの投資(500 million USD investment over five years )の一部である。
CytivaのEmmanuel Abateゲノミクス・細胞研究担当副社長は「パンデミックの課題に対処するため、今年は多くの新しい企業がこの分野に参入している。30年超の経験を有する診断コンポーネントプロバイダーである当社は、自社の製造、設計の専門知識で、次なる一連の課題を通じて業界をサポートしていく重要な役割を担っている」と語った。
Cytivaのバーチャル診断サミットに参加を
Cytivaは10月28日、最近発表された診断法の開発をサポートするテクノロジー、製品、ソリューションを紹介する、示唆に富むインタラクティブなバーチャルサミットを主催する。このライブイベントの登録または録画(12カ月視聴可能)へのアクセスは、以下まで。(here )
▽Cytivaについて
Cytiva(サイティバ)は、40カ国に7000人以上の従業員を擁し、治療法の進歩と加速に力を注いでいるグローバルなライフサイエンスリーダーである。Cytivaは、規模や領域が異なる顧客の信頼できるパートナーとして、研究・製造ワークフローにスピード、効率、機能をもたらし、患者向けの革新的医薬品の開発、製造、納入を可能にしている。