【台北2020年10月10日PR Newswire=共同通信JBN】ディスカバリーチャンネル制作のテレビドキュメンタリーシリーズ「台湾の今(Taiwan Revealed)」が8日、台北で先行公開され、工業技術研究院(Industrial Technology Research Institute、ITRI)(https://www.itri.org.tw/english/ )が開発したiPMx分子迅速検査システムなど台湾の技術革新を紹介している。「生体医用テクノロジー」の回で紹介されるiPMxの物語は、10月18日(午後10時、協定世界時+8時間)にアジア太平洋地域のディスカバリーチャンネルで初回放送が予定されている。同シリーズは、域内33カ国の約300万世帯に届けられる予定。視聴者は、ITRIの研究者が、このコンパクトで正確かつ効率的なCOVID-19ウイルス検出ソリューションの開発にどのように取り組んだか、そしてそれがパンデミックとの闘いにいかに役立つかを学ぶことができる。
ITRIのChii-Wann Lin副院長兼Biomedical Technology and Device Research Laboratoriesディレクターは、ITRIは核酸検出技術を使用した迅速検査装置と試薬を可能な限り短時間で開発したとコメント。「この興味深い話がディスカバリーチャンネルで紹介され、チームの努力と成果がより目に見えるようになることをうれしく思う」と語った。Lin博士によると、軽量設計と検出精度を誇るiPMxは、迅速なスクリーニングが必要な医療施設や国境検問所での使用に適している。同博士は、iPMxの効果は世界的に広げることが可能で、それによって、死に至る危険のあるウイルスを効果的に抑制する必要のある人々を支援する技術協力が促すと期待している。
iPMxはqPCR法を採用、次の4つの主要機能を備えている。(1)高精度:精度は90%超(2)高感度:ウイルスを感染の初期段階で検出可能(3)軽量:キャニスターの重量はわずか600グラムで、従来の検査装置より57倍軽い(4)高効率:検査完了までの所要時間はわずか1時間で、既存の検査にかかる時間の4分の1。
iPMxはCOVID-19の分子診断品質管理性能試験に参加、全サンプルで正しい結果を出す卓越した性能を発揮した。同システムは、台湾食品薬物管理署(TFDA)から医療機器製造に関するCOVID-19関連緊急使用許可(EUA)を取得している。8月には10キットと1万試薬の試作が完了した。業界パートナーとのより集中的な協力で、2021年には大量生産が可能になる予定。
「台湾の今:生物医学技術」放送スケジュール
台湾 - 10月18日、日曜、午後10時
東南アジア - 11月1日、日曜、午後9時55分
日本-- 10月25日、日曜、午後7時
インド - 10月24日、土曜、午後6時
オーストラリア - 11月1日、日曜、午後10時55分
ニュージーランド - 11月1日、日曜、午後10時15分
写真 - https://photos.prnasia.com/prnh/20201008/2944005-1?lang=0
ロゴ - https://photos.prnasia.com/prnh/20201006/2939381-2logo?lang=0