【ソウル(韓国)2020年10月8日PR Newswire=共同通信JBN】韓国の玩具企業Choirock Contents Factory Co., Ltd.が所有する特許技術で開発された玩具ブランドMecardは、カナダの世界的玩具企業Spin Master Ltd.との国際的な特許紛争のすべてで全面勝利した。
Spin Masterは2018年、米玩具企業マテル(Mattel, Inc.)に対し、Mecard玩具がSpin Masterの「爆丸(Bakugan)」特許を侵害しているとして、米国、カナダ、オーストラリアなどで訴訟を起こした。マテルはChoirockのライセンスを受けて、これらの国々でMecard玩具を販売していた。しかし、Mecardの国際市場参入はSpin Masterの訴訟によって妨害されてきた。
Spin Masterの訴訟に対応して、Choirockは2019年3月、米国特許庁審判部(PTAB)に当事者系レビュー(IPR)を申請、Spin Masterの3件の米国「爆丸」特許の有効性に異議を申し立てた。Spin MasterはMecardがこれら3件の特許を侵害したと主張していた。PTABは2020年9月、異議を申し立てられた「爆丸」特許のすべてに特許性がないと判断した。PTABがこの事例のように、異議を申し立てられた一連の特許群のすべてを無効とするのは極めて異例である。Spin Masterの「爆丸」特許はすでに開発されていた、または既知の玩具技術にすぎないので特許性がないと確認することで、これらの審決はChoirockに全面勝利をもたらした。
これらの審決に先立ち、イタリアの裁判所はSpin Masterの欧州連合(EU)特許には特許性がないと判断、中国最高裁判所は、「Mecard」玩具はSpin Masterの中国特許を侵害していないと決定した。特に、イタリアのミラノ裁判所は、他の訴訟での主張と同様のSpin MasterのEU特許の核心的主張は特許性がないとしている。同じく、Choirockは中国最高裁でSpin Masterが提訴した特許侵害訴訟に勝訴した。中国での勝利は、「Mecard」特許が「爆丸」特許とは全く異なる独自性と創造性をもつことを確認した。したがって、Choirockは「Mecard」玩具の国際事業に対するSpin Masterの「爆丸」特許に関連したすべての障害を除去することに成功した。「Mecard」玩具はカードを持ち上げて玩具を変形させ、底面が露出する独自のメカニズムを利用している。このメカニズムはこの種で世界初である。
Choirockは「Mecard」玩具関係の知的財産権を所有している。同社は「Spin Masterとの係争の勝利に基づき、世界市場でのMecardの再出発を加速するため、当社は世界中の多様なパートナーと会い、話し合う」と発表した。Choirockは「変形するとカードの底面が露出する独自のメカニズムに関するMecard玩具の特許の強化を続ける」と明言、さらに「Spin Masterとの係争のように、Choirockに対するいかなる不当または不正な主張に対しても強力な措置を取り、当社の知的財産権を積極的に保護する」と宣言した。
▽Choirockについて
Choirock Contents Factory Co., Ltd.は韓国の大手コンテンツ制作・供給事業者である。Choirockは玩具、アニメーション、ライセンス事業の計画と開発に特化し、Turning Mecard(R)、Dino Mecard(R)、Ghost Mecard(R)、 Bbasha Mecard(R)、Hello Carbot(R)、Hello Carbot Koong(R)、Hello Carbot Mini(R)、 SofyRuby(R)、My Friend Koriri(R)、Bite Choicar(R)など独特で革新的なコンテンツの創作に取り組んでいる。Choirockは子どもと家族に「Delight To Play(遊ぶ喜び)」を届けることにコミットしている。オンラインで次を参照:www.choirockcf.com
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