ミラノ、ジュネーブ, 2020年10月6日 /PRNewswire/ --
*Fideuram - ISP PBがREYLの69%株を取得し、同社が完全所有するスイスの銀行業務子会社であるIntesa Sanpaolo Private Bank (Suisse) Morval(ISPBM)でREYLを支援する
*取引後に合併銀行は、ジュネーブを引き続き本社とし、従業員が400人近くで、運用資産(AUM)は180億スイスフラン強、規制株主資本は約2億5000万スイスフランとなる
*共同長期戦略計画の実行はREYLのすべての事業部門に及ぶ。
Intesa Sanpaolo Groupのプライベートバンキング部門であるFideuram - Intesa Sanpaolo Private Banking(Fideuram - ISP PB)と、ジュネーブに本社を置く独立系多角経営銀行グループのREYL & Cie SA(REYL)は、戦略的提携の条件に合意したと発表した。これによってFideuram - ISP PBはREYLの69%株式を取得し、完全保有するスイスの銀行子会社のIntesa Sanpaolo Private Bank (Suisse) Morval(ISPBM)でREYLを支援する。
この取引は通常の当局の認可に従って2021年上半期に完了する見通しで、その後ISPBMはREYLと合併し、従業員が400人近くで、運用資産(AUM)180億スイスフラン強、規制株主資本約2億5000万スイスフランのジュネーブに本社を置く国際的な大手プライベートバンキング・グループが誕生する。この銀行はスイスに加えて、欧州連合(EU)、中南米、中東、極東に展開する。
Fideuram - ISP PBは提携によって、特に有望な成長分野で国際的なプライベートバンキング業務を強化し、スイスの金融セクター再編で主導的役割を果たす。Fideuram - ISP PBの国際プライベートバンキング業務の本社としてスイスを選ぶことを確認し、同国内でのこれまでのプレゼンスを飛躍的に高めることもできる。際立った実績と国内プライベートバンキングのフットプリント、総合的資金力を持つFideuram - ISP PBはREYLに対し、強い文化的親和性と多くの成長機会を与えつつ、起業的DNAと革新的ビジネスモデルを守っていく。
REYLは5つの事業部門を横断して革新的なソリューションを顧客に届けることを中心として成功している全方位的な自力成長戦略の推進を引き続き継続する。5つの事業部門とはウエルスマネジメント、起業家・ファミリーオフィスのサービス、企業助言・構成、資産サービス、資産運用である。Asteria Investment Managers(インパクト投資に特化したスイス規制下のファンド運用)やAlpian(スイスの富裕顧客グループ向けデジタルバンク)など最近の企画は維持し、この戦略的提携から大きな利益を得る。
Fideuram - ISP PBとREYLの経営陣は協力し、ともに合意した長期戦略計画を策定した。これは向こう数年間にわたり主力事業の強力な基盤となるものだ。このトランザクションは、組織枠とバランスシートの強化やすべての事業分野にわたるクロス照会などの利点をもたらし、新製品イニシアチブと仲介、シンジケーション、共同助言機会、広範な分配網への原資となる。
REYLのパートナーであるFrançois Reyl氏、Pasha Bakhtiar氏、Nicolas Duchene氏、Thomas Fontaine氏、Christian Fringhian氏、Lorenzo Rocco di Torrepadula氏はスイスのこの銀行の大きな持ち分を維持し、長期および日々の経営の展開と戦略にかかわり続ける。
Fideuram - ISP PBのTommaso Corcos最高経営責任者(CEO)はこうコメントした。「REYLとの戦略提携関係は、資産運用・保護会社の構築に注力してきたIntesa Sanpaolo Groupの戦略と合致する。また、とりわけ国際業務の主要市場であるスイスにおけるプライベートバンキング部門の海外業務の拡大と再配置の幅広い過程にも適合する。2018年のMorval Group買収に続く今回の案件によってわれわれは、危機に強くて再編過程のこの成長セクターに今まで以上に重点的に取り組むことができる」
REYLのCEO、François Reyl氏は「REYLの社史で新たな章となるこの合意はとてもうれしい。Fideuram ISP-PBはREYLにとって理想のパートナーであり、スイスから、さらには世界を目指して活動する新しい大手国際プライベートバンキング勢力の共同構築への機会を得たことは、この上ない喜びである。新しい仲間と永続的な関係をつくり、完全に一体化したチームとして将来のあらゆる課題や機会への作業に取り組むことに期待している。われわれはFideuram – ISP PBが戦略上で強くマッチするだけでなく、起業家の世界を克明に理解し、すべての企業イニシアチブの根幹で人間を重視する高い共有価値を持つパートナーであると分かった。共有する起業ビジョンを原動力にした機敏さと規模の組み合わせが、現在の環境下で成功を達成できる完ぺきな状況を生み出している」と述べた。
REYLはこの取引でDeloitte SAとSchellenberg Wittmer Ltd.から助言を得た。Fideuramの助言役はStudio Pedersoli、PwC Strategy&、CFM。
▽Fideuram – ISP PB とISPBMについて
ミラノが本社のFideuram – Intesa Sanpaolo Private Bankingは、イタリアでナンバーワンの国内プライベートバンキング・プレーヤーで、Intesa Sanpaolo Groupの主要関連会社として、Groupのすべてのプライベートバンキング業務を束ねている。2020年6月30日時点の従業員は3171人、プライベートバンカーは5801人、運用資産は2590億スイスフラン、79万3000人の顧客から委託された60億スイスフラン以上の純資産流入がある。ISPBMはZanon Valgiurata 家が創設し、ジュネーブが本社で、ルガーノ、ロンドン、モナコ、バーレーン、ケイマン諸島、ブエノスアイレス、モンテビデオにオフィスがある。創業は1974年にさかのぼり、2018年にFideuramに加わった。ISPBMは2019年12月31日時点で176人を雇用し、51億スイスフラン以上の資産を管理している。
▽REYLについて
REYLは1973年に設立された独立系多角経営バンキンググループで、スイス(ジュネーブ、チューリヒ、ルガーノ)と欧州(ロンドン、ルクセンブルグ、マルタ)、その他の地域(シンガポール、ドバイ)にオフィスを持つ。2020年6月30日時点で130億スイスフラン強の資産を管理し、220人以上の専門職を雇っている。銀行業務に革新的なアプローチを開発したREYLは、ウエルスマネジメント、起業家・ファミリーオフィスのサービス、企業助言・構成、資産サービス、資産運用の事業部門で国際的起業家や機関投資家の顧客に貢献している。
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