【ジュネーブ2020年9月28日PR Newswire=共同通信JBN】COVID-19(新型コロナウイルス感染症)は心臓の健康にとって最悪の状況を生み出している-世界心臓連合(WHF)が「世界ハートの日」にこう警告している。これには主な3つの要因が寄与している。まず第1に、COVID-19に感染した心臓病患者は、死亡および重度の合併症のリスクが最も高い。第2に、既往歴のない人であっても心臓はこのウイルスにより悪影響を受ける可能性がある。最後に、このウイルスへの恐怖から心臓病患者による日常診療および救急診療のための通院が急減していることである。
WHFの目的は、毎年1790万人の人々が死亡している心血管疾患(CVD)を克服するために世界の医療コミュニティーを団結させることである。WHFは、すべての人に「ハート(心)を使って」社会、愛する人たち、そして自分自身のためにより良い選択をするよう要請している。
WHF会長のKaren Sliwa教授は「このような試練の時節においては、COVID-19による合併症のリスクの高い人々に特別の注意を払い、このウイルスがほかの健康な人々の心臓にどのように影響しているのかを理解することが大切である。COVID-19は最悪の事態を生み出している。その状況下ではCVDを患う人々は不調となり、リスクのある人々は、自分たちの心臓を健康に保つために必要な治療を求めていない。心臓と循環器系全体が危険に瀕しており、われわれは今すぐに行動する必要がある。今日、われわれには、団結し、スキルを動員し、ハート(心)を使って行動するためのユニークな機会がある」と述べた。
CVDには多くの原因がある。喫煙から糖尿病、高血圧、肥満、大気汚染などまでである。これらの原因と戦うために、WHFは、個人の行動の変化だけでなく、社会全体の変化を呼びかけている。公平さがWHFの取り組みの中心にあることにより、医療、健康な食品、健康な生活様式へのアクセスをすべての人にとって利用可能で手ごろな価格にすることが不可欠である。不健康な製品を規制し、健全な環境を創出することは、政府やコミュニティーにとってそうした解決策の例である。現在の状況にかんがみ、WHFはまた、最前線にある医療提供者を正当に認識し、緊急に保護するよう要請している。
WHFは、COVID-19の入院患者の転帰とリスク要因をよりよく理解するために、心血管疾患とCOVID-19に関するグローバルな研究(launched a global study )を開始した。
WHFはまた、CVDに打ち克つための行動と社会的な変化を解き明かす方法に焦点を当てた一連の議論も開始した。CET(中央欧州標準時)9月29日午後3時に実施されるその最初の討論(Join the first discussion )に参加を。
詳細は、http://worldheartday.org を参照。
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