米事業者Dallas Market Centerとの戦略提携を発表
ドバイ(アラブ首長国連邦), 2020年9月21日 /PRNewswire/ -- Investment Corporation of Dubai(ICD、ドバイ投資公社)はドバイサウス(Dubai South)と手を組んで21日、ドバイに立地する100万平方メートルのB2B卸売市場で、1つの中心地点で1年中世界の優れた商品を安全、簡便に取引するバイヤーとセラーを集めるDubai Global Connect(DGC)の立ち上げを発表した。初期段階は、十分な規模があり成長中の地域関連として特定された3部門、家具&リビング、食品、ファッションに重点を置く。
DGCは別途、正規リテールバイヤー、デザイナー、メーカー、業界プロ向けに通年営業する最先端常設ショールームの開発と運営に向けて、米国のMarket Center Management Company(MCMC)と戦略提携関係に入ったと発表した。ショールームは、セラーが自分のスタイルと予算に応じて装飾することが可能で、一般には公開されない。
Investment Corporation of Dubaiのマネジングディレクター、Mohammed I. Al Shaibani氏は「グローバルかつ競争力ある経済としてドバイの地位を強化する使命の一部として、ICDはドバイ経由の世界貿易フローの効率を上げる独自の貿易インフラ構築を目指し、DGCの創設に乗り出した。われわれはMCMCが仲間入りして、このビジョン実現と市場の開発と運営でも当社チームをサポートしてくれることを喜んでいる」と語った。
MCMCは、米国で65年余り営業しているDallas Market Center(DMC、ダラス・マーケットセンター)を唯一私有してきたレガシーがあり、Brussels International Trade Mart、上海マートなど卸売市場の所有と運営に関与した多国籍の経験、さらに、コロンビア、ベトナム、ポルトガル各国追加プロジェクトのコンサルティング経験もある。
MCMCのCindy Morris最高経営責任者(CEO)は「ドバイが業界の問題点に取り組み、卸売貿易の重要な世界的目的地を生み出す、まさに類のないこの機会に関わることができてうれしく思う。この複数年契約はわれわれ企業間のチーム協力を育み、ひいては世界中のバイヤーとセラーの市場創設の一助になることを目指している」と話した。
DGCは地域オーディエンスに加えて世界のオーディエンスを重視し、世界中の商品を取引する真に原産地中立の市場をつくることで際立っている。伝統的に、卸売市場は地元産品のセラーと国際的なバイヤーを集め、あるいは、国際商品を地元バイヤーグループに提示することによって、国内課題の推進に集中してきた。
ICD最高執行責任者(COO)でDubai Global Connect会長のDouraid Zaghouani氏は「DGCは長い時間をかけて作られたが、今日の変化したグローバル貿易環境により適切で必要とされている。イベントプロデューサーと出席者は旅費の削減、少人数のより管理された集まりのニーズに対処しており、制御された常設市場環境の確立は最高のタイミングである。DGCは、中心部の行きやすい場所で世界に開かれたウインドーをプロデューサーやメーカーに提供し、安全な仕入れ環境と年中無休の参照場所をバイヤーに与えて、トレーダーが歩み寄ることを可能にする」とコメントした。
「City of Trade(貿易都市)」のDGCはすでに建設中で、2020年第4四半期に専用ビジターセンターが開所する。市場は段階的に供用に付され、第1段階はオンサイト収納庫、ブティックオフィス、イノベーションハブなど40万平方メートルの専用貿易施設で構成され、Smart Service Centreにはサードパーティーのサービスプロバイダーが入居する。
マクトム国際空港に隣接し、ジュベルアリ港に直結するドバイの物流回廊、ドバイサウス(Dubai South)に位置するDGCの物理的インフラは、卸売セラー/バイヤーをオンラインでつなぎ、DGC経由で手間のかからない貿易を手助けするデジタル卸売貿易プラットフォームを含むロジスティクス地区で、クラス最高のサービスと最適のビジネスソリューションをサポートする。
詳しい情報はwww.dubaiglobalconnect.com を参照。
▽メディア問い合わせ先
▽DGCについて
Dubai Global Connect(DGC)は、国際的に注目されている世界初の卸売市場である。Investment Corporation of Dubai(ICD)のイニシアチブであるこの「City of Trade(貿易都市)」は1年中、原産地中立の市場・博覧会インフラを支える専用施設を提供する。そこでは家具・住宅、食品、ファッションの各国バイヤーとセラーが大規模に結びついて取引できる。DGCは地理的に優れたドバイに便利に位置し、新興産業とそのグローバルトレーダーの成長に専念するエコシステムである。
▽MCMCについて
Market Center Management Company(MCMC)は国際マーケットセンターおよび博覧会運営企業で、大規模B2B卸売貿易センターおよび世界の関連博覧会の開発、所有、コンサルティングおよび/または運営に60年以上の歴史がある。
MCMCは現在、グローバルポートフォリオ700万平方フィートのマーケットセンター貿易スペースを管理下に置いている。
▽ICDについて
ドバイ政府の主要投資機関であるInvestment Corporation of Dubai(ICD、ドバイ投資公社)は2006年5月、政府の営利企業・投資ポートフォリオを一元管理・運用する権限の下、2006年布告11号によって創設された。
ICDは、ドバイの活発な経済設計図を形成する幅広い領域の豊かな内外資産ポートフォリオを保有している。
▽ドバイサウス(Dubai South)について
ドバイサウス(Dubai South)は、最終的に100万人の人口を擁するドバイ首長国の145平方キロの新興都市である。
ドバイ政府のプロジェクトとして2006年に誕生したこの都市は、「ドバイプラン2021(Dubai Plan 2021)」に盛り込まれた都市・社会テーマ宣言によって、ムハンマド・ビン・ラシド・マクトム(Mohammed Bin Rashed Al Maktoum)首相のビジョンの具体化が負託されている。
ドバイサウスの経済プラットフォームは、想定されるあらゆる種類のビジネスと産業をサポートする。市内にはマクトム国際空港と2020年ドバイ国際博覧会(Expo 2020)の会場がある。
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