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グローバルファンドとパートナーの支援により救われた命の数は累積で3800万人に到達

The Global Fund
2020-09-14 19:06 3038

しかし新型コロナがその成果を帳消しにする可能性あり

ジュネーブ, 2020年9月14日 /PRNewswire/ -- 世界エイズ・結核・マラリア対策基金 (グローバルファンド) は新しい成果報告書

(Results Report)を発行し、新型コロナウイルス感染症 (COVID-19) の連鎖反応により HIV、結核、マラリア対策に大きな影響が出ているとし、何十年分もの対策の成果を守るために緊急の支援を要請しました。

 

 

 

本日発表された「成果報告書2020」によれば、グローバルファンドとパートナーの支援により、2002年からこれまでの間に救われた命の数は、累計で3800万人に達しました。2019年だけで600万人の命を救っており、前年比では20%の増加です。この明らかな成果は、サービス提供の効率性を上げたこと、これまで以上に多くの患者を見つけて命を救う治療を提供したこと、医薬品等の費用を下げたこと、そしてグローバルファンドのパートナーシップ全体での協力体制を改善したことなどによってもたらされたものです。グローバルファンドの支援対象国におけるエイズ、結核、マラリアによる年間死亡数は、蔓延のピーク時に比べ、総じて50%近く減少しています。

しかし、この報告書は、これまでの成果の多くが、新型コロナウイルス感染症の世界的流行による連鎖反応により失われかねないと指摘し、HIV、結核およびマラリアによる死亡や感染が今後12 ヶ月の間に急増する可能性があると警鐘を鳴らしています。

グローバルファンドのピーター・サンズ事務局長は、「この成果報告書は、コミュニティの強力な取り組みの下に世界が結束すれば、これらの病気を抑制できることを示している。私たちは類いまれな進歩を遂げてきた。しかし、今、新型コロナウイルス感染症は、これまでの懸命な取り組みによる成果を覆しかねない脅威となっている。それを許してはならない。私たちは団結して闘わなければならない」と述べています。

グローバルファンドの支援対象国で2019年に達成された主な成果は以下の通り:

·  2010万人が抗 HIV レトロウイルス治療を受けています。

·  HIV 陽性の母親 71万8000人が、自身の生存と子どもへの HIV 感染を予防するための治療を受けました。

·  570万人が結核の検査と治療を受けました。

·  今後3年間で3億2000万人をマラリアから守るために、1億6000万張の蚊帳が配布されました。

この成果は、プログラム実施国の政府、国際機関、二国間援助機関、市民社会団体、三疾患の影響を受けた人びと、そして民間セクターなど、グローバルファンドのパートナーシップを構成する幅広い関係者の努力によるものです。

グローバルファンドは2019年、いくつもの面で力強い進歩を遂げました。HIV の影響を受けている女子の数は依然として同世代の男子と比ベて不釣り合いに多いものの、グローバルファンドが優先支援するサハラ以南アフリカ地域の13カ国では、2010年以降、思春期の女子と若い女性における HIV 感染率は51%低下しています。グローバルファンドはまた、370万個の自己検査キットの購入も支援しました。HIV が公衆衛生上の脅威でなくなるためには、多様な検査手段へのアクセスが不可欠です。

結核では、グローバルファンドとストップ結核パートナーシップと WHO が共同で結核の高負担国13カ国で行っている戦略イニシアティブが、「見過ごされていた」結核罹患者の発見をさらに推し進めています。「見過ごされていた」結核罹患者とは、診断や治療を受けず、報告にも入ることなく、結核で死亡したり、治療を受けずに感染を拡大してしまっていた可能性のある人びとのことです。上記13カ国における毎年の結核罹患数と報告数の差は、2014年の49%から2018年の33%まで縮まりました。

マラリアから人々を守るため、グローバルファンドはパートナーとの協力により、殺虫剤処理された蚊帳の価格を2米ドル未満に抑え、2019年には抗マラリア治療薬の価格を0.58米ドルにまで下げました。このコストダウンにより、1400万張以上の蚊帳を追加購入し、さらに2400万人以上にマラリア治療を提供することができました。

こうした実績は現在、新型コロナウイルス感染症によって脅かされています。本報告書による

と、HIV 検査の実施件数で50%、結核の新規症例報告件数で最大75%減少している地域もあることから、自分が感染していることを知らない人が他者を感染させてしまうことで、新規感染者数が増加する可能性があると指摘されています。また、多くの国が蚊帳配布キャンペーンの延期を余儀なくされており、子どもを含む多くの人々がマラリアに感染しやすい状況が続いています。

グローバルファンドは、こうした課題に対処するため、迅速に国々への支援をしてきました。2020年3月以降、103ヶ国と11の多国間プログラムに対し7億米ドル以上の支援を承認し、検査と追跡の強化、第一線で働く医療従事者を保護することによる新型コロナウイルス感染症への対処、既存の HIV、結核、マラリアプログラムの進捗を維持するためのプログラム調整、そして医療制度の崩壊を防ぐための体制強化を行ってきました。また、新型コロナウイルス感染症の治療薬とワクチンが利用可能になったらすぐに展開できるよう、各国が準備態勢を整えることも支援しています。

「今が重要な局面である」とサンズ氏は述べています。「これまでの HIV、結核、マラリアとの闘いで得た進捗を手放し、持続可能な開発目標(SDGs)に向けた進展が急激に逆行するのを許す

か。または、すぐに大規模な行動を起こし今まで以上に大きな資源を投入して、新型コロナウイルス感染症に対抗し、その直接的な影響と、HIV、結核、マラリアにおよぼす影響の双方を食い止めるか、まさに正念場だ。」

グローバルファンドは、世界の三大感染症であるエイズ、結核およびマラリアの流行終息を目的とする官民連携による国際機関です。年間約40億米ドルの資金を調達し、約100ヶ国で現地の専門家によって運営されるプログラムを支援しています。政府や市民社会、専門機関、民間セクターおよび病気の影響を受けている人々とパートナーシップを組み、様々な障壁に挑戦しイノベーションを進んで取り入れています。

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Aminat Laketu with her 6-week-old baby at Ita-Elewa Primary Health Center in Ikorodu, Nigeria, where she has benefited from services to prevent transmission of HIV from mother to child. Photographer: Andrew Esiebo
Aminat Laketu with her 6-week-old baby at Ita-Elewa Primary Health Center in Ikorodu, Nigeria, where she has benefited from services to prevent transmission of HIV from mother to child. Photographer: Andrew Esiebo
Kamate Muhindo is head nurse at the Majengo Marie Health Center in the Democratic Republic of Congo. He is passionate about saving lives in his community, even if his salary is not enough to feed his six children. “The biggest problem is that many patients are not able to pay for treatment or consultation,” he says. He also says that COVID-19 has made the situation worse, “We hope that with partners and advocates we will have the necessary equipment to protect ourselves during our work because at the moment there is not enough for everyone.” Photographer: Karin Schermbrucker
Kamate Muhindo is head nurse at the Majengo Marie Health Center in the Democratic Republic of Congo. He is passionate about saving lives in his community, even if his salary is not enough to feed his six children. “The biggest problem is that many patients are not able to pay for treatment or consultation,” he says. He also says that COVID-19 has made the situation worse, “We hope that with partners and advocates we will have the necessary equipment to protect ourselves during our work because at the moment there is not enough for everyone.” Photographer: Karin Schermbrucker
Nombasa Krune-Dumile is a front-line health care worker in Cape Town, South Africa, where she has dedicated her life to supporting tuberculosis patients through treatment. Nombasa
Nombasa Krune-Dumile is a front-line health care worker in Cape Town, South Africa, where she has dedicated her life to supporting tuberculosis patients through treatment. Nombasa

 

 

 

 

 

ソース: The Global Fund