【北京2020年9月9日PR Newswire=共同通信JBN】
*CGTN(中国グローバルテレビジョンネットワーク)の報道から:
中国は8日に会議を開催し、COVID-19(新型コロナウイルス感染症)パンデミックとの闘いにおける模範的な人々をたたえた。COVID-19パンデミックは、1949年の中華人民共和国建国以来、中国が遭遇した、最も急速に拡大し、最も広範囲で、最も困難な公衆衛生上の緊急事態である。
有名な呼吸器疾患専門家、鍾南山(Zhong Nanshan)氏(https://news.cgtn.com/news/2020-09-08/Zhong-Nanshan-A-respiratory-expert-bearing-the-nation-s-trust-TBcBq2soqk/index.html )は最高権威の「共和国勲章」が授与された。鍾氏は2003年に重症急性呼吸器症候群(SARS)ウイルスを特定し、現在、中国政府のCOVID-19との闘いを指導している。
この他、医療専門家3人が「人民英雄」国家栄誉称号を授与された。授与されたのは、漢方医学と西洋医学を組み合わせたCOVID-19治療計画の研究を主宰した漢方医学専門家のZhang Boli氏、武漢のコロナウイルス治療指定病院である金銀潭病院院長のZhang Dingyu氏(https://news.cgtn.com/news/2020-09-08/Zhang-Dingyu-I-am-a-patient-also-a-doctor-TBVCpma2WY/index.html )、COVID-19関連の基礎研究およびワクチンと防御薬の開発で大きな成果を挙げた軍医科学者のCheng Wei氏。
中国の習近平(Xi Jinping)国家主席は勲章授与後に演説し、「医療従事者は新時代の最も美しい天使であり、最も愛すべき人々である。彼らの名前と偉業は、中国、人民、歴史によって決して忘れられることはなく、共和国の記念碑に刻まれる」と語った。
中国共産党総書記および中央軍事委員会主席でもある習氏は、アウトブレークにより最大の被害を受けた中国中部湖北省と省都、武漢の54万人をはじめ、中国全土で何百万人もの医療従事者がCOVID-19と最前線で闘ったと語った。
▽グローバルな課題に取り組むための共同の取り組み
習氏は、中国が国際社会と協力してこのパンデミックの世界的課題に取り組むことを約束した。
同氏は新型コロナウイルスのアウトブレークは、世界が過去1世紀に経験した最悪のパンデミックであると指摘し、世界的な闘いにおける中国の貢献を強調した。
習氏は、中国はアウトブレークが始まって以来、「開放性、透明性、責任」をもって行動し、国際的義務を積極的に果たしてきたと強調した。
同氏は、中国は「世界保健機関(WHO)と関連諸国および地域組織にアウトブレークに関する情報を適時自発的に提供し、可能な限り早期に新型コロナウイルスのゲノム配列をリリースした」と語った。
習氏は、中国がその経験を共有するために、さまざまな国々や国際的および地域的組織とエピデミック抑制について70件以上の交流を行ってきたと述べた。
習氏によると、中国はWHOに2回にわたり総額5000万ドルの現金支援を提供するとの決定を発表した。中国は34の医療専門家チームを32カ国に派遣し、150カ国と4つの国際機関に支援を提供したほか、中国は3月15日から9月6日まで、1515億枚のマスク、14億着の防護服、2億3000万組のゴーグル、20万9000台の人工呼吸器、4億7000万個のテストキット、8014万個の赤外線温度計を輸出した。
同氏は、パンデミックは人類が富と悲惨さを共有するコミュニティーであることを示しており、危機に取り組むために世界中で連帯と協力を求めていると語った。
習氏は、中国は今後も疫病対策に関する国際協力を推進し、WHOが主導的な役割を果たすよう支援し、人類共通の健康コミュニティー構築に貢献すると述べた。
▽中国はより良い未来を追求するために着実に
習主席は、中国がウイルスと闘うために取った措置を見直し、課題に取り組み、開発目標達成のため中国全土の統一と決意を呼び掛けた。
過去7カ月以上の間に、8万人超の中国人がウイルスに感染し、約4700人が死亡した。さまざまなレベルで実施された断固とした対策と、医療従事者、地域社会の労働者、およびエピデミック抑制の制限措置を厳守した住民による犠牲がなければ、この数字ははるかに大きかった可能性がある。
習氏は「1カ月弱の間に、ウイルスの拡散が抑えられた。約2カ月で、国内のコロナウイルス症例の毎日の増加数は1桁に減少した。そして約3カ月で、湖北省と省都武漢を守るための戦いで決定的な勝利が確保された」と指摘した。
同氏は、パンデミックの緩和に伴い、中国は企業を支援し、雇用を創出し、投資と消費を促進し、貧困緩和を促進する一連の政策を発表した、と語った。
世界第2位の中国経済は、第2四半期に前年同期比3.2%成長し、第1四半期の6.8%減少から逆転した。
習氏は「中国は、パンデミック発生以降でプラス成長を回復した最初の主要経済国となった」と語った。
同氏は、中国は今後も定期的なパンデミック抑制策の実施を継続し、COVID-19との闘いで完全な勝利を目指して努力する必要があると述べた。
習氏は、国民の生命と健康を守るための制度的保証を強化することを強調し、強力な公衆衛生制度を開発し、主要な伝染病の予防、制御および治療のシステムをアップグレードするよう呼び掛けた。
同氏はまた、経済成長を確保し、人々の生活を改善するための集中的な取り組みを呼び掛け、国家開発目標と任務を達成する必要があると強調した。
中国は、絶対的な貧困を撲滅し、2020年までにあらゆる面で適度に繁栄した社会の構築を完了することを目指している。
一方、習氏は、リスクに対する意識を高め、現実主義の考え方を固持することの重要性を強調し、中国の発展過程に沿ったさまざまな種類のリスクを防止および解消する能力を強化する取り組みを求めた。
同氏は新時代における中国の将来に自信を示した。「なんびとも、どの勢力も中国の人々がより良い生活を実現することを押しとどめることはできない!」 と習氏は語った。
Video - https://cdn5.prnasia.com/202009/CGTN/video.mp4
ソース:CGTN