【上海2020年9月4日PR Newswire】世界をリードする発電機器と関連インフラストラクチャーのメーカーであるShanghai Electric Group(Shanghai Electric、上海電気)は8月27日、中国山東省済南で5th Global Offshore Wind Summit(第5回世界洋上風力サミット)を開催した。世界の洋上風力発電の分野で最大かつ最高水準の会議として今回のサミットの目標は、世界の業界内で綿密な協力を促進することに置かれている。
サミットはChina Energy Research Association Renewable Energy Professional Committee(中国エネルギー研究協会再生可能エネルギー専門家委員会、CREIA)、China Renewable Energy Association Wind Energy Professional Committee(中国再生可能エネルギー協会風力エネルギー専門家委員会、CWEA)、Global Wind Energy Council (世界風力エネルギー会議、GWEC)、Wind Energy Magazine(風力エネルギーマガジン)との共催で開かれた。
China Energy Research Association Renewable Energy CommitteeのLi Junfeng委員長は「ポストCOVID-19(新型コロナウイルス感染症)の時代にあって、中国を含む多くの国が排出量削減に向けたタイムテーブルを提案している。再生可能エネルギーは国家エネルギー安全保障、エネルギー転換、エネルギーの自治において存在感を増してきている」と述べた。
フォーラムでは先進、新興市場双方の洋上風力発電市場における機会について掘り下げた分析が提供された。これは、中国の洋上風力発電分野が急速に成長している時期にあって、同国が海上の計画的な利用のための洋上風力発電に関する指針を打ち出したことを受けたものである。
世界の洋上風力発電市場と新興市場を紹介したGlobal Wind Councilの洋上風力発電ワーキンググループのAlastair Dutton委員長は「中国に目を向ければ、洋上風力発電は将来、非常に強力な成長の推進力を有するだろう。世界的にはこの市場は30GWから230GWの規模の範囲に及び、その過程において新興市場が最も重要になると確信している」と語った。
Shanghai Electricのプレゼンテーションは洋上風力発電の政策、市場、技術に関するテーマに重点を置き、装置と部品の信頼性を強化するための合理的なシステムを構築することにより、洋上風力発電施設のライフサイクル総コストを効率的に軽減する方法について議論された。
Shanghai Electricの副社長兼党書記兼Shanghai Electric Wind Power Group Co., Ltd会長のJin Xiaolong氏は「われわれのビジョンは中国的な特質を持った洋上風力発電開発の道を構築することだ」と指摘した。
Jin氏はさらに「Shanghai Electricは、ライフサイクル総コスト管理の観点から洋上風力発電施設の設計、建設、開発段階を検討してきており、中国の風力発電エコシステムへと緊密に統合させた。風力発電システムの全ライフサイクルにおけるサービスプロバイダーとしてShanghai Electricは、国際的な企業と戦略的な提携関係を構築した。提携関係は発電機、ギアボックス、ベアリング、デジタルツール、R&D(研究開発)と設計のためのプラットフォームなど、バリューチェーンのほとんどすべての部分に及んでおり、洋上風力発電の質の高い開発を促進してきた」と述べた。
詳細は www.shanghai-electric.com を参照。
ソース:Shanghai Electric