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脳卒中リスクを軽減する次世代心臓デバイス挿入を米国で初めて実施

Los Robles Health System
2020-08-11 09:08 3177

【オースティン(米テキサス州)2020年8月11日PR Newswire=共同通信JBN】

*St. David's Medical CenterのTexas Cardiac Arrhythmia Institute(TCAI)、Los Robles Health SystemがWATCHMAN FLX(TM)挿入による左心耳閉鎖術(LAAC)をほぼ同時実施

米テキサス州オースティンにあるSt. David's Medical CenterのTexas Cardiac Arrhythmia Institute(TCAI)(https://tcainstitute.com/  )と米カリフォルニア州サウザンドオークスのLos Robles Health System(Los Robles Health System  )は2020年8月5日、非弁膜症性心房細動患者の脳卒中リスクを軽減するため米食品医薬品局(FDA)が認可した唯一の機器の挿入を米国で初めて実施した。HCA Healthcareに属する両施設の医師らはWATCHMAN(WATCHMAN  )FLX(TM)を挿入する左心耳閉鎖術(LAAC)をほぼ同時に実施した。

ハートリズム学会員(FHRS)、米国心臓学会員(FACC)、欧州心臓学会員(FESC)、心臓電気生理学者でTCAIのエグゼクティブメディカルディレクターのAndrea Natale医学博士とLos Robles Health Systemのインターベンショナル心臓医のSaibal Kar医学博士がカリフォルニア州サウザンドオークスで、TCAIの心臓電気生理学者Rodney Horton医学博士がテキサス州オースティンで、それぞれ初の施術をした。Kar博士は、非ビタミンK拮抗薬経口抗凝固薬(NOAC)や他の経口抗凝固薬の長期的投薬の代替処置としてのWATCHMAN FLXデバイスの効果を評価するFDA認可に先立つPINNACLE FLXの前臨床試験の責任者でもあった。

Kar博士は「新デバイスは、心臓弁の不調が原因ではない非弁膜症性心房細動患者の治療選択肢として世界で最もよく研究され、挿入されてきたLAACデバイスを基礎にしている。より多くの患者に最善の結果を確実にするため安全かつ効果的に治療する手助けとなる」と語った。

600万人にのぼる米国人が、心臓が振動しているように感じる不整脈である心房細動にかかっていると推定される。心房細動患者の脳卒中のリスクは、心臓拍動が正常な人の5倍である。

Horton博士は「このデバイスは非弁膜症性心房細動患者、特に、抗凝血剤に頼れない理由がある患者の脳卒中のリスクを軽減する安全で効果的な代替として役立つ」と述べた。

この技術は左心耳(LAA)と呼ばれる心臓の部位を恒久的に閉鎖し、LAAででき得る有害な血栓が血流に入って脳卒中を起こす可能性を防いで、脳卒中のリスクを軽減することを目指している。LAAを閉鎖することによって、脳卒中のリスクは軽減され、患者はワルファリンなどの抗凝血剤の使用をやめることができる。

Natale博士は「丸みのあるデザインにより、LAA内に安全に挿入し、移動させ、最適な場所に長期的に安定させることができる。従来のデバイスよりサイズの選択肢も広がり、もっと広範な患者の治療に使えるようになった」と語った。

施術は全身麻酔で実施され、約1時間かかる。患者は通常、病院に1泊し、翌日に退院する。

▽メディア問い合わせ先
Erin Ochoa
St. David's HealthCare
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512-788-1616

Daphne Yousem
Los Robles Health System
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Daphne.Yousem@HCAHealthcare.com

ソース:Texas Cardiac Arrhythmia Institute (TCAI) at St. David's Medical Center

 

ソース:
Texas Cardiac Arrhythmia Institute (TCAI) at St. David’s Medical Center
Los Robles Health System