【深セン(中国)2020年7月20日PR Newswire】
最近、TCL華星光電技術有限会社(以下、TCL COSTと略称)の印刷及び曲げられるフレキシブルディスプレー研究開発・生産拠点プロジェクトが「広州市2020年重点建設予備項目計画」に参入しました。当該項目のトータル投資額は460億元で、最新世代ディスプレー生産ラインの立ち上げに主眼を置き、2021年から2023までに完成する予定です。
印刷方式OLED量産実現を加速するために、TCL CSOTは株式会社JOLEDに300億円を投資する予定です。両社は印刷方式OLED分野で緊密的に技術提携しながら共同開発を行います。TCL CSOTは第三者割当増資により株式会社JOLEDと技術的検証から印刷方式OLED量産実現まで全方位での技術提携関係を築いていきます。
真空状態下で発光材料を気化し基板上に成膜する蒸着式OLEDと違い、印刷方式OLEDは液体の発光材料をプリンターのように精密に基板上に塗布します。材料損が少なく効率的な生産ができますので、印刷方式OLEDの製造コストは蒸着式OLEDより2-3割程度削減できると期待されています。
5G通信、人工知能、IoTなど新技術の発展に伴い、スマートウェアラブル、スマートビジネス化、スマート家電製品、スマート車載など新しい分野での応用が激増し、フレキシブルで曲げられる特性を併せ持つ中大型サイズ印刷方式OLED製品は幅広く応用されることを期待されています。印刷方式OLEDは量産実現できれば、コストパフォーマンスが優れていることから市場参入を加速するとともに、OLED製品も激しい競争を勝ち抜くことができると確信しています。