【香港2020年7月17日PR Newswire】中国大手の技術プラットフォームであるYEAHKA LIMITED(「Yeahka」ないし「同社」、株式コード:9923.HK)は2020年6月、香港証券取引所のメインボードに上場した。当初、香港公募および国際公募でオファーされた同社株式は、香港では募集枠を大幅に超え、国際公募では極めて大幅に超えた。上場後、CLSA、China Renaissance、Oriental Patronなどのブローカー数社がYeahkaの買いを推奨を、同社のビジネスモデルと将来見通しに対する資本市場の信頼を反映した。
決済技術の成熟に伴い、革新的技術を使用して顧客を獲得し、全体的な顧客体験を改善することを期待しているため、デジタルソリューションおよびスマートソリューションに対するマーチャントからの要望は高まりつつある。Yeahkaは中国大手の決済ベースの技術プラットフォームとして近年、顧客基盤を急速に拡大し、無数の決済取引を通じて膨大な量のデータを蓄積してきた。さらに、同社が継続的に強化されるビッグデータ分析とAI技術を活用し、マーチャントと消費者のデジタルソリューションとスマートソリューションのニーズをさらに満たすことを可能にした。
2019年3月、Yeahkaと同社株主である日本の有名なインターネット企業、株式会社リクルートホールディングス(「リクルートホールディングス」)は、共同で戦略投資プラットフォームであるRYK Capital Partners Limited(「RYK Capital Partners」)を設立した。Yeahkaの事業戦略との相乗効果を生み出すことを目的として、RYK Capital Partnersを介してマーチャント支援サービスと技術分野にわたる投資機会を探す。
▽投資プラットフォームを介し、ビジネススコープを拡大
Yeahkaは直近では、マーチャントや消費者に価値を提供し続けるために、投資プラットフォームを通じて決済およびSaaS(ソフトウエア・アズ・ア・サービス)ビジネスを拡大し、決済からマーチャント支援サービスまでのバリューチェーンを強化してきた。
2020年5月、YeahkaはRYK Capital Partnersを通じてFushi Technology(Shenzhen)Co., Ltd.の決済・サービスプラットフォーム「Haoshengyi」へ増資した。Haoshengyiは、さまざまな決済方法を結合し、マーチャントのPOSでの統合請求機能を支援する。さらに、店舗管理などのサービスも提供し、マーチャント支援サービスを増やす。Haoshengyiは、発展途上にあるデジタル経済から生じる市場機会を効果的に活用することにより、急速に拡大しており、そこでは零細および小規模加盟店がインテリジェントなビジネスソリューションを切望している。Haoshengyiは都市部から徐々に拡大し、現在は上海、深セン、武漢、成都などの17都市での利用が可能である。Haoshengyiは、飲食、小売り、ファッション、ライフスタイル、エンターテインメントからソーシャルサービス、キャンパス内サービス、郵便サービス、自動車、通信、病院に至るまで、さまざまな分野の数多くの零細・中小企業にサービスを提供している。YeahkaのHaoshengyiへの投資は、自社の販売チャネルと事業運営をさらに強化し、Yeahkaはより多くのマーチャントと消費者に技術を活用した便利な決済・ビジネスサービスを提供できるようになった。
2020年6月、YeahkaはRYK Capital Partnersを通じ、中国大手のSaaSソフトウエア開発会社であるShenzhen Zhibaiwei Technology Development Co., Ltd.(「Zhibaiwei」)に戦略的投資を行った。Yeahkaは、決済ソリューション、SaaSソフトウエア、マーケティングサービスなどの付加価値サービスに関してZhibaiweiとさらに緊密に連携する。Zhibaiweiは、小売り、飲食業界向けERP、SaaS、モバイルインターネットおよびO2O技術プラットフォームに注力する開発・運用サービスプロバイダーである。Zhibaiweiは、経営コンサルティング、モバイル決済、機器購入、システム統合、技術サービスを含む包括的なソリューションを顧客に提供している。2019年末時点で、Zhibaiweiは中国全土で累計30万近くのマーチャントにサービスを提供した。
▽テクノロジーを活用し、全てのシナリオでマーチャントのニーズに応えるスマートサービスを提供
Yeahkaは、同社の決済サービスから生み出され膨大な取引データとAI対応の画像認識、インテリジェントなクレジット分析、スコアリング技術などのテクノロジーを活用すれば、マーチャントSaaS製品やマーケティングサービスなど、さまざまなマーチャント支援サービスが提供できる。マーチャントの運営効率を改善し、効果的にターゲット市場に到達することも可能にする。これらの技術はYeahkaのエンドツーエンドのエコシステムを改善し、マーチャントと消費者間の取引と価値の創造をさらに促進させる。
Yeahkaは、技術対応のサービスをマーチャントに提供する先駆者として、2015年にインテリジェントな注文端末であるSmart Shopkeeperを発売した。Smart Shopkeeperを使用することで、顧客はYeahkaのレストラン管理アプリを使用してメニューを閲覧し、注文を行うことができる。これにより、レストランはピーク時にスタッフの負担を軽減し、業務効率を向上させることが可能となる。Smart Shopkeeperは、Tmallではベストセラー、Pinduoduoでは2番目に良く売れているPOSである。
Yeahkaは2020年3月、さまざまな決済方法をサポートする同社独自のスマート決済スピーカーアプリケーションJuhuisaosaoを発売開始した。同アプリは、新たな決済が到着したときにマーチャントに音声で知らせ、ビジネスのラッシュアワー時の注文の見逃しや紛失の可能性を最小限に抑える。Juhuisaosaoの統計機能を使用すると、アプリ内で集計された取引データを分析し、営業実績をリアルタイムで把握することもできる。
同月にYeahkaは、クーポンの作成、配布、受け取り、共有を通じて顧客を獲得することにより、マーチャントがプライベートマーケティングの顧客基盤を構築することができるクーポン統合プラットフォームであるYuehuiquanを発売した。このツールを活用すれば、マーチャント側が消費者との関係を維持できるし、クーポンを獲得できた消費者側も割引後の金額で消費できるので、全ての関係者にとってウインウインの状況を実現できる。
▽継続的に技術イノベーションへ投資し、新しいスマート決済エコシステムを構築
近年のYeahkaの動きをみれば、RYK Capital Partnersへの戦略的投資から、独自でSaaS製品およびマーケティングサービス製品の開発まで、テクノロジーの力をさらに強化し、スマートエコシステムの構築を狙っていることがわかる。今後、Yeahkaは上流および下流のビジネスセクター、ならびに基本的技術およびコア製品のアップグレードへの戦略的投資をさらに増やす方針を示している。YeahkaはAIとクラウドコンピューティングの技術革新を活用し、モバイル決済とスマートマーケティングサービス向けの全シナリオでのアプリケーションを探る。これにより、マーチャントにカスタマイズドサービスを提供する能力を向上させると同時に、マーチャントと消費者にさらなる価値を生み出す。同社は強力な技術革新とリスク管理能力を活用することにより、持続可能かつ信頼できる技術プラットフォームの開発と構築を継続する。
▽YEAHKA LIMITED(9923.HK)について
YEAHKA LIMITED(「Yeahka」ないし「同社」)は、マーチャントや消費者に決済およびビジネスサービスを提供する中国大手の決済ベースの技術プラットフォームである。2019年12月31日時点で、Yeahkaは全国銀行カード決済ライセンスと携帯電話決済ライセンスの両方を付与されたわずか16の決済サービス提供会社の1つであった。同社は中国最大のサードパーティー決済サービスの顧客基盤を持っており、顧客基盤も急速に成長し続けている。オリバー・ワイマン(Oliver Wyman, Inc.)のデータによると、Yeahkaは中国で2番目に大きなノンバンク独立系QRコード決済サービス提供会社であり、2019年の取引件数では約14.0%の市場シェアを占めた。同社は顧客基盤および、決済サービスから得られるデータ資産を活用し、ビジネススコープを技術対応のマーチャントサービスに拡大しており、マーチャントと消費者の間の取引を促進し、マーチャントと消費者に価値を生み出すエンドツーエンドのエコシステムを完成させることができた。