【フローレンス、イタリア、2020年7月14日、PRNewswire】コロナ禍の影響を受けて、人々が常に新しい情報を得ようとするあまり信頼性の低いニュースまでも信じてしまう、誤報道の拡散が問題となっています。
これに際して、生命科学の分野で質の高いサービスを提供しているPQEグループのCEO兼創設者ジルダ・ディンチェルティ氏は先月、コロナウィルスのもたらした脅威の中でも最も問題視されているものの一つであるインフォデミック(不確かな情報が大量に拡散されてしまう現象)を調査するために従業員によるタスクフォースを結成することを決定しました。
ディンチェルティ氏はロックダウン期間中、自社グループの様々な子会社を含めた700人以上の従業員に対してビデオメッセージを送っていました。その中で同氏は、研究者チームを結成するので希望者は応募書類を提出するように、と呼びかけました。このチームの目的は最も計画的で組織立った手法により、情報の持つ5つの側面について特に突出した部分を調査するというものです。この5つの側面とは、コロナ禍以降ここ数ヶ月公の議論で度々中心的な話題となってきた「科学、生態系、ビッグデータ、社会経済、法律」を指しています。
今回のチームはPQEグループが誇る24名の専門コンサルタントから形成されています。彼らは医用生体工学やバイオ技術、社会経済科学といった様々な分野を学んだ人々です。このチームは、わかりやすく簡潔な手法で得られた結果を報告する、ということを念頭に、上記のトピックに沿って科学的に正確かつ最新の情報を出来る限り収集し、同社のコミュニケーション手段を使って一般に発信しようとしています。
データの安全性を確保するために、国際的に著名な製薬監査人2名がこのチームを支援することになっています。1人はPQEグループ副社長兼Parental Drug Association (非経口剤協会、PDA)の外部連携執行委員会副会長であるクラウディオ・プグリジ氏、そしてもう1人が、PQEアメリカのコンサルタントで、その前にはChiesi Farmaceutici SPAの開発部門副総裁兼研究開発総責任者を務めていたパオロ・バロルディ氏です。
今回の研究では、コロナ禍で大打撃を受けた国々(イタリア、スペイン、日本、インド、アメリカ、メキシコ、ブラジル)の出身者を中心に形成されたタスクフォースチームの文化的多様性にも期待が高まっています。これにより、異なる見方への理解を深めるとともに、1つの文化に囚われない多面的な情報に多くの人々が触れられるようになり、ニュースの信頼性を高めることができると考えられています。
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更に、同社は自社のYouTubeチャンネルにはvideo pills(「ビデオの薬」)を投稿し、わかりやすく科学や文化に基づいた情報を発信するとしています。
「ここ数ヶ月私達は多くの矛盾する情報にさらされてきました。そうした状況から、インフォデミック・タスクフォースの結成を考えつきました。氾濫する情報の中には、科学的知識のない人には全く理解しづらいものもあり、そういう情報こそが最も価値がある場合もあります。そこで、こうした科学知識を有する同僚たちを募り、情報を拡散することで一般の人々とPQEに関わる人々がコロナウィルスに対して持っている理解の精度を高めるとともに、科学用語の理解も広めようというイニシアチブを開始することにしました。」ジルダ・ディンチェルティ氏、PQEグループCEO兼創設者
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