同社の画期的ナノテクノロジーが、電気自動車、ドローン、エネルギー貯蔵プラントに使用されるリチウムイオン電池の性能を大幅に改善
ベールシェバ(イスラエル)
2020年6月25日
/PRNewswire/ -- インキュビット・ベンチャーズ(Incubit Ventures)の投資先企業であるセンス・マテリアルズ(CENS Materials:https://censmaterialsltd.co.il/ )は、英国に拠点を置いてイスラエルのハイテク企業に投資する著名な外国投資企業、ヴィンセント・チェングイズ(Vincent Tchenguiz)(コンセンサス・グループ)が率いる150万ドルの投資ラウンドを完了しました。同社は、初期のディープテック新興企業に投資するエルビット・システムズ(Elbit Systems:https://elbitsystems.com/page-category/about-us/open-innovation/ )の技術インキュベーター、インキュビット内に創設されました。
センスは、バッテリーのエネルギー容量を大幅に高めてチャージ時間を削減する、特許所有の工業プロセスを開発しています。どちらも電気自動車(EV)、ドローン、その他バッテリーで動く機器には欠かせない要素です。センスのソリューションはカーボンナノチューブ(CNT)を基にしており、その導電性に果たす役割はよく知られていますが、これまでコストを大幅に増大させることなくこの素材をバッテリーに組み込むことに成功した者はいません。
センスのソリューションはパウダーイン/パウダーアウトのプロセスであるため、既存の生産ラインに影響することなく、インフラの改造も必要ありません。一般的リチウムイオン技術に1工程加えただけなのです。さらにこのソリューションではバッテリーにコバルトが不要となり、コストや環境に大きな影響を与えるかもしれません。
センスのCEO兼創立者でナノテクノロジーの専門家であるマイケル・ブロムフマン(Michael Bromfman)氏は、次のように述べています:「この投資により当社は、電気自動車業界トップのOEMやティア1に供給する大容量の高品質バッテリーの製造を可能にする準工業プラントを建設することができます。深い研究に基づく当社独自の技術には、電気自動車業界の市場を劇的に変化させ、バッテリー性能とコストというボトルネックを取り除く可能性があります」
インキュビットについて
エルビット・システムズの技術インキュベーターであるインキュビットは、イスラエル・イノベーション・オーソリティー(Israel Innovation Authority)の認可を受け、イスラエルを拠点とするインキュベーターです。ユニークで差別化され、保護されるか複製困難な、技術的・科学的進歩に基づいたディープテックへの投資に尽力しています。構想の段階からPOC、製品発売、そして事業の成功へと、ディープテック新興企業を支援します。
ヴィンセント・チェングイズについて(コンセンサス・グループ)
コンセンサス・グループ(CBG:Consensus Group)は、医薬品、バイオ技術、医療技術、環境保全技術、不動産などの分野にポートフォリオを有する投資会社です。ライフサイエンス、サイバー、気候変動問題に取り組む技術などを中心に、世界中に6億ドルの投資ポートフォリオがあります。
写真 - https://mma.prnasia.com/media2/1195828/cens_materials.jpg?p=medium600
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