*BAce CapitalとSMDV、Skystar Capitalが急成長のフィンテックスタートアップ企業Wallex Technologiesに投資(金額は未公表)
【シンガポール2020年6月11日 PRNewswire】
シンガポールに拠点を持ち、中小企業(SME)の為替と海外送金のニーズ対応に専念するフィンテックスタートアップ企業Wallex Technologies(http://www.wallex.asia/ )は、BAce CapitalとSMDV、Skystar Capitalを中心としたシリーズA 資金調達を完了したと発表した。既存投資家も融資に参加した。起業支援を見出しにくいパンデミックとそれに伴う経済不透明のさなかのこの時期での発表は画期的である。
調達した資金は新旧市場での基盤拡大と、主力商品の強化に振り向けられる。共同設立者で最高執行責任者(COO)の木我寛之氏は「新規投資家との提携は、世界で最大級の活発な経済への足掛かりとなり、とてもうれしい。SMEに成長ツールを提供して支援するというわが社の使命を、さらに推し進める」と語った。
毎月20%成長しているWallexは、取引の52%を占めるアジア市場で急速に存在感を高めている。この地域で経験豊富な75人を超える従業員のチームにより、同社は比較的短期間で年間総取引額(GTV)10億米ドルを達成した。2019 年12月には香港で送金移動業のライセンスも取得している。
BAce Capital マネジングディレクターのムリョノ氏は「WallexはSMEが海外送金を従来より簡単に素早く、そして便利にする技術を採用している。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)以降の経済再生期にSMEがもっと参加するには、デジタル決済が重要だとわれわれはみている。Wallexはこの未開拓の分野でデジタル決済ウォレット・ソリューションになる大きな可能性があると信じる」と述べた。
共同設立者で最高経営責任者(CEO)のジョディ・オング氏は「Wallex はバーチャル受取口座やマルチ通貨・ウォレットといった将来に備えたサービスの提供を目指している。SME顧客が単一プラットフォームでキャッシュフローを管理したり、為替リスクをヘッジできるよう、われわれがもっと強力な機能を構築するのに、今回の資金は役立つ。一層の事業拡大のために採用計画の継続や他社との提携にも取り組んでいく」と話した。
▽Wallexについて
Wallexは40以上の通貨の交換・支払い、バーチャル口座経由の受け取り、ウォレットによる資金保有を顧客に可能にするB2B向けFX エンジンである。Wallexは有利な為替レートと手数料によるスムーズな取引を提供し、顧客は資金を行き渡らせることができる。
Wallexはシンガポール金融管理局(MAS)による大手決済機関(ライセンス番号PS20200433)として管理下にあり、インドネシア銀行(ライセンス番号20/235/DKSP/83)と香港税関(ライセンス番号19-12-02935)の監督も受けている。
▽BAce Capitalについて
BAce CapitalはAnt Financialが支援するファンドで、インドや東南アジア(SEA)を中心とする新興経済の初期段階の企業に投資し、テクノロジー企業が中国やインド、SEA で知識とリソースによって成長することを助けている。
ソース: Wallex Technologies Pte Ltd
(日本語リリース:クライアント提供)