 |
ジュネーブ
2020年5月21日
/PRNewswire/ -- 欧州連合のたばこ製品指令（EU TPD）（https://ec.europa.eu/health/tobacco/tracking_tracing_system_en ）（Tobacco Product Directive）が発動して、20日に1年を迎えた。電通イージス・ネットワークのブランドであるDentsu Trackingは、たばこの規制に関する世界保健機関枠組条約（WHO FCTC）に準拠した欧州のたばこ産業全体のサプライチェーン管理向けの技術的なソリューションを設計・運用するために、欧州委員会および27の加盟国と協力している。
これは追跡されたイベントと製品の総数において、間違いなく世界最大のプラットフォームだ。現時点でこのシステムは、27のEU加盟国全体の75万以上の登録済みのエコノミックオペレーターで生じる320億以上の製品と50億以上のイベントを追跡してきた。
Dentsu Trackingのマネジングディレクターであるフィリップ・キャステラ氏は次のように述べた。「EU TPDのソリューションは、政府によるサプライチェーン管理に新しい世界的な先行例をもたらした。現在の設計とアーキテクチャーは新しい技術基準を設定しており、この初年度のインサイトは、その成功を完全に裏付けている」
「この欧州モデルは、コンプライアンスの厳格な基準を保証し、サプライチェーンのすべての段階で完全なトレーサビリティーを要求することで、プロトコルに対する革新的なアプローチをとっている。これは、アルコールや飲料など、他の業界にわたって、将来的なサプライチェーンの革新と規制のモデルになる可能性がある」
▽違法取引と闘うために政府と革新を続ける
現在、EU全域で政府と法執行機関はたばこのサプライチェーン全体を完全に可視化できるツールを備えている。
Dentsu Trackingのセールス・マーケティングディレクターであるベンジャミン・フェリップ氏は「このシステムは、当局が大規模なデータレーク全体にわたるデータドリブンなインサイトに基づくサプライチェーン管理ポリシーを実行するのに役立ち、違法な製品の可用性を低下させるために、これらのインサイトを使用するツールだ」と述べた。
国の政府と当局は、EU Secondary Repository（Dentsu Trackingが設計、実装、運用）のデータと可視性の利用が可能で、違法取引との闘いを支援するために、異常な取引パターンを特定してたばこ管理ポリシーのさらなる革新を可能にする。
Dentsu Trackingのソリューションは、ほぼリアルタイムのデータの可用性を保証している。これは、マクロレベルのクエリー（例えばトレンドと異常の識別や市場統計）、またはマイクロレベルのクエリー（例えばたばこ1箱、特定の倉庫、もしくは特定のトラックの調査と検証）に対するほぼ瞬時の対応を意味する。
このソリューションは、その規模とオンライン執行の規制要件の両面でいかなる既存のシステムよりも厳格だ。オンライン執行は、データが単に受動的に保存されるだけではないことを意味している。その代わりすべての段階で、データの報告、検証、承認のプロセスがあり、すべてが60秒未満で発生する。
これは、欧州全体で、製造業者から小売業者まで数千の拠点で追跡されている数十億の固有の梱包を意味している。
リンク先：たばこ製品の違法取引に対処するためのEU規制枠組みの詳細については、欧州委員会（https://ec.europa.eu/health/tobacco/tracking_tracing_system_en ）を参照。また、たばこ製品の違法取引を排除するには、WHO FCTC Protocol（https://www.who.int/fctc/protocol/en/ ）を参照。
▽Dentsu Trackingについて
Dentsu Trackingは電通イージス・ネットワークのブランドで、スイスのジュネーブに本社がある。中核的な製品とサービスのソリューションには、トレーサビリティー、セキュリティー、産業用IT、事業分析、サプライチェーン・デジタルトランスフォーメーションが含まれる。欧州委員会は2018年12月21日、欧州連合（EU）全体のトレーサビリティーシステムの中心的なプラットフォームを運用する唯一のプロバイダーとしてDentsu Trackingを指名した。
Logo - https://mma.prnewswire.com/media/1170717/Dentsu_Tracking_Logo.jpg
