アブダビ(アラブ首長国連邦)
2020年5月13日
/PRNewswire/ -- 世界初の大学院級研究ベースの人工知能(AI)大学Mohamed bin Zayed University of Artificial Intelligence(MBZUAI)は首脳陣にAI、教育、技術の一流の専門家2を任命した。
リン・シャオ(Ling Shao)博士はMBZUAIの執行副社長兼学長に任命された。博士はMBZUAIの学務と研究を指揮し、大学が確実にAI分野で世界レベルの高度な教育と研究を実現するようにする。大学での役割に加え、シャオ博士は博士課程の学生、教科課程、研究協力を監督するためMBZUAIと提携しているアブダビを本拠とする国際的研究機関Inception Institute of Artificial Intelligence(IIAI)の最高経営責任者(CEO)兼主任研究員を務めている。
MBZUAIはまた、ベヘジャト・ユスフ(Behjat Al Yousuf)博士を対外協力担当執行副社長に任命した。アラブ首長国連邦(UAE)の非常に優れた専門家であるユスフ博士は、広範な地域社会、政府機関、経済界のパートナーとの協力を含む大学の対外協力活動を統括する。彼女はAI研究イニシアチブの開発と実施を支援し、政府機関、大企業、中小企業、AI新興企業を含む官民組織へのAIに関する助言とコンサルタントサービスも開発、統括、提供する。
MBZUAI暫定社長のマイケル・ブレイディ教授は今回の任命について「一番初めからわれわれの使命はAI分野の新たな基準を設定する世界クラスの高等教育機関を生み出すことだった。シャオ博士とユスフ博士を迎えて首脳陣はさらに強化され、この分野の世界的リーダーになり、学生に最高の教育を与え、研究の傑出したパートナーとして貢献するようこの大学を導くだろう」と語った。
シャオ博士は「AI教育・研究にのみ焦点を合わせたこの種の初の機関として、MBZUAIはこの社会の未来に重要な役割を果たすだろう。次世代のAI指導者を指導する機会を得るのは光栄だ」と述べた。
ユスフ博士は「Mohamed bin Zayed University of Artificial Intelligenceを通じてUAEの科学技術分野にさらに貢献する機会を得られて名誉である。大学の機能を活用してUAE内と世界中の官民部門とともに、国際社会をAI時代に前進させる新たなソリューションを見つけることを期待している」と語った。
2021年1月に始まる予定の初学年度に向けて、大学は80ヵ国以上からの何千もの志願書を審査している。大学の入学事務局は近く合格通知の発送を始める。
MBZUAIは世界中からの大学院生に科学修士(MSc)と博士(PhD)レベルのプログラムを提供し、同時にAIが建設的な変革の原動力として活用されるよう世界中の政策決定者や企業に働き掛ける。
大学はすべての入学者に全額奨学金のほか、月々の手当て、健康保険、宿舎などの便宜を供与する。MBZUAIは地元、国際企業と協力してインターン研修を確保し、学生の就職も支援する。
▽Mohamed bin Zayed University of Artificial Intelligence (MBZUAI)について
MBZUAIは世界初の大学院級研究ベースの人工知能(AI)大学である。アブダビのマスダルシティに2019年10月に開設された。学生、企業、政府にAIを建設的な進歩の世界的原動力として前進させる能力を与えることを目指す。詳細はwww.mbzuai.ac.ae を参照。