- 新しい救助機能を搭載したエルメス900海洋パトロールUAS、東南アジアの顧客に供給完了
ハイファ、イスラエル
2020年5月7日
/PRNewswire/ -- エルビットシステムズは独自に開発した生命救助機能を、エルメス900海洋パトロール無人航空機システム(UAS)に搭載することに成功しました。人物探知と特定機能、機体内蔵の救助ボート(空気圧式)、そして正確な発射機能を兼ね合わせたこのUASを利用すれば、広範囲での海洋捜索救難(SaR)オペレーションを行うことができます。エルビットシステムズは先日東南アジアの顧客(詳細は非公開)との間で、この特注エルメス900海洋パトロールUASの売買契約を締結しました。
動画をご覧ください: https://youtu.be/GsnldmNFOc4
有人の救助飛行機では、悪天候や耐久力の短さによって捜索救助機能が著しく低下するため、実際に救助活動を行えないことも多くあります。エルメス900海洋パトロールは24時間以上の継続飛行が可能で、昼夜問わず悪天候下でも救助活動を実施することができます。新しい捜索救助機能を搭載した今回のUASを使えば、より多くのケースで安全に救助活動ができるようになり、海洋捜索救難対応の安全性と効率を高めることができます。
エルメス900の海洋パトロールは6人乗りの救助ボートを4台まで翼内に搭載することができます。機体に設置された海洋レーダーによって、UASは生存者の状況を確認することができます。確認次第、UASの電気光学と赤外線 (EO/IR)ペイロードが発出され、画像による人物確認とボート落下位置の高速算出が行われます。これにより、UASは600フィートの低空から、生命救助ボートを生存者が安全に到達できる距離まで正確に届けることができます。生命救助ボートは機体を離れると徐々に自動で膨らみ、海面に到達する時には使用可能な状態になっています。
エルメス900の中空・長距離持続飛行UASはイスラエル空軍に2015年より採用されており、スイス、英国、ブラジル、メキシコ、チリ、欧州連合、国連そして東南アジアの国々など多くの国から支持されています。
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