世界的なライフサイエンスリーダー、Cytivaが誕生

【アマーシャム（英国）2020年4月1日PR Newswire＝共同通信JBN】

＊Danaher Corporationによる214億米ドル規模の買収が完了し、新たな Danaher事業会社が誕生した

＊Cytiva（旧GE Healthcare Life Sciences）は生物学的療法の成長と革新の促進を支援する

＊AKTA、Amersham、HyClone、MabSelect、Whatmanなどの大手ライフサイエンスブランドもCytiva傘下である

治療法の開発と製造の進展と促進を支援する技術とサービスを提供す世界的企業、Cytiva が1日、発足した。旧GE Healthcare Life SciencesであるCytivaは、約7000人の従業員を擁して40カ国で事業を展開し、Danaher Corporation Life Sciencesプラットフォームを構成する。

Cytivaのエマヌエル・リグナー社長は「われわれの科学的専門知識の基盤、われわれのチーム、われわれの確固たる顧客ベースにより、Cytivaはこの業界における投資、開発、成長促進を行う適切な立場にある。患者に人生を変えてしまうような治療法をもたらすのを助けるためのわれわれの情熱はゆるぎないものであり、われわれは今後も、顧客のために生産性を向上する革新的な技術を市場に提供していく」と述べた。

Cytivaの専門家と技術は今日のバイオテクノロジー産業を形作った科学と医学の分野での飛躍的な進展を可能にした。2019年に米食品医薬品局（FDA）によって承認された生物学的療法の75％以上がCytivaの製造技術に依存した。さらにCytivaの技術は、細胞・遺伝子療法の発生期分野での貢献のほか、2012年のCAR-T の小児試験に初めて成功して以来、貢献を続けている。この分野は引き続き大きな可能性を有しており、現在、世界中で1000件以上の再生医療の臨床試験が進行している（注1）。

患者に合わせた先進的な生物学的治療への世界的な需要が常に増している中で、この分野での成長、生産性、革新を促進することは当社にとって大きな戦略的重点分野である。Cytivaは、アジア、欧州、米州に展開する設備を活用し、顧客中心主義の革新を着想から商用開発段階へと推進する。当社は新たな治療法の開発を実現するため、顧客との連携と訓練を目的としたセンターを有しており、その中にはスウェーデンのウプサラにあるTesta Center や、シドニー工科大学とのセンターなどがある。

Cytivaはまた、共同研究の追求も続けていく。これにはボストンのハーバード大学とマサチューセッツ工科大学（MIT）の大学病院や、業界パートナーであるFujifilm Diosynth Biotechnologies、Alexandria Real Estate Equities, Inc.とのアドバンス生命学革新・製造センターなどがある。

Cytivaの多様なポートフォリオには、AKTA、Amersham、Biacore、FlexFactory,、HyClone、 MabSelect、Sefia、Whatman、Xcellerex、 Xuriといった広く認められているブランドが含まれている。このポートフォリオは、研究やプロセス開発、完全な製造ワークフローのための顧客の需要に合致したあらゆる種類の器具、消耗品、デジタル・企業ソリューションとサービスを包括している。

▽Cytivaについて

Cytivaは、40カ国で約7000人の従業員を擁して33億米ドルの事業規模を持つ、加速度的に進展する治療法に献身している世界的な大手ライフサイエンス企業である。多岐にわたる規模と領域の顧客にとっての信頼あるパートナーとしてCytivaは、研究・製造ワークフローへのスピード、効率、機能を提供し、これにより患者に対して斬新な医薬品の開発や製造、提供を可能にする。詳細はwww.cytiva.com を参照。

（注1）The Alliance for Regenerative Medicine Q3 2019 Quarterly Report

Logo - https://mma.prnewswire.com/media/1138636/cytiva_Logo.jpg