OUE Groupがマンダリン・オーチャード・シンガポールをヒルトン・シンガポール・オーチャードにリブランド

• 持続的な収益・価値の成長を促す新たな収入創出スペースを追加する改革的リブランド
• リブランドで、ヒルトンの強力なブランド認知と世界的な販売・流通網の活用が可能
• 同ホテルはシンガポールでのヒルトンの旗艦、アジア太平洋最大のヒルトンに
• 大規模改修は2020年第2四半期以降に行われ、COVID-19による弱含みの経営環境を有利に活用、旅行への信頼が戻れば、シンガポールのホスピタリティー部門で見込まれる立ち直りから利益を受けられるようにこの資産を位置付ける
• 2022年に新装開業の予定

【シンガポール2020年3月27日PR Newswire＝共同通信JBN】

OUE Limited（OUE）とOUE Commercial REIT Management Pte. Ltd.は総合的、戦略的な見直しの結果、ランドマークのマンダリン・オーチャード・シンガポール（Mandarin Orchard Singapore）をヒルトン・シンガポール・オーチャード（Hilton Singapore Orchard）にリブランドするため、OUE Commercial Real Estate Investment Trust（OUE C-REIT）のManager（幹事社）の資格で協力してきた。

マンダリン・オーチャード・シンガポールのマスターレッシーであるOUEは、マンダリン・オーチャード・シンガポールをシンガポールでのヒルトンの旗艦にリブランドするブランド・管理契約（BAMA）をConrad International Management Services (Singapore) Pte. Ltd.（ヒルトン）と結んだ。

BAMAの下、マンダリン・オーチャード・シンガポールはシンガポールでのヒルトン旗艦であり、アジア太平洋最大のヒルトンであるヒルトン・シンガポール・オーチャードとして新装開業する。提供される商品・サービスはヒルトンのブランド基準に沿うものになる。ヒルトン・シンガポール・オーチャードの開業に際して、ヒルトンが資産運用の独占権限を持つ。

会議、研修、大会、展示会（MICE）イベントに対する内外の需要増大に応える会議施設の新設や料理・飲料を賄う資産強化工事も計画されている。計画の改修は段階的に行われ、COVID-19のせいでホスピタリティー業界が直面する現在の課題を活用するため、2020年第2四半期に開始、2021年末までに完成する予定である。マンダリン・オーチャード・シンガポールは改修工事期間中、OUEホスピタリティー部門のホテル運営企業、メリタス・ホテルズ&リゾーツ（Meritus Hotels & Resorts）の管理下で引き続き運営される。

ホテルは2022年の新装開業に際し、設備が整った客室1080室、終日営業を含むレストラン＆バー5店を収容する。また、3つの大宴会場など計3765平方メートルの会議・イベントスペースも備える。

OUEのブライアン・リアディ副最高経営責任者は「力強く観光が成長し、同時にホスピタリティー業界の競争が激化するシンガポールの環境で、長期にわたり資産をより戦略的に再配置する中、われわれはここで、ヒルトンがもたらす強力なブランド認知、世界的な流通網、業界をリードする革新に接するという素晴らしい機会を示された」と語った。

リアディ氏は「マンダリン・オーチャード・シンガポールのリブランドは、OUEがOUE C-REITと協力して行った総合・戦略的な見直しを受け、シンガポールの優雅なアジアンホスピタリティーの基準としてのレガシー50年の頂点にふさわしい。顧客はこの新たな段階をヒルトンブランドと同義の例外的なサービス体験と解釈できる。従業員は国際的ホテルチェーンの一員になることで、キャリア成長・発展の大きな機会を得る」と付け加えた。

Managerのタン・シュリン最高経営責任者（CEO）は「われわれのランドマーク資産の長期的な価値を確信している。この戦略的提携は、一等地オーチャードロードの最高級ホテルとしての資産地位を強化する魅力的な機会を与える」と語った。

タン氏は「高級ホテルへの一新は、敷地内の収入創出スペース追加と相まって、Managerが当社の積極的な資産管理手法に沿って価値を生み出し、持続的利益を促すことを可能にする。シンガポールのホスピタリティー部門が直面する現在の課題は、われわれが大規模改修を実行するタイムリーな機会ももたらす。リブランドされるホテルは、見込まれる回復の利用に間に合うとみられる」と付け加えた。

▽リブランド実行（Rebranding Exercise）の理由

シンガポールの高級なオーチャードロード・ショッピング＆エンターテインメント地帯の中心に目立って位置するマンダリン・オーチャード・シンガポールは1971年に開業し、OUE Hospitality Sub-Trust傘下にあるOUE C-REITのポートフォリオの一部である。OUEとManagerは、リブランド実行が資産を大幅に強化し、OUE C-REITの投資家に長期持続的な収益と価値の成長をもたらす。

リブランド実行の利益は次の通り：

（a）ヒルトンの強力なブランド認知とマーケティングが資産の競争地位を強化

「マンダリン・オーチャード・シンガポール」の「ヒルトン・シンガポール・オーチャード」へのリブランドにより、資産がヒルトンの強力なブランド認知とマーケティングに接し、オーチャードロード沿いの他の高級ホテルと並ぶ競争的な地位を強化する。ヒルトンブランドはヒルトンポートフォリオの旗艦ブランドであり、6大陸にまたがる570以上の施設がある（注1）。Brand Finance Hotels 50 2019 Reportによると、ヒルトン・ホテルズ＆リゾーツのブランドは世界一価値のある個別ホテルブランドである。

（b）ヒルトンの強力なグローバル流通網と確立されたパートナーシップが資産の既存流通・マーケティング戦略を補完

資産はヒルトンの強力なグローバル流通網の恩恵を受ける立場にあり、グローバルな上得意先、グローバル旅行企業との確立されたパートナーシップとのブランドパイプラインによって、レジャー、企業両分野の高収益の高級市場参入が可能になる。これは特にレジャー分野で、地域ゲストにサービスを提供する資産の現在の強みを補完し、ビジネスミックスを多様化し、収入、流通、マーケティング戦略も強化する。

（c）既存のゲストロイヤルティー・プログラムに続く直接予約ビジネス推進の機会

1080室で新装開業する際、アジア太平洋最大のヒルトンになる資産は、大成功しているヒルトン・オナーズ特典プログラムを通じて、世界の会員1億人以上に手を差し伸べて、直接予約ビジネスの増大を推進することが可能になる。

（d）シンガポールのホスピタリティー部門の長期的成長を促す活用を向上させる位置に

リブランド実行の一部である会議室の増設に加え、シンガポールが引き続き地域・グローバルイベントでアジア最大のMICE目的地としてのプロフィルを成長、強化させているため、資産はMICEイベント需要の増大に応える好位置につく。シンガポールのホスピタリティー部門は短期的にCOVID-19感染のマイナス影響を受けるが、いったん事態が収束されて旅行への信頼が戻れば、リブランド実行はこの部門で見込まれる回復を利用できる位置にいる。

さらに、世界のビジネス、レジャー、MICEオーディエンスにシンガポールを世界一の目的地として一層アピールする当局の持続的努力に支援されたオーチャードロード・ショッピング地区再生計画の活力増加によって、シンガポール・ホスピタリティー部門の長期的展望は明るい。

▽マスターリース契約（MLA）

OUEは、OUE、OUE Hospitality Sub-Trustの受託人、Managerのマスターリース契約（MLA）に基づく資産のマスターレッシーである。MLAの条項で、マスターリースは当初、2013年7月25日から15年間とされ、15年間更新のオプションがある。

BAMA契約の締結と併せて、OUE Hospitality Sub-Trustは（資産所有者として）ヒルトンに保証を与えた。万一MLAが失効するか打ち切られた場合、OUE Hospitality Sub-TrustがBAMAの下のOUEの義務を担う関係者を指名するか、それをOUE Hospitality Sub-Trustが引き受ける。Managerはその場合、必要に応じて適宜、適切な行動指針を決定、提案する。

MLAの主要な商取引条項は変わらない。MLAの条項で、OUE Hospitality Sub-Trustのためにマスターリースのダウンサイドプロテクションがある。MLAには年4500万シンガポールドルの固定最低賃料項目があり、段階的改修と運営準備の期間中、OUE C-REITの投資家に収入を保証する。

▽OUE C-REITに対する財務的影響

OUE C-REITはリブランド実行で安定的な約10%の投資収益を予測し、約9000万シンガポールドルの資本支出を負担するつもりである。Managerは既存の貸付制度から引き出し、改修期間中徐々にリブランド資金を全額出資する。資本支出は段階的に行われるため、リブランド実行は2020年12月31日に終了する会計年度のOUE C-REITの借入総額や収益に重大な影響はないとみられる。

▽問い合わせ先

OUE Limitedの詳細はwww.oue.com.sg を参照。

OUE Commercial REITの詳細はwww.ouect.com を参照。

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（説明：OUE Limitedのロゴ）

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（説明：OUE Commercial REITのロゴ）

ソース：OUE Limited

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