【滕州市(中国)2020年2月12日PR Newswire=共同通信JBN】鉱山は、非常に典型的な健康・安全面での課題を抱える独特な運用環境である。特に、地下の採掘作業では、通常、懐中電灯、車両の照明、機器や衣服の反射ストリップからの低視程状況と光害が発生し、従来の監視・安全モニタリングを困難にしている。
これらは、43平方キロの地下エリアをカバーし、毎年180万トン超の石炭を生産する中国・山東省のJiangzhuang Coal Mine(ジアンシュアン炭鉱)が直面する課題の一部である。同炭鉱管理チームの最優先事項は労働者の安全であり、事故リスクを最小限に抑えるため労働慣行と生産は1日24時間モニターされている。
Jiangzhuang Coal Mine Dispatch Officeのディレクター、コン・チンウエイ氏は以下のように語っている。「環境要因、低性能の機械、ないし正式な作業手順を守らない従業員が原因であるかどうかにかかわらず、この炭鉱の危険な状況に直ちに対応する必要がある」。
「同炭鉱は労働者向けの安全訓練と設備に多額の投資を行っているが、その老朽化した監視システムは炭鉱の主要地区での健康・安全モニタリングを困難にした。コン・チンウエイ氏は「これまでの監視システムでは、1日24時間、約30台のスクリーンをモニターする必要があったが、多くの場合、低照度条件ないし光害により画質が最適ではなかった。これは監視業務を極めて困難で骨の折れるものにし、安全問題への即応能力に影響を与えている」
▽Hikvisionのインテリジェントビデオ技術で労働者の安全性を最大化
健康と安全の課題に対処するため、Jiangzhuang Coal MineはHikvisionのインテリジェントビデオ監視・制御システムを実装した。
このHikvisionソリューションは、暗い場所や、ライトや反射ストリップにより光害が発生する場合でも、鮮明なビデオイメージングをサポートする。イメージングのこの品質と鮮明さにより、隠れたリスクをより迅速かつ簡単に特定できるようになり、安全チームはより迅速に対応し、炭鉱のあらゆる地区で労働者を保護することができる。
イメージング機能向上に加え、Hikvisionカメラにはディープラーニング技術が組み込まれており、炭鉱における健康と安全のリスクを自動的にリアルタイムで特定して対応する。具体的には、カメラは、従業員が正式の作業手順から逸脱した時にはこれを識別し、安全チームに警報を送信して、事故発生前にスタッフを配置できるようにする。
例えば、労働者が作業中にウインチに近づきすぎることは安全リスクがあるため禁止されているが、これは従来のビデオカメラでは監視が困難である。コン・チンウエイ氏は「新しいHikvisionシステムは、ウインチなどの機器周辺を監視し、労働者が近づきすぎた場合に警報を送信することにより、彼らの安全性を高める」と語る。
▽リアルタイムで実施可能な知見により労働者の健康と安全性を改善
新しいHikvisionシステムは運用開始から3カ月間に、安全な作業手順からの逸脱30件を確認した。Jiangzhuang Coal Mineの次席チーフエンジニア、チャン・リュー氏は「過去には、これらの安全性リスクの多くは見つからずに済んでいた可能性がある。しかしHikvisionシステムは、すべてのインシデント(安全上問題があった事例)をリアルタイムで識別し、従業員を保護するために即座に行動することを可能にした。これは、われわれにとり非常に満足のいく結果である」と語る。
▽安全手順の継続的な改善を提供
Hikvisionシステムは、潜在的なセキュリティーリスクをリアルタイムでチームに警告するだけでなく、その後の分析のために安全上のインシデントの詳細も記録する。
チャン・リュー氏は「Hikvisionシステムは安全な作業手順からの逸脱を正確にとらえるだけでなく、再生・ダウンロード機能をサポートする。記録された知見を使用して、安全手順の継続的な改善を実現し、最終的には、『無事故』鉱山のビジョンをサポートすることがでる」と付言する。
▽炭鉱固有の安全要件に対処
Hikvisionソリューションは、炭鉱のさまざまな地区での地表水位の常時監視など、特定の炭鉱安全アプリケーションをサポートするように構成されている。
チャン・リュー氏は「岩石層からの絶え間ない漏水は、地表水が炭鉱のさまざまな地区で蓄積する可能性があることを意味している。これはインフラへのダメージである出水の可能性や労働者の安全リスクの点から問題である」と述べ、「Hikvisionシステムを使用すると、地表水位を常に管理し、水位が安全な限界を超える前に発生する問題への対策を取ることができる」と付言する。
Hikvisionソリューションは地表水管理に加え、地下での石炭などの物質の輸送に使用される傾斜トンネルなど、炭鉱での他の潜在的に危険な地区の安全性向上をサポートする。コン・チンウエイ氏は「Hikvisionシステムはわれわれにとり、鉱山のあらゆる地区におけるインテリジェントな『目』のようなものであり、われわれが潜在的な安全問題をタイムリーかつ正確な方法で特定し、労働者を常に保護するのに役立つ」と語る。
▽安全チームの効率性を向上
あらゆる種類の潜在的な安全上の脅威に対する自動化された警報により、安全チームはビデオ画像を常に監視する必要がないため、はるかに効率的になる。チャン・リュー氏は「30の画面で不鮮明な画像を見る代わりに、インシデントへの対応、労働者の支援、安全性の維持に時間を費やすことができる。これは、自動化が炭鉱の安全性を改善し、画面の手動監視に関する加重な作業負荷を軽減する方法の典型的な例である」と述べる。
[OUTBOX]プロジェクトの内容一覧
*Jiangzhuang Coal Mineに配備されたHikvision監視・制御システム
*ディープラーニング技術により、低視程状況でもリアルタイムで安全性リスクを特定
*最初の3カ月間に安全性インシデント30件が検出され、対処された-インシデントの分析は、安全手順の継続的な改善をサポート
*安全チームは、画面監視時間を短縮し、安全上の脅威への対応に多くの時間を費やす
*Hikvisionシステムからのインシデントデータの分析は、安全手順の継続的改善をサポートし、炭鉱の「無事故」をサポート
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ソース:Hikvision