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Inovioが新型コロナウイルスのINO-4800ワクチン推進のため中国でBeijing Advaccineと協力

Beijing Advaccine Biotechnology Co.
2020-01-31 10:39 2105

【プリマスミーティング(米ペンシルベニア州)2020年1月30日PR Newswire=共同通信JBN】

*合意は中国での臨床試験への移行を促進

Inovio Pharmaceuticals, Inc.(NASDAQ: INO)は30日、中国でこれまでに数千人が感染、多くの死者を出している新型コロナウイルス(2019-nCoV)に対するInovioのワクチン、INO-4800の中国国内での開発を進めるため、Beijing Advaccine Biotechnology Co.と協力していると発表した。Inovioは最近、INO-4800の開発が進行中で、感染症流行対策イノベーション連合(Coalition for Epidemic Preparedness Innovations、CEPI)から最大900万ドルの初期助成金を得て、米国で第1相ヒト試験を通じた安全性と免疫原性の評価を行うと発表していた。

Inovioは、新型コロナウイルスに対するINO-4800の開発を迅速に進める計画で、既に前臨床試験と治験薬製造に向けた準備を開始している。今回の協力の目標は、米国でのInovioの臨床開発の取り組みと並行して、中国で第1相試験を実施するためAdvaccineの専門知識を活用することである。InovioとAdvaccineは、INO-4800の今後の試験を加速させるため、追加の助成金獲得と中国のより大きなワクチン会社からも協力を得るべく力を合わせていく。

Inovioの社長兼最高経営責任者(CEO)であるJ・ジョセフ・キム博士は「規制当局と臨床試験管理に関する専門知識と経験を有するBeijing Advaccineとその創業者で中国を代表するDNAワクチン専門家であるビン・ワン復旦大学名誉教授との協力は、中国でのコロナウイルスワクチンINO-4800の開発を大幅に加速させるだろう。今回の協力で、当社が中国に参入し、可能な限り速やかに必要な地域にワクチンを届けることができるようになる。われわれの共通の目標は、新型感染症のワクチン開発に両社の専門知識を活用し、願わくば規制当局によるINO-4800の早期承認を達成することだ」と語った。

今回の開発の取り組みへのInovioの参加は、パンデミックの可能性がある新型ウイルスのワクチンを迅速に開発するためのDNA医薬品プラットフォームの理想的な適合性、実証済みのワクチン開発能力、これまでパンデミックの脅威に対する有効な対策を迅速に生み出してきた確固たる実績に基づいている。Inovioは、関連コロナウイルスであるMERS-CoVのワクチン(INO-4700)をヒトで評価するところまで進めた最初の企業である。Inovioは現在、中東呼吸器症候群(MERS)ウイルスの大流行が集中的に起きている中東でINO-4700の第2相試験を開始する準備を進めている。これらの取り組みは、CEPIの資金とパートナーシップによってサポートされている。

Lancet Infectious Diseasesに最近発表された論文で、InovioのMERS-CoVワクチン、INO-4700は第1相試験で、忍容性の高さに加え、約95%の被験者で高レベルの抗体反応を誘導、試験参加者の90%近くで幅広いT細胞反応の発現も実証された。INO-4700に対する持続的な抗体反応も、投与後60週間維持された。

今回のコロナウイルスワクチン開発におけるInovioの協力者には、ウィスター研究所、GeneOne Life Science(KSE:011000)の完全所有子会社であるVGXIが含まれている。

▽Inovio Pharmaceuticals, Inc.について

Inovioは、ヒトパピローマウイルス(HPV)、がん、感染症関連疾患を患う人の治療・治癒あるいは予防、またはその両方を行うための精密設計DNA医薬品の迅速な市場投入に重点的に取り組むバイオテクノロジー企業である。Inovioは、独自のスマートデバイスを介して体内の細胞にDNA医薬品を直接送達することで、子宮頸がんの70%、肛門がんの90%、外陰がんの69%の原因となっている高リスクのHPV16型、18型を死滅させ、除去する強力な免疫反応を安全に発現させられることを臨床的に実証した最初で唯一の企業である。Inovioの最適化されたプラスミド設計と送達技術は、HPVだけでなく、標的のがんや病原体に対する強力かつ完全に機能するT細胞と抗体の反応を絶え間なく活性化することが実証されている。Inovioの最先端臨床プログラムであるVGX-3100は、HPV関連子宮頸部前がんの治療薬として第3相試験に入っている。また、HPV関連のがんと多形膠芽腫(GBM)を対象とする免疫腫瘍プログラム開発が第2相試験中で、外部資金によるジカ、MERS、ラッサ熱、HIVのプラットフォーム開発プログラムもある。パートナーおよび協力者には、ApolloBio Corporation、アストラゼネカ、ビル&メリンダ・ゲイツ財団、Coalition for Epidemic Preparedness Innovations(CEPI)、米国防高等研究計画局、GeneOne Life Science、HIV Vaccines Trial Network、Medical CBRN Defense Consortium(MCDC)、国立がん研究所、国立衛生研究所、国立アレルギー・感染症研究所、Regeneron(リジェネロン)、Roche/Genentech(ロシュ/ジェネンテック)、ペンシルベニア大学、ウォルター・リード陸軍研究所、ウィスター研究所が含まれている。詳細については、www.inovio.com  を参照。

▽問い合わせ先
投資家向け
Ben Matone
+1 484-362-0076
ben.matone@inovio.com

メディア向け
Jeff Richardson
+1 267-440-4211
jrichardson@inovio.com

ソース:Inovio Pharmaceuticals, Inc.

ソース: Inovio Pharmaceuticals, Inc.
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