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5G:高まる期待の中で持続可能な成長を目指す

ZTE Corporation
2020-01-21 11:45 1933

【深セン(中国)2020年1月21日PR Newswire=共同通信JBN】モバイルインターネット向けの通信、エンタープライズおよび消費者テクノロジーソリューションの大手国際プロバイダーZTE Corporation(0763.HK / 000063.SZ)は20日、ZTEのワン・シユー最高技術責任者(CTO)が近づきつつある5G時代について「5G: Striving for Sustainable Growth amid Expectations(5G:高まる期待の中で持続可能な成長を目指す)」に焦点を当てた同氏の見解を紹介したと発表した。

ZTEのワン・シユーCTO
ZTEのワン・シユーCTO

同氏の見解の全文は以下の通り。

2019年、世界の50以上のオペレーターは5Gの商用利用を発表し、20万以上の5G Sub-6GHz基地局が展開された。しかし、5Gの商用化は、中国、韓国、米国、および欧州と中東の数カ国だけで大規模な建設が進行していることが示すように、依然としてインフラストラクチャー開発の初期段階にとどまっている。中国は2020年に50万以上の5G基地局を建設し、世界の5G展開を加速するとみられている。現在、5G展開は多数の問題に直面しており、これには基地局密度、さらなる低電力消費、収益性のあるビジネスモデルに対するより厳格な要件が含まれている。さらに、オペレーターはさまざまなバーティカル産業からの投資収益と、5Gイノベーションを通じて全ての産業を支援する協調的なエコシステムを求めている。

10年前、4Gは不確実性があるにもかかわらず、世界規模の繁栄を達成した。革新的な実践と組み合わせた技術開発が4Gの商用展開を促進し、モバイルインターネットが社会変革を速めた。

▽技術開発が大規模な5G商用化を推進

5Gのビット当たりの電力消費が4Gと比較して大幅に減少したものの、5Gネットワークがデータ処理速度を数十倍加速するとみられることから、電力効率は依然として主要課題のままになっている。チップセットによって、性能、統合、電力消費、製品のその他の主要パラメーターが決定される。これまで、システム装置およびモバイルデバイスの両方に利用された28 nmチップセットの製造プロセスが4Gの商用化を推進した。今日、7 nmチップセットが5Gの商用化を推進しなければならない。ZTEは独自開発の7 nmベースバンドチップおよびDIFチップによって、統合で40%の向上、エンドツーエンドRF出力で20%以上の増大、電力消費および製品重量の両面で30%軽減など、飛躍的な進歩を遂げた。2020年、これらのチップセットは5Gネットワークで広範に使用されることになる。今後数年間、技術、電力消費の継続的な発展が続き、製品重量は軽くなる。このため、業界をリードする7 nm/5 nmチップセットの開発は、主流ベンダーの5G製品のリーダーシップを確固たるものにする。

▽5Gのより大きなスペクトラムバンドによって生じるカバレッジ問題は、Massive MIMOなど新しい技術を使用することで軽減できる。このため、都市部における5G基地局の密度は4G基地局の密度と同じである

マルチベンダー統合は依然として5GC商用化の最大の課題である。現在、クラウドネーティブアーキテクチャー(CNA)およびサービス指向アーキテクチャー(SBA)はソフトウエア・ハードウエアの切り離しを既に達成し、商用化されている。ネットワークスライシングは、単一ベンダーによって構築されたRAN、輸送ネットワーク、コアネットワークで自動クロス展開を実現できる。オペレーターは現在、自動エンドツーエンド展開を促進するマネジメントドメイン規格を改善するためにマルチベンダー統合を研究している。5G VoNRおよびSMSサービス、決済サービス、inter-RATハンドオーバー、SIMカードないしは番号変更なしのユーザーデータ移行など、5GC商用化で登場する典型的なサービスは相互運用性テスト(IOT)をパスし、eMBBシナリオをサポートする能力を実証している。高精度な5Gポジショニング、ESTUN、NPN、TSN、5G LANなどのバーティカル産業向けのサービスは熟成しつつある。ZTEは、熟成した5GC製品、実地テスト、ネットワーク性能に基づいて5GC商用化を推進する有力企業である。

5G開発の初期段階で、5Gユーザー装置および5Gシステム向けの規格はまだ開発途上である。このため、エンドツーエンド5G能力を備えたベンダーは、統合コミッショニングを実装し、スペクトラムバンドをより十分に活用する業界リーダーになる。2019年2月、ZTEは中国初の商用5GスマートフォンAxon 10 Pro 5Gをリリースした。2019年末までに、5Gスマートフォンの世界顧客への出荷は500万台に達し、世界のスマートフォン総出荷の0.15%を占めた。ZTEは2020年第1四半期に、Axon 11などの次世代マルチモード・マルチフリークエンシー5Gスマートフォンを次々とリリースする予定である。2020年末までに、ZTEの5Gスマートフォンの最低価格は300米ドルになると予想され、バーティカル産業向けのSAモジュールの価格も急激に低下すると予測されている。5Gネットワークのカバレッジが拡大することで、世界のオペレーターは、2020年末までに5Gユーザー装置が世界で1億6000万台に達すると予測している。

▽5G商用化実践がデジタル変革を推進

ZTEはバーティカル産業パートナーと提携し、それぞれのアプリケーションの価値を最大化している。ZTEは、5Gおよびバーティカル産業と、Sany Heavy Industry、新華社通信、天津港、Suningとの一体化を模索し、産業のデジタル変革を共同促進している。

バーティカル産業における5Gの実践および調査は、業界が提起する不可欠の必要条件は現実と仮想のシナリオの組み合わせであることを示している。多数の5Gアプリケーションにおいて、ビデオサービスはデジタル変革にとって極めて重要であると認識されている。4Gはテキスト、データ、写真、小容量ビデオの送信をサポートできるが、5Gは制御信号の信頼できる送信、およびインタラクション、リアルタイム、デターミニスティック・レーテンシーの機能があるビデオサービスを実現する。社会におけるデジタル化を推進し、デジタル制御システムをアプリケーションに採用することによって、5Gはデジタル変革を加速できる。

2G時代には、オペレーターはネットワークインフラストラクチャーの建設に専念して独占的に利益を享受し、音声サービスが主流であった黄金時代に到達した。3Gおよび4G時代では、コンテンツとネットワーク間の弱い相関関係は、OTTサービスプロバイダーが既存ネットワークから得た恩恵を共有することを可能にした。このため、モバイルインターネットおよびクラウドコンピューティングで先端を行くプロバイダーは、業界の巨大企業になった。5G時代では、大きな帯域幅、高度なインタラクション、デターミニスティック・レーテンシーの必要条件によって、サービスは、コンテンツ、コンピューティング、ストレージサービスを可能にするネットワークにさらに依存することになる。4Gは成長著しいクラウドコンピューティングを促進させるものであるが、5Gはクラウドコンピューティング時代における分散型・リアルタイムかつシンクロナイズされたビデオサービスの推進力になる。通信オペレーターは、優れたネットワークリソースおよび能力の優位性に基づいてデジタルエコノミーから派生する恩恵を共有する。

ZTEはさまざまな産業の有力企業と提携し、5Gを通じてバーティカル産業の発展を促進するとともに、全てのパートナーが産業アプリケーション向けのCloud XR、AI、インテリジェントな相互接続、高精度ポジショニング、セキュリティー能力などのコア能力を実現することを支援する。

▽必須ソフトウエアのアプリケーションはマルチベンダーエコシステムの設立を推進

従来の消費者分野のデジタル変革とは異なり、バーティカル産業のデジタル変革はより熟成したエコシステムと、信頼性を99.9%から99.999%まで、あるいはそれ以上に大幅に引き上げることが必要である。オペレーティングシステム、データベースなどの必須ソフトウエアはハードウエアとアプリケーション両方の最善の利用に必須である。

ZTEのNewStartオペレーティングシステムは通信、高速鉄道、電力、自動車、産業オートメーションの重要分野に採用されてきた。2億以上のセットが世界の顧客に出荷されたNewStartオペレーティングシステムは、信頼できる社会発展を実現する基盤技術になっている。

5G時代における処理すべきデータ量の増大と商取引の増大を考慮すると、専用サーバーや集中型データベースを備えた従来のネットワークアーキテクチャーは、現時点でシステム性能、スケーラビリティーおよびフレキシビリティーに限界があり、長期間のサービス開発はサポートできない。分散型データベースのアプリケーションは、より良い性能とより高い信頼性を考慮すると、このエコシステムでの新技術の迅速な実装を実現し、エコシステムの縮小、人材育成の問題、専用サーバーの高コストのリスクを取り除く。ZTEの分散型データベースGoldenDBは、主要銀行がクレジットカードシステムで採用し、厳しいビジネス要件を満たしている。顧客がDouble 11(11月11日)、Double 12(12月12日)のショッピングフェスティバルで急上昇するトラフィックをスムーズに処理することを支援するこのデータベースは、多様な産業における革新的なデータベースアプリケーションの模範となる。

ZTEは、5G商用化と情報スーパーウエーを促進し、5Gを通じてバーティカル産業を支援することでデジタル変革を推進することにコミットしている。幅広く使用される熟成した同社のNewStartオペレーティングシステムとGoldenDBデータベースを推進することによって、同社はこのエコシステムの繁栄のために懸命に努力することにコミットしている。

▽問い合わせ先

Margret Ma at +86-755-26775189 / +86-13641437743
Email: ma.gaili@zte.com.cn

Photo - https://photos.prnasia.com/prnh/20200120/2696519-1?lang=0

ソース: ZTE Corporation
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