【ラスベガス2020年1月7日PR Newswire=共同通信JBN】AI駆動ドライバー監視システム(DMS)技術の業界リーダーであるSeeing Machinesは、ドライバーの眠気と注意力散漫の検出の安全性評価を2022年から実施するとのEuropean New Car Assessment Program(欧州自動車アセスメント(NCAP))の要件に特に対処するために開発されたFOVIO Driver Monitoring (FOVIO) Chipソリューションのバリアントをこのほど発売開始した。
Seeing Machines FOVIO Chipソリューションは、2018年に同社によって導入され、業界をリードするDMS技術を完全にスケーラブルなプラットフォームで提供し、最適化されたSoC(System on Chip)でDMS機能の全範囲を活用することができる。現在、3つのSeeing Machinesの自動車プログラムがこのプラットフォームを介して供給されている。
最先端のDMS要件をサポートする柔軟性を備え、基本的なEuro NCAPシステム向けに最適化されたFOVIO Chipソリューションの最新バリアントは現在、市場で最高のパフォーマンス、最小および最低コストのドライバー監視ソリューションを提供する。このソリューションは、Xilinx Automotive Zynq-7000 SoCsのFOVIO対応バージョン向けに高度に最適化された組み込みニューラル推論処理におけるSeeing Machinesの継続的イノベーションを通じてさらに可能になる。
自動車担当上級副社長のニック・ディフィオーレ氏は「ドライバー監視は、次世代のNCAP要件と安全な運転支援において重要な役割を果たしている。Seeing Machinesは、真の安全性をもたらす業界実証済みの自動車DMS技術を持っている。NCAPは常に低コストの必要性に関連付けられているが、業界の多くは、ドライバーの安全性向上という目標を達成するためにパフォーマンスと効率性を犠牲にすることはできないことも認識している」とコメントした。
「当社の経験豊富で有能な研究・エンジニアリングチームは、Xilinxとの継続的なシリコンパートナーシップを通じ、より低コストの業界基準デバイスで、より高度なAI機能を実現するため「妥協のない」低コストソリューションが可能であることを実証しつつある。われわれは、無理のない価格かつスケーラブルで、比較的短い時間枠で簡単に統合でき、Seeing Machinesのパフォーマンス公約を果たし続けるDMSソリューションによって顧客と自動車業界のパートナーをサポートすることに引き続き注力しており、これは素晴らしい成果である」
DMS技術は、欧州委員会(https://ec.europa.eu/transport/modes/road/news/2017-05-31-europe-on-the-move_en )、さらに直近では米運輸安全委員会(https://www.ntsb.gov/news/press-releases/Pages/NR20180524.aspx )による運転者の眠気と注意散漫を防止し、歩行者と乗客の安全性を向上させる取り組みの強化により、Euro NCAPの方向性を考慮してドライバーと半自動運転の安全性を向上させるためのほとんどの現代の乗用車の基準となる予定である。
▽Seeing Machinesについて
2000年に創設され、オーストラリアに本社を置くグローバル企業のSeeing Machines(LSE: SEE)は、機械が人々を見て、理解し、支援することを可能にするビジョンベース監視技術の業界リーダーである。Seeing MachinesのAIアルゴリズム、組み込み処理、光学系の技術ポートフォリオは、車両運転者の信頼できるリアルタイムの理解を提供する必要がある製品に動力を提供する。この技術は、ドライバーが見ている場所の重要な測定から、事故リスクに適用される認知状態の分類にまで及ぶ。信頼できる「ドライバー状態」測定は、ドライバー監視システム(DMS)技術の最終目標である。Seeing Machinesは、自動車、商用車、オフロード、航空の安全性を高めるためにDMS技術を開発している。同社はオーストラリア、米国、欧州、アジアにオフィスを構え、各業種の業界リーダーに技術ソリューションとサービスを提供している。www.seeingmachines.com
ソース:Seeing Machines Limited