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PingWest SYNC SEA 2019サミットは中国と東南アジアのハイテク企業の関係を強化

PingWest
2019-12-26 15:14 2213

【北京2019年12月26日PR Newswire=共同通信JBN】PingWest SYNC SEA 2019サミットは12月6日、シンガポールで閉幕した。「未来の構想(Shape the Future)」をテーマにしたサミットは、中国にバックグランドを持つ大手オンライン・テクノロジーニュースメディアと世界中の記者が主催する初のイベントで、世界最速で成長を続ける中国と東南アジア双方のハイテク産業をつなぐことが目的である。

PingWestの共同設立者兼最高経営責任者(CEO)で編集長でもあるトーマス・ルオ氏は、開会式で「われわれの目標は、障壁を打ち破り、東南アジアのテクノロジーエコシステムと起業家を海外への拡大を目指す中国のテクノロジー企業や投資家に紹介することだった」と述べた。

このテクノロジーサミットは、Ant Financial(アント・フィナンシャル)、Alibaba Cloud(アリババクラウド)、Google Cloud(グーグル・クラウド)、Twitter、ZEGO Technologyといった大手企業から、Sequoia Capital(セコイア・キャピタル)、Plug and Play Tech Center、Golden Gate Venturesなどベンチャーキャピタルビジネスの著名企業まで、300人以上の業界リーダーや投資家が顔をそろえた。ゲストは例外なく、東南アジアを力づけるデータインテリジェンス、域内で活況を呈しているフィンテック業界でのAIの活用、クラウドコンピューティング、生体認証、ブロックチェーン、あらゆる段階の投資といった話題について深く掘り下げた。

PingWest SYNC SEA 2019に参加し、報道した20の国内およびシンガポールのトップメディアの中には、Caixin(財新)とLianhe Zaobao(聯合早報)も含まれていた。

グローバルな業界のリーダーは、自らの見解を示し、業界を再定義するだろうイノベーションとトレンドの未来について議論した。Ant Financial内で生まれた大手金融グレード生体認証会社、Zolozのグローバルビジネス責任者、ウー・シリン氏は、将来のデータや生体認証アプリケーションのための同社の技術向上戦略を詳細に説明した。同社は、世界中の大手銀行や金融機関に金融グレードの電子顧客確認(e-KYC)テクノロジーを提供している。

ウー氏は講演で、デジタルIDはユーザー名やパスワードなどの単一の要素からスタートし、SMS、トークン、スマートカードなどの付加的セキュリティー要素によって強化されていると語った。今日、デジタルアイデンティティーは生体認証機能付きスマートフォンでのシンプルな認証に進化しており、高速モバイルインターネットの普及が加速化する中、東南アジア市場はこれをうまく活用できる。

同社の使命の1つは、銀行や金融機関がこれまで銀行を利用していなかった域内の17億の人々により多くのより良いサービスを提供して、彼らが新たな口座の開設やローンの申込み、スマートフォンを使ったオンライン投資ができるようにしつつ、サービスを効率化することで各組織が数億時間の節約をするのを支援することである。

Tongdun Technologyのアジア・シンガポール担当責任者、ローレンス・ルー氏は、サミットの企業向け人工知能分野での講演で、インターネット業界が勢いづく中で東南アジアは不正リスクの高まりに直面しているとして、企業がいかにして高度な人工知能を活用することでそれを低減できるかについて詳しく説明した。

各種データソースによると、東南アジアはアジア太平洋地域の中で詐欺被害が最も多く、被害総額は6億5000万米ドルと全体のほぼ40%を占めている。ルー氏の会社がはじき出したデータは、この地域の不正行為で最もよく使われている方法がボット攻撃で、調査対象の東南アジア6か国で64.2%を占めることを示している。

Tongdun Technologyは、高度なアルゴリズムをリスク管理システムに組み込んで疑わしいパターンと不正な取引を簡単に特定することにより、企業のリスク低減を支援している。ローレンス・ルー氏は、SYNC SEA 2019会議の午前の基調講演で「当社の技術は、法人顧客が詐欺を効果的に回避するより良いリスク管理を提供するのを支援できると確信している」と語った。

Lawrence Lu, managing director of Asia and Singapore at Tongdun Technology. Image: PINGWEST
Lawrence Lu, managing director of Asia and Singapore at Tongdun Technology. Image: PINGWEST

東南アジアのクラウドコンピューティング業界は、投資と提供されるサービスの両面で拡大してきた。PingWestの会議では、この地域の2大クラウドコンピューティング・サービスプロバイダーであるAlibaba CloudとGoogle Cloudが紹介された。

Alibaba Cloud Singaporeのゼネラルマネジャー、デレク・ワン博士は、クラウドは東南アジアのデジタル経済に力を与え、大企業と中小企業の両方に必要な後押しをしているが、それはAlibabaのようなクラウドプロバイダーが、顧客の成功を後押しするために多大な支援を行っているからだと語った。

ワン氏は「大企業から中小企業まで、何とかして東南アジア市場に参入したいという需要が高まっている。Alibabaは、必要なコンサルティングや技術インフラを提供していく」と述べ、同社はあらゆる規模とバックグランドの地元企業が、この地域で成長し、その成功を世界の他の地域にも広げていけるようにする自信があると付け加えた。Alibaba Cloudには現在、世界中に56のアベイラビリティゾーンがあり、そのうち7つのアベイラビリティゾーンはシンガポール、マレーシア、インドネシアの東南アジアにある。

Google Cloudのエンタープライズスペシャリストのアジア太平洋地域トップ、マーク・ジョンソン氏は、米国を拠点とするクラウドプロバイダーである同社は、受賞歴のある機械学習技術を使用して、顧客が大量のデータをより詳しく分析し、脅威をより迅速かつ正確に検出できるようにすることに注力していると述べた。

PingWest 2019 SEA会議は、東南アジアの企業や起業家とグローバルな投資家、ローカルな投資家との関係づくりも目的としている。Sequoia Capitalのプリンシパル、ピーター・ケンプス氏は、東南アジアは大きな可能性を秘めており、同社は事業の中心をシフトさせ、より多くの時間と資金を同市場に投入していると語った。

Quest Venturesのパートナー、ラス・ノイ氏は「東南アジアの技術は活況を呈し始めている。投資家は、この地域のテクノロジー企業が、現在、世界中で最も急速に成長しているいくつかの企業と同じ成長率を達成できることに気付いており、新たな資金が流入してきている」と語った。

12月6日夕には、シンガポール銀行がスポンサーとなりクルーズディナーが催された。このイベントには業界のリーダー、スタートアップ企業、ベンチャーキャピタル企業が参加、話題は東南アジアへの投資、AIからフィンテック、ライフスタイルにまで及んだ。業界のリーダーは、おいしい食べ物とワインを堪能し、インタラクティブ・ゲームに参加しつつ、国境を越えた協力を継続させるため、PingWestとの関係を強化した。

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ソース:PingWest

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