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Magic Leapが新たな一連のソフトウエアとサービスを備えた企業向け空間コンピューティングを発表

Magic Leap, Inc.
2019-12-12 15:29 1128

【プランテーション(米フロリダ州)2019年12月11日PR Newswire=共同通信JBN】

*NTTドコモ、ボストン・コンサルティング・グループ、BNPパリバ、デロイト、Hyperloop TT、JetBlue Vacations、マクラーレン、Skenderなどのグローバル企業は、空間コンピューティングの自社および顧客への提供にコミットしている

Magic Leapは11日、一連のサービス、企業環境向けに特別に設計された堅牢なアプリケーションセット、およびMagic Leap One Creator Editionのアップデート版であるMagic Leap 1の提供開始を発表した。

過去数年にわたり、Magic Leapは企業顧客やパートナーと協力し、企業向けの空間コンピューティングがもたらす膨大なチャンスを最大化するツールやサービスを開発してきた。

▽MAGIC LEAPのENTERPRISE SUITE

11日、Magicleap.comで入手可能になったMagic Leap Enterprise Suiteには、空間コンピューティングを従業員に効率的に公開し、従業員が自分の社員証でデバイスにログインし、デバイスやデータを管理し、企業アプリあるいは特注アプリを展開するのに企業が必要とする全てが含まれている。Magic Leap 1 Enterprise Suiteの価格は2995ドルで、内容は以下の通り。

*Magic Leap One Creator Editionのアップデート版であるMagic Leap 1

*専用オムニチャンネルサポートへの2年間のアクセス

*Magic Leapから企業レベルのサポートが受けられるDevice Managerへの2年間のアクセス。Device Managerを使用すれば、権限のある管理者はMagic Leap 1の操作の重要局面を監督し、デバイスの設定とセットアップ、利用状況総計値の確認、アプリやアップデートの遠隔配布、必要に応じたデバイスの遠隔ロックや消去を行うことができる。

*RapidReplaceプログラムへの2年間のアクセス。必要な場合、新しいデバイスをすぐに入手できる。

*Magic Leap 1が常に正常に機能することを保証する2年間の延長保証。

空間コンピューティングにはビジネスのあらゆる側面に影響を与える能力があるが、Magic Leapは、(1)コミュニケーション、コラボレーション、共存(2)3Dビジュアライゼーション(3)学習と支援(4)ロケーションベースのサービス-という第1世代の企業向けソリューションの4つのコア分野に焦点を当てている。

Magic Leapと、Across Realities、Arvizio、Eon Reality、Immersion Analytics、Immersiv、Minsar、Nomtek、Obsess、PTC、RoOomy、Spatial、Taqtile、Verses、VIMなど同社のパートナーは、これらコア分野のアプリを作成してきた。本日、Magic Leap Worldで多くが利用可能になっており、今後数カ月でその数はさらに増えていく。

Magic Leapのオマール・カーン最高製品責任者は「今日の発表は、あらゆる業界の企業向けの高度なテクノロジープラットフォームを備えた空間コンピューティングの新たな1章の到来を告げるものだ。当社の革新的なパートナーは、ビジネスと顧客体験を変革する画期的なソリューションを開発することで、この流れをリードしている。われわれは力を合わせ、全ての利害関係者により高い効率性、より深い関与、重要かつ新たなビジネスチャンスをもたらす空間ソリューションでビジネスのルールを書き換えている」と語った。

▽コミュニケーション、コラボレーション、共存

現代の職場は変わりつつあり、組織はよりフラットに、従業員はより多様になっているものの、共同作業や創造的グループ思考のニーズは増え続けている。これまで、対面による意思疎通を十分に代替できるものはなかった。Magic Leapは今後数カ月で、コミュニケーション、コラボレーション、共存プラットフォームのベータプログラム、Jump by Magic Leapの公開を開始。これにより物理的に存在するか、デジタルに共存する人々のいずれもがコラボレーションできるようになる。Jump by Magic Leapを使えば、企業はデジタルコンテンツやデジタル体験を物理的世界の多人数、多サイトの立体的共存と融合させ、かつては不可能だった新たな形のコラボレーションを実現できる。

フランスのグローバルな銀行グループ、BNPパリバは、欧州の不動産事業全体にMagic Leapテクノロジーを既に導入しており、2020年にはアジアと中東の店舗に拡大する予定である。MagicLeapパートナーであるSpatialのコミュニケーション、コラボレーションプラットフォームを使用し、 BNPはMagic Leap 1上で、同社のグローバルネットワーク全体の従業員を同じスペースに物理的、デジタル的に共存させ、数千マイル離れているにもかかわらず、まるで同じ部屋にいるかのように対話できるようにした。彼らは、建物や周辺の地図の3Dモデル内を歩き回り、その後、将来の開発に関するブレインストーミングセッションに参加することができる。

2019年初頭にこれらのソリューションを導入して以来、BNPパリバ・リアルエステートは費用のかかる従業員の出張を減らして二酸化炭素排出量を削減、従業員、そして近い将来には顧客が、やり取りや協力をし合う方法を変えることができるようになった。

▽3Dビジュアライゼーション

3Dビジュアライゼーションは、素早い反復と空間的識見に基づく意思決定を可能にする。現在はスプレッドシート、サーバー、画面の範囲内にとどめられている、ジェットエンジンから複雑なデータセットまで、あらゆるものの視覚モデルを作成でき、チームはそれらを、規模を拡大した物理環境で視覚化することができる。スプレッドシートであれ医療用MRIであれ、物理空間内で情報を3Dコンテンツとして視覚化する機能は、データから知見を収集し、実行可能な計画を作成する全く新しいチャンスの扉を開いてくれる。

Hyperloop Transportation Technologiesは、Magic Leap 1を使用して同社のテクノロジーと乗客システムを視覚化している。Magic Leapを使用すれば、ユーザーはフランスのトゥールーズにあるHyperloopTT初の本格的システムを世界中のどこからでも検索できる。

シカゴに本拠を置くSkenderは、モジュール式のホスピタリティ、ヘルスケア集合住宅を設計、製造、建設する予定である。Magic Leap 1と、Magic Leap Independent Creator Program賞を受賞したVIMのBIMソリューションを使用することで、Skenderは物理スペースを拡張し、人々が完成後の製品の様子を体験できるようにした。

Dow Jones Innovation Labは今年初め、放射状散布図上で時価総額10億ドル超の全ての米国株のライブのWSJ市場データを視覚化、アニメーション化するアプリを発表した。

▽学習と支援

学習と支援により、年配の労働者を次世代の労働者を養成できるリモートエキスパートに簡単に変えることができる。空間コンピューティング環境内での研修には、安全性の向上や、従業員を簡単かつコスト効率良くスキルアップさせるチャンスなど、数多くの利点がある。この分野は、第1世代のテクノロジーで明確なROIがあるため、最初に活発化した分野の1つである。Magic Leap 1を使用すれば、グローバルチームのスキルアップがよりインタラクティブで効果的、かつ手頃な費用で行える。

大手製造ソリューションプロバイダーであるJabilは、Magic Leapテクノロジーを活用して生産ラインのオペレーターを養成、複雑な組立作業を簡素化している。物理環境と一体化したデジタル教育により、オペレーターは自分の役割に必要なものをよりよく理解し、より迅速かつ正確に作業を完了することができる。

▽ロケーションベースの体験

ロケーションベースの体験は、デジタル世界をライブイベントや物理的空間にもたらしてくれる。Magic Leapのプラットフォームにより、コンテンツやIPの所有者は、公開された物理的空間でデジタルエンターテインメントに命を吹き込むことができる。例として、スポーツ会場、博物館、展示会、大学のキャンパスでのポップアップ体験や恒久的な導入が挙げられる。空間コンピューティングは、ユニークなエンターテインメント体験、デジタル製品のサンプリング、無限の商品カタログでの製品購入を提供できる。

JetBlue Vacationsは2020年、Magic Leap 1を使用して、顧客が同社の最高級国際ホテルの1つを訪れて検討できる没入型の体験を試験的に実施する予定である。

Magic Leapのロニー・アボビッツ創業者兼最高経営責任者(CEO)は「空間コンピューティングには、われわれの生活にプラスの影響を与える無限の可能性があると信じている。われわれはそうした旅の起点に立っており、仕事のやり方を変え始め、自らの創造性と生産性、そして潜在力を最大限に発揮する能力を制約してきた画面を超えて考え始めている。当社と共にこの旅を始めた素晴らしい企業、そうした業界の全てのリーダーが、われわれに刺激を与え、駆り立て、次の時代のコンピューティング、つまり空間トランスフォーメーションのイノベーションをリードし続けさせてくれている」と説明した。

Magic Leapは、ソリューションを企業に拡大するとともに、グローバルフットプリントも拡大している。Magic Leapのパートナーである日本の大手通信事業者、NTTドコモ(「ドコモ」)(NTT Docomo Inc. ("DOCOMO") )は、2020年春から日本でMagic Leap 1の独占販売を開始する。

Magic Leapは、デロイトやボストン・コンサルティング・グループなどの組織とも協力し、彼らの企業クライアントが組織内でMagic Leapの空間コンピューティング・プラットフォームを設計、実装できるよう支援している。

Magic Leapは、このような強固かつ成長し続けるパートナーや顧客のグループと協力し、空間コンピューティングの潜在力を解き放ち、現代の企業を変革する新たなソリューションを探求し続けていく。

▽Magic Leap, Inc.について

Magic Leapは、次のコンピューティングプラットフォームを構築している空間コンピューティング企業である。当社のビジョンは、世界に無限の現実を作り出すことである。空間コンピューティングのテクノロジー、製品、プラットフォーム、およびサービスを使用することで、当社は物理的世界とデジタル世界の一体化を進めている。Magic Leapの空間コンピューティング・ウェアラブルであるMagic Leap 1は、今日の市場で最も先進的なXRデバイスである。Magic Leapはフロリダ州プランテーションに本社を構え、世界中にオフィスを置いている。

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報道機関へ:

Magic Leapの企業パートナーと顧客の情報および引用については、以下の添付ファイルを参照。https://mma.prnewswire.com/media/1042867/Magic_Leap_Partner_Customer_Quotes.pdf

ソース: Magic Leap, Inc.
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