【ソウル(韓国)2019年10月30日PR Newswire=共同通信JBN】今年3月に設立された「サービスとしての自動輸送」スタートアップのCODE42は30日、韓国の大手複合企業のKia Motors(起亜自動車)、SK、LG、CJからの投資によるプリA資金調達で2500万米ドル(300億ウォン)を集めたと発表した。CODE42は3月、現代自動車(Hyundai Motor Company)から170万米ドル(20億ウォン)のシード期投資を得ていた。
Kia Motorsはリード投資家として同取引に1250万米ドルを投入した。韓国のスタートアップ市場のプリAラウンド資金調達で、2500万米ドルの投資は最大級の規模になる。これまでは通常1000万米ドル以下だった。
新たに調達した資金は、CODE42のコアUMOS(Urban Mobility Operating System、都市交通運営システム)プラットフォームの開発完了、ならびにグローバルな「サービスとしての自動輸送」エコシステムであるUMOS Connectの構築に活用される。「サービスとしての自動輸送」のイネーブラーとしての貢献を約束するUMOSプラットフォームは、自動車送迎サービスからロボタクシー、スマート物流、電子商取引に至るあらゆる段階のモビリティーおよび物流サービスにまたがる自動運転車、ドローン、配送ロボットなど未来のさまざまなモビリティーを統合することが狙いだ。
CODE42のチャンヒョン・ソン最高経営責任者(CEO)は「この投資は、業界最高のわれわれの技術に対する投資家の信頼の証しであり、われわれはパートナーのインフラストラクチャーやサービス能力を生かし、次世代のモビリティーおよび物流サービスのプラットフォームを構築することができる。自動運転やマッピング技術、配送、フリート管理、次世代車内インフォテイメント、関連接続の分野で投資企業と密接に協力していく」と語った。
CODE42は、韓国のソウルに本社を置く「サービスとしての自動輸送」スタートアップであり、元Naver最高技術責任者(CTO)のチャンヒョン・ソン氏が2019年3月に設立した。ソン氏はNaverのCTOやNaver LabのCEOとして、HPやマイクロソフト、Apple(を含む多国籍IT企業と革新的なソフトウエア・エンジニアリングを構築した実績があり、AIスピーカーのClovaや車内インフォテイメントサービスのAWAY、Papago、自動運転技術、HDマッピング、ロボティクス・ソリューションなどさまざまな革新的プロジェクトを立ち上げ、CES 2019で披露している。
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