【蔚州(韓国)2019年9月10日PR Newswire=共同通信JBN】今年のUlju Mountain Film Festival(蔚州山岳映画祭、UMFF)は6日、南東部の蔚州郡で5日間の日程で開幕し、20カ国からの映画31本が上映される。
第4回の山岳をテーマにした映画祭は「The Road Together」をスローガンに掲げ、9月6日から10日まで東部の沿岸都市、蔚山に近い同郡で開催されている。
主催者によれば、映画祭はマイケル・スリマ氏による英国のドキュメンタリー映画「Piano to Zanskar」で始まった。この作品は、リタイアしたピアノ調律師が100年物のピアノを辺ぴなヒマラヤの学校に届けようとする試みを描く。
映画祭は、リュボミル・ステファノフ氏とタマラ・コテフスカ氏の共同監督による、サンダンス映画祭で賞を取ったドキュメンタリー「Honeyland」で閉幕する。この映画は、自然と人間との均衡を求める欧州の蜂蜜ハンターの女性と、その「外部の」世界に端を発する試練との闘いを追っている。
国際コンペティション部門では、71カ国から出品された映画434本の中から31本が最終コンペティションに進出した。
最終コンペティションに残った作品の中には、アスガイル・ヘルゲスタッド氏によるノルウェーのドキュメンタリー「Queen without Land」と、韓国のキム・ムヨン監督の「Night Light」がある。
中国の映画製作者シン・ジエン氏による「Winter After Winter」を含む映画11本がNETPAC賞の候補に選出された。この賞は、Network for the Promotion of Asian Cinema(アジア・シネマ促進ネットワーク、NETPAC)を代表し、アジアのベスト映画に贈られる。
同映画祭は山岳や自然に対する山岳国の観点を紹介するため、特別上映プログラム「UMFF Focus」も開催している。今年はオーストリアとアルプスに焦点が当てられており、ラインホルト・ビルゲリー氏が監督した「Erik & Erika」を含む18本の映画とドキュメンタリーが予定される。
同映画祭のディレクター、ぺ・チャンホ氏は「今年、UMFFは第4回を迎えており、われわれは当地の地元市民から一層の支援を必要としている。国際的な舞台でUMFFのプレゼンスが感じられるようにさらに努力する」と述べた。
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