【ランチョ・サンタ・マルガリータ(米カリフォルニア州)2019年8月22日PR Newswire=共同通信JBN】
*この決定でアンチエイジング市場が活性化
*新たな研究で、エルゴチオネインの消費が軽度認知障害の軽減に関連していることが判明
南カリフォルニアに本拠を置く原材料サプライヤー兼メーカーであるBlue Californiaは、FDAが「意図された使用条件」の下でErgoActive(R)(エルゴチオネイン)または(エルゴ)にGenerally Recognized as Safe(一般に安全と認められる)(GRAS)認定書を出したと発表した。この決定で製品メーカーは、化粧品、美容、食品、飲料、栄養補助食品などさまざまな市場性のある消費者製品に強力な抗酸化化合物を組み込むことができるようになる。
Blue Californiaは、自然発酵によって作られた市場で唯一のエルゴチオネイン製品である、この独自の原材料を提供している。ケイティ・フェレン販売・マーケティング担当副社長は「代替品は化学合成されたものばかりなので、Blue Californiaのユニークな発酵プロセスは業界推奨のソリューションだ」と語った。
エルゴの優れた抗酸化作用と抗炎症作用は、酸化ストレスの予防と対処に役立つ。天然に存在するアミノ酸は通常、キノコなど含有率の高い食物ソースから体内に供給される。最近の研究で、体内のエルゴレベル、キノコの消費量、加齢に伴う認知障害発症の減少との間に相関関係があることが判明した。
ハディ・オムラニ技術・規制関連業務部長は「GRASステータスを得たことで、ErgoActive(R)は商業的に市販可能で重要なソースになった」と語った。
関連する3つの出版物のうち、2019年3月12日付のJournal of Alzheimer's Diseaseの最新記事は「キノコの消費と軽度認知障害との関連性:地域ベースの横断的研究」と題されていた。
この研究はシンガポールで、医学部、大学のバイオサイエンス部門、病院のライフサイエンス専門家のコンソーシアムにより実施された。より多くのキノコを摂取した同じ対象年齢グループよりもキノコの摂取が少なかった60歳以上の成人は、軽度認知障害の割合が高いことが判明した。このデータは、特にキノコとエルゴの生理活性化合物が神経変性の発症を遅らせる可能性があるという新たな仮説を支持した。
2016年初めの研究で著者らは、グループ間の血漿エルゴレベルの大きな差異を観察、「エルゴの欠乏は危険因子で、個人を神経変性疾患にかかりやすくする可能性がある」ことを示唆した。この研究の参加者の平均年齢は75歳だった。Biochemical and Biophysical Research Communicationsに掲載されたこの研究は、「高齢者のエルゴチオネイン濃度は、加齢と認知機能低下の発生に伴い減少する:神経変性の危険因子か?」と題されていた。
エルゴが軽度認知障害の軽減に役割を果たす可能性があるという仮説は、昨年末に米国人生化学者であるブルース・エイムズ博士が、エルゴ摂取量の減少がタンパク質、脂質、DNAの酸化的損傷につながる可能性があることを示すデータを検討した際、さらなる支持を得た。これは、米科学アカデミー紀要(PNAS)に掲載されている。
エイムズ博士は、その説得力ある論文「健康的老化の延長:長寿ビタミンとタンパク質」で、エルゴとその他少数の食物化合物を「推定長寿ビタミン」と表現している。博士の前提の核心は、加工食品の過剰摂取やエルゴの豊富な食品を欠いた食事によって引き起こされる可能性のある、エルゴやその他のビタミンの生涯摂取量の減少が、多くの加齢性疾患の一因になっているかもしれないということである。一方、十分なエルゴの摂取は、とりわけ健康的な食習慣と組み合わされた場合、より健康的な老化に寄与する可能性があるという。
▽Blue Californiaについて
Blue Californiaは20年以上にわたり、食品、飲料、化粧品、フレグランス・フレーバー産業、栄養補助食品に使用される高純度の天然化合物と植物抽出物のイノベーションと製造を通じて、グローバル市場向けの優れた原材料を生産している。www.bluecal-ingredients.com を参照。
Blue Californiaは、ラスベガスで開催される2019 SupplySide West展でブース3051に出展する。