【東京2019年7月26日PR Newswire】世界の大手クラウドプロバイダーであるTencent Cloudは26日、日本市場への正式参入を発表した。日本企業にワンストップのクラウドサービスを提供する。
Tencent Cloudのジャック・ダー副社長は「国際化はTencent Cloudの重要な戦略だ」と述べた。Tencent Cloudは海外事業で2019年に4-5倍の収益拡大を目指しており、日本市場は成長を支える柱だ。
ジャック・ダー氏は、日本は確立された市場であり、ゲーム業界は世界をリードしていると指摘した。一方、世界最大のゲーム会社であるテンセントは、過去何年にもわたる豊富な技術および運用の経験を蓄積し、それらはTencent Cloudを通じてその輸出がされてきた。同社は日本国内の顧客に、より良いサービスを提供するよう努めている。
発表同日、Tencent Cloudは東京でGame Industry Seminarを開催し、同社が提供する機能とソリューションを詳しく説明した。ゲーム開発からリリース、詳細なゲーム運営、収益化に至るまで、Tencent Cloudの製品および包括的なエコシステムサービスは、ゲームのライフサイクル全体を網羅している。
Tencent Cloudは、ネットワークの高速化、ゲーム内マルチメディア、セキュリティーサポートなどの製品を提供している。Tencent CloudのGlobal Application Acceleration Platform(GAAP)の使用により、ユーザーは近くのクラウドサーバーに接続し、高速の内部チャネルを介してゲームメーカーのサーバーにアクセスできるため、ユーザーのアクセス遅延問題を解決した。
Tencent Cloudのマルチメディア・ゲームエンジンであるGMEは、リアルタイム・ボイスチャット、ボイスメッセージ、音声テキスト変換、リアルタイム3Dオーディオなどの諸機能を搭載している。カジュアルなソーシャルゲームやMOBA用のオーディオソリューションを提供している。さらに、Tencent Cloudはライブブロードキャスト・プラットフォームでライブビデオ放送(LVB)機能を提供する。LVBは、ライブブロードキャスト・プラットフォームのアップストリームの加速、高品質コード変換、高速配信サービスを利用して、高解像度、フルーエンシー、低レイテンシーのゲームライブブロードキャスト体験を迅速に得られる。
Tencent Dayu Security Defenseは、すべてのネットワーク攻撃トラフィックを完全にフィルターし、通常のトラフィックのみサーバーに送信する。DDoS攻撃によりのビジネスの不安定性やサービスの中断を回避し、優れたユーザー体験を実現している。
Tencent Cloudは、上記の製品機能に加え、専門性の高いオンサイトサービスも提供している。ゲームの発表前に、お客様と協力してビジネスアーキテクチャーの合理性とリスクを評価し、その安定性と実用性を確認している。発表後にも、Tencent Cloudはオンサイトでお客様と共に安定したゲーム運営を確保する。
Tencent Cloudは海外で、「PUBG Mobile」、「熱血江湖」、「天国2:再生」、「タワーオブアイオン」、「野蛮人大作戦」などの爆発的なゲームの検証を経て、多くの市場でヒット作になった。
Tencent Cloud Northeast Asiaのゼネラルマネジャーであるジャオ・ジエンナン氏は「われわれは日本市場を非常に期待している。Tencent Cloudは、優れたソリューション、さまざまな製品と機能を日本にもたらしてきた。われわれは、お客様と一緒によい結果を達成することを楽しみにしている」と述べた。同氏はまた、日本が人工知能製造など多くの分野で主導的な国だと言及し、Tencent Cloudはその経験から学び、日本企業と提携することでユーザーにより良いサービスを提供したいと語った。
Tencent Cloudは、PitayaやE-businessなどの多くの日本企業と提携する予定だ。将来的には、日本でビデオ、eコマース、モバイルトラベルに関する、より優れたソリューションを販売開始する見通しだ。
これまでのところ、Tencent Cloudのインフラストラクチャーは世界の25の地域をカバーし、53の利用可能区域でサービスを運営し、EBレベルのストレージに達し、1300以上の加速ノードを世界で提供している。2019年5月時点でTencentは世界中に100万以上のサーバーを持ち、ピーク帯域幅は100 TBになる。200以上のIaaS、PaaS、SaaS製品と90以上の業界ソリューションによって、同ブランドは市場シェアを伸ばしている。ガートナーによると、2018年のTencent CloudのIaaSとインフラ・ユーティリティーサービス(IUS)市場シェアは、世界第6位、アジア太平洋市場で第4位であり、世界で最も急速に成長していることを示している。
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