【成都(中国)2019年7月11日PRNewswire=共同通信JBN】成都ハイテク産業開発区(Chengdu Hi-tech Zone)とギリアド・サイエンシズ(Gilead Sciences)は7月10日、Gilead Sciences Western China Operation Center(ギリアド・サイエンシズ西部中国事業センター)に関する戦略的協力協定に調印した。成都ハイテク区での同社西部中国事業センターの公式登記を示す。
ギリアド・サイエンシズは1987年に創業、米カリフォルニア州に本社があり、世界の10大製薬企業の1社。エイズと肝臓疾患の医薬品生産の先駆者であり、2018年の営業収入は221億ドル、フォーチュン・グローバル500(Fortune Global 500)のリストで455位である。
ギリアド・サイエンシズのルオ・ヨンチン・グローバルバイスプレジデント兼Gilead Sciences (China) ゼネラルマネージャーによると、同センターの設置は四川と成都ハイテク区を中国での重要戦略基地の一つとすることである。センターは将来、主として中国西部のギリアド・サイエンシズの事業の運営と管理に従事し、成都と四川、さらに中国の中部、西部のバイオエンジニアリング・製薬産業の発展を実質的に促進する大きな意味を持つだろう。
「一帯一路」と長江経済ベルトが結び付く重要な中継都市として、成都はすでに112の国際(地域)航空路線を開設している。成都は2空港を持つ中国中部、西部の唯一の都市である。成都双流国際空港は年間旅客取扱数が5000万に達する。成都は近年、絶え間なく最適化される国際事業環境のおかげで人気のある外国投資先となっている。これまでにフォーチュン・グローバル500社のうち、主として欧州、米国、日本、韓国など22地域の288社が成都に事務所を開設した。
成都のバイオエンジニアリング・製薬産業の主要立地として、成都ハイテク区は近年、国際的競争力のある近代的バイオ関連産業システムの構築に取り組んできた。2016年に完成したChengdu Tianfu International Bio-town(成都天府国際バイオタウン)はこれまでに1000億人民元以上の総合的投資契約による127件のプロジェクトを誘致した。さらに、ノーベル賞受賞の5チームを招請した。成都ハイテク区は中華人民共和国科学技術省のNational Center for Biotechnology Information(国家生物工学情報センター)が2018年に選んだ171のバイオメディカル産業団地の総合競争力番付で6位に飛躍した。