さまざまな業界にブロックチェーン技術の商業的ソリューションを提供
【台北(台湾)2019年5月30日PR Newswire=共同通信JBN】
OwlTingは6年以上の実体験の頂点に立ってOwlTing Blockchain Services(OBS)の開始を正式に発表した。このサービスはOwlChain、OwlNest、OwlCheckを統合し、独占的なブロックチェーンのアプリケーションによって多様な業界をターゲットにする。OwlTingは2010年の創立以来、世界で最も価値のあるブロックチェーンのスタートアップ(新興企業)の1つとなった。すなわち、同社の多くの技術的成果は「世界初」となり、世界のブロックチェーンのスタートアップの中で指導的地位を強固にした。OwlTingは昨年、8桁の米ドル投資という形で日本のSBI ホールディングスの信頼も獲得した。
OwlTingは2017年に世界初のブロックチェーンに基づくホテル運営サービスOwlNestを発表し、2018年末にはOwlNestがOwlTingの収益の大半を占めた。SaaS(サービス型ソフトウエア)の決済モデルは、毎月20-30%に保たれる迅速かつ安定した利益の伸びを可能にした。すなわち、総合的な旅行パッケージを提供するOwlTingの現地体験プラットフォームと相まって、同社は市場シェアを拡大することができた。2019年4月現在で、同サービスは約1000のB&B(朝食付きホテル)と提携しており、2018年末から60%増となった。同社のオンラインの旅行プラットフォームであるOwlNestは、2019年末には発注額で10億台湾元を上回ると推定されている。
OwlTingは2017年、食材をその起源まで追跡する世界初のブロックチェーンに基づく食品安全システムOwlChainをリリースした。OwlChainは3年間にわたる開発試験と運用を経て、プラットフォームにアップグレードされた。OwlChainと従来のトレーサビリティーシステムとの主な違いは、歴史的記録にリンクされたオープン・ブロックチェーンの利用である。すなわち、生産業者によって開発された各システムはノード(結節点)となり、サプライチェーン全体における完全な起源の追跡のため、さまざまな独自仕様のフォーマットの歴史的記録を統一の追跡プラットフォームにリンクすることができる。農業や食品業界での利用に加え、OwlTingはさまざまな業界の会社やブランドとの提携関係を構築しており、医療や物流、自動車などの業界にこのサービスをうまく適用している。
さらに、ブロックチェーンの偽造防止システムであるOwlCheckは今年、偽造品の高いリスクのある高価な製品および品目の情報や記録を提供することを目的として、米国で開始された。消費者は、効果的に偽造者に対抗し、消費者の信頼を構築し、製品情報の矛盾に対するソリューションを提供し、最終的に偽造品の問題を根絶するために産業チェーンのノードにリンクされたブロックチェーンの信頼メカニズムを使って各製品の起源を追跡することができる。
SBIホールディングスの北尾吉孝最高経営責任者(CEO)は「SBIのOwlTingへの投資は、当社のグローバルなブロックチェーンのエコシステムにおけるパズルの重要なピースである。当社は、革命的なブロックチェーン技術の利用が観光業界やサプライチェーンを含め、さまざまな業界でさらに拡大すると信じている。SBI独自のブロックチェーンの金融サービスは今後、包括的なブロックチェーンのエコシステムを形成し、過去20年にわたってインターネットに大きく依存してきた従来の金融機関のビジネスモデルを一変させる新しい決済サービスとして使用されるだろう」と語る。OwlTingのダレン・ワン創立者兼CEOは「ブロックチェーンは未来のインターネットの基本構造であり、OwlTingは次の10年間に世界を変えるため、懸命に取り組んでいる。当社は、ブロックチェーン技術の無限の可能性を探るため、あらゆる業界向けにカスタマイズされたブロックチェーンのアプリケーションとサービスを構築したいと考えている」と語る。
OBSの正式開始は、ブロックチェーンの無限の可能性と、さまざまな業界での実用化を実証している。現在、OwlTingは、金融、航空、知的財産、在庫管理などの業界との協力のための将来計画に加え、Sofiva Genomics、RD&D Cold Logistics、Strike Industries、Carpost、HeGuFang、Sinhong Soy Sauce、Choice Pigとの提携関係、そして、農業委員会(Council of Agriculture)とのプロジェクトを構築している。
ソース:OwlTing