【成都(中国)2019年5月23日PR Newswire=共同通信JBN】成都ハイテク産業開発区(成都ハイテク区、Chengdu Hi-tech Zone)にSiemens Industrial Software Global R&D Center(シーメンス・インダストリアル・マニュファクチャリング・ソフトウエア・グローバル研究開発センター)が完成した1年後、Siemens Smart Manufacturing Innovation Center Chengdu(シーメンス・スマートマニュファクチャリング・イノベーションセンター成都)が今年5月21日、同じ場所で正式に発足した。
成都ハイテク区は2017年8月、シーメンスと総額約10億人民元規模のSiemens Industrial Software Global R&D CenterおよびSiemens Smart Manufacturing Innovation Center Chengduを建設する契約を結んだ。2つの主要なセンターは着工から2年足らずで、成都ハイテク区に完成、発足した。同センターは、Siemens Global Industrial 4.0ベンチマークプラントであるSiemens Industry Automation Products Manufacturing and Development base, Chengdu(SEWC)に隣接している。これは、デジタル変革のフラグシップストアを構築するために数多くのシーメンスの専門家リソース、ソフトウエア・ハードウエアR&Dプラットフォーム、産業ナレッジ、ビジネス慣行を導入し、アップグレードし、中国製造業のイノベーションを切り開いている。
Siemens Smart Manufacturing Innovation CenterはSmart Manufacturing Center of Excellence、Smart Manufacturing Professional Lab、Industry Solution Research Center、Talent Training Platformの4つの機能モジュールで構成されている。その中のSmart Manufacturing Center of Excellenceは、企業製品設計、生産計画、生産エンジニアリング、生産遂行・サービスをカバーしている。Smart Manufacturing Professional Labは、イノベーションセンターが外部の世界にサービスを提供する窓口である。同ラボのリソースは、コミュニケーションと展示を提供する一方、大学や企業と共同で合同研究・プラクティスを実施するために利用される可能性もある。Industry Solution Research Centerは、特定業界向けにデジタルソリューションを提供することになっている。
Innovation Centerはまた、スマートおよびデジタルのカリキュラムシステムと認証システムを開発し、スマート製造に関する学際的な人材を養成し、デジタル工場における生産技術識別、主要テクノロジー理解の両方を行う。
Siemens Digital Industry Softwareのトニー・ヘミルガルン社長兼最高経営責任者(CEO)は「現在、世界の製造業は産業変革の新たなラウンドに直面している。情報技術と製造業の収束の加速を特徴とするスマート製造は、開発トレンドの1つになっている。成都には、中国の経済戦略開発を支援する上で非常に大きな利点がある。業界トレンドを把握し、企業の変革と離陸を促進し、より多くの周辺地域にくまなく広げ、さらには中国の変革トレンドをリードすることは、シーメンスと成都市政府の共通ビジョンである」と語った。