【杭州(中国)2019年5月22日PR Newswire=共同通信JBN】建徳航空小鎮(Aviation Town)は、同小鎮管理委員会当局者によると、2019年第1四半期に7件の民間航空契約に調印し、約25億元の投資を集めた。
当局者によると、航空小鎮は現在、さらに投資総額458億5000万元に上る17件のプロジェクトを協議している。
古いヘンシャン合金鉄工場から残った産業遺構の上に構築された杭州のかつての産業都市は、民間航空が変革を促進する新しい成長エンジンへと姿を変えた。
2020年までに航空機製造業の生産額を1000億元に引き上げる中国東部の浙江省の計画に主導された杭州は、フルチェーンの民間航空の資源を集めるため、建徳航空小鎮を「民間航空のモデル」にした。
2016年の設立以来、同航空小鎮は社会資本の26億300万元を含む33億9900万元の固定資産投資を実現した。
航空小鎮は現在、773の企業の敷地を提供しており、主要事業収入は71億3300万元に上る。
1兆元規模の成長産業として、民間航空産業は関連部門の開発を推進するとともに、経済開発の形態を変革し、産業と消費の向上を促進することができると専門家は言う。
変革に関しては、中国初の自国開発の幹線用ジェット旅客機C919が2017年に初飛行に成功した際、杭州に拠点を置くXIZI UHCの名前が知れ渡った。C919のサプライヤーリストにある唯一の民間企業として、このかつてのボイラーおよびエレベーター製造会社は現在、エアバス、ボーイング、Bombardier、AVIC、COMACと契約を保持している。
浙江省経済・情報委員会の当局者は、航空と結び付くために製造業をアップグレードすることは伝統的部門の現代的変革に合致していると語り、杭州は戦略的な新興産業のために全ての資源を有効に活用していると指摘した。
航空機製造のための開発地域である同市の銭塘新区には、浙江大学付属宇宙航空学校が高度の航空技術を開発するために入ってきた。クー・インリン教授が率いる主要チームは、これまでに17組の航空機自動組み立てシステムおよび2つの組み立て脈動生産ラインを開発し、同国の重要な軍用機モデルへの強力な技術支援を提供してきた。
杭州は、学習、R&D(研究・開発)、製造、観光、その他の航空サービスを統合する「航空都市」の未来に向けたフルチェーンの計画を策定中である。